中部新春特集2023
2023年の正月は、3年ぶりに政府の行動制限がない中で迎えた。コロナ規制緩和で中部地区の観光地や商業施設も全国同様、コロナ禍前のようなにぎわいを見せた。名古屋市の熱田神宮では事前に分散しての参拝を呼び掛けていたが、地元メディアは三が日の人出を前年比で約35万人多い165万人と報道。同市内の各百貨店での初売りも、開店前から大勢の客が列を作るなど久しぶりに盛況だったようだ。(中部支社編集部)
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◆中部新春特集:製配販、上辺の三方よし脱却を 無機質な商売でいいのか
総合 2023.01.24●過当競争命取りに 2023年の正月は、3年ぶりに政府の行動制限がない中で迎えた。コロナ規制緩和で中部地区の観光地や商業施設も全国同様、コロナ禍前のようなにぎわいを見せた。名古屋市の熱田神宮では事前に分散しての参拝を呼び掛けていたが、地元メディアは…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=東海農政局・小林勝利局長 ESGの底上げ図…
総合 2023.01.24昨年は、ウクライナ紛争や円安の影響等を背景としたエネルギー・食料品などの価格上昇、長引く新型コロナウイルス感染症の影響など、食品産業の皆さまにとって大変厳しい一年となった。こうした中でも、創意工夫を凝らしながら事業を継続し、食料の安定供給にご尽力いた…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=アルビス・池田和男社長 中京での事業を拡大
小売 2023.01.242022年は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動規制が緩和され、経済活動が正常化に向かう一方で、資源価格や原材料価格の高留まり、そして円安など、かつてないような急激な変化が起こり、商品の値上がりや電気料金の高騰は、当社の事業にもお客さまの家計にも大き…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=遠鉄ストア・宮田洋社長 創立50年新たに挑…
小売 2023.01.24昨年は、ウクライナ情勢の長期化による影響で、エネルギー価格の高騰が続き、特に電気代は前年の50%近く単価が高騰した。また、光熱費コストの上昇に加え、食料品や生活用品の相次ぐ値上げと、ドラックストアを中心とした競合店の新規出店などで、当社の経営環境はこ…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=静鉄ストア・森下登志美社長 百年構想で変化…
小売 2023.01.24一昨年来の新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、昨年はウクライナ戦争が勃発し、日本の発電の多くを担うLNG(液化天然ガス)や石炭の価格が上昇、電気代が例を見ない高騰を見せている。また円安が進み各種原料が値上がり、食品販売業のみでなくあらゆる産…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=ぎゅーとら・清水秀隆社長 全体最適で業務改…
小売 2023.01.24電気代高騰、値上げラッシュなど未曽有の外的要因がひしめく中、あらゆる課題に対し、慎重に精査しつつも、決して後ろ向きの商いにはしない。 例えば、安売りは不得意でも、別の領域で一番をとる。それは、鮮度や出来たても含めて、おいしいことや、お店が楽しいこと…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=カネ美食品・園部明義社長 積極的にチャレン…
惣菜・中食 2023.01.24当社はスーパーや百貨店、駅ビルなどに惣菜店舗を展開し、またコンビニエンスストアやスーパー、生協の宅配向けに12ヵ所の工場から弁当などを製造、納品する中食企業として事業を行っている。 現在国内では、ウィズコロナへとライフスタイルが変化するとともに、あ…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=甲羅・鈴木雅貴社長 ブランド戦略へ移行
外食 2023.01.242022年はコロナ禍での対応が各国により大きく分かれた年であった。欧米ではすでに経済活動はコロナ前の状態に戻ってきている国も多くなったと聞く。 一方、国内はコロナ対策にいまだ慎重な姿勢だが人流は徐々に戻りつつあり、当社店舗での客足も2019年の水準…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=スギホールディングス・杉浦克典社長 顧客と…
小売 2023.01.24コロナ禍のみならず、エネルギーや原材料の高騰、急速な円安による物価上昇など、厳しい事業環境下、健康を多角的に支援する企業として新規開局を進め、調剤室や調剤待合室の拡張改装に取り組んだ。電子お薬手帳をOEM化し、個々の患者さまと密に接点を持つことができ…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=イオンリテール・石河康明東海カンパニー支社…
小売 2023.01.24◇イオンリテール執行役員東海カンパニー支社長 石河康明氏 ●ネットの施策を強化 昨年は、新型コロナウイルス感染症のまん延から3年が経過し、行動規制や水際対策の緩和など少しずつ回復の兆しが見えてきた一年だった。 そうした中、当社では変化するお客さ…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=マックスバリュ東海・作道政昭社長 地域貢献…
小売 2023.01.24世界的なエネルギー価格上昇に伴う原料原価・電気料金の急激な高騰が人々の暮らしに大きな影響をもたらし、依然として先行き不透明な状況が続く中、地域の暮らしを支えるべく、お客さまと従業員の安全・安心を最優先とした店舗運営に努めた。 また、変化し続けるお客…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=ヤマナカ・中野義久社長 顧客の真の信頼得る
小売 2023.01.242022年2月7日に創業100周年を迎えさせていただいた。一年を通して100周年の感謝を込めてさまざまな企画、イベントを進め、お祝いムードを継続させた年となった。一方で世の中の動きはマイナス思考な案件が多かったかと思う。コロナのまん延が継続し、ウクラ…続きを読む
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中部新春特集:2023新春の抱負=物語コーポレーション・加藤央之社長 「人」…
外食 2023.01.24当社は成長戦略として、3本の柱を掲げている。一つ目は「選ばれるブランドづくり」。長い目で見ると日本は少子高齢化が進展し、今後、マーケットは縮小していく。その中でお客さまに選ばれるには、顧客体験価値を上げなければならない。DX(デジタルトランスフォーメ…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=カナカン・谷口英樹社長 地域密着卸としてメ…
卸・商社 2023.01.24●若手社員を戦力化 --2022年の状況は。 4~11月の売上げは前年比4%増で着地した。要因は値上げ効果。10月にビールが価格改定したが、売上げが減っていないことも影響している。 経常利益は同50%増と大幅に改善した。デリカセンターが利益損失…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=イズミック・盛田宏社長 提案精度向上を図る
卸・商社 2023.01.24●省力化・効率化の推進 --前期(22年12月期)を振り返って。 前期はコロナ禍からの回復の兆しが見え出し、前年比2桁の増収を記録した。さらに、業務効率化・経費削減・価格交渉などの取組みが奏功し、増益での着地を見込む。要因として主に、業務用ルート…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=昭和・青山尚正社長 既存顧客との関係強化
卸・商社 2023.01.24●社内システム効率化も計画 --2022年の状況は。 今期(23年3月期)に関しては計画値前年比3%増を達成する見込みだ。前年比では増収減益で推移している。22年はさまざまなモノの値段が上がり、市販品は買い控えで厳しい一年となった。一方で、全国旅…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=トーカン・永津嘉人社長 結果に「繋げる」1…
卸・商社 2023.01.24●グループ各社と連携 --前期(2022年12月期)の取組みについて。 まず、量販営業部が顧客開拓に取り組み、食品スーパーと例年以上に新規口座を開設できたのは大きい。現在、地元メーカー商品や外食店コラボ商品の引き合いが増えるなど、取引拡大に手応え…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=伊藤忠食品・佐藤太一執行役員東海営業本部長
卸・商社 2023.01.24●サイネージ活用の販促推進 きめ細かな提案で導入増 --22年を振り返って。 昨年はウィズコロナに対応した新たな生活様式が徐々に定着していったように感じる。一方で、急激かつ記録的な円安や混迷が深まるウクライナ危機、資源・原油価格の変動などを背景と…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=三井食品・幸村伸二中部支社長 中部での存在…
卸・商社 2023.01.24●DX関連で小売業に貢献 --今期(23年3月期)ここまでを振り返って。 支社全体の売上げは前年比2%増で推移している。家庭用は顧客であるドラッグストア各社の業績が好調で、カテゴリー別では酒類の売上げが貢献している。業務用も外食業態を中心に前年を…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=日本アクセス・尾方高輝審議役中部エリア統括
卸・商社 2023.01.24●情報卸とノンフードに注力 菓子など新企画推進 --今上期(4~11月)を振り返って。 売上げは前年並みで推移し、19・20年とおおむね前年の売上規模を維持している。利益面では電力料高騰の影響を大きく受け苦戦しているが、電力料影響額を除けば前年並…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=加藤産業・高瀬健治中部支社長 粗利益額の創…
卸・商社 2023.01.24●新機能で付加価値生み出す --前期(22年9月期)の状況は。 前年比で増収増益に着地しているが、内訳を見ると厳しい状況となっている。新規の取引先で大きく数字を伸ばし、売上げに貢献した一方で、既存の取引先では、帳合が変化したことなどで非常に苦戦し…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=中部メイカン・小寺仁康社長 物流集約化へ前…
卸・商社 2023.01.24●挑戦できる環境づくりへ --今期(22年3月期)を振り返って。 今期ここまでの業績は前年比0.5%減で推移している。経常利益もドライバーの高齢化に伴う、新規採用の影響で前期と比べ、微減している。しかし、営業利益は、人件費や物流費、水道光熱費など…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=国分中部・福井稔社長 「改善と改革」さらに…
卸・商社 2023.01.24●盤石な事業基盤を構築 --22年を振り返って。 22年は前年から若干の回復が見られたが、依然コロナ禍から抜けきれなかったこと、そして急速に進んだ値上げへの対応に追われたことの2点が大きい。売上高は外食・業務用が後半にかけて高い伸びを見せ、年間で…続きを読む
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中部新春特集:有力卸トップに聞く=北陸中央食品・澤田佳宏社長
卸・商社 2023.01.24●「ほくりくる」で北陸ブランド発信 地元メーカーを小売へ提案 --2022年を振り返って。 22年8月期の売上げは、108億円で前年比4%増。営業利益は同20~30%減の増収減益で着地した。円安、ウィズコロナの環境で、メーカーの値上げ対応に終始し…続きを読む
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中部新春特集:スジャータめいらくグループ・日比治雄代表 創業者精神で成長へ
飲料 2023.01.24昨年12月、スジャータめいらくグループは、創業76周年、設立70周年を迎えた。26年の業務用商品製造で培った技術と「喫茶店の味をご家庭で」をコンセプトに、1976年「褐色の恋人 スジャータ」を発売し家庭用商品販売に参入した。以来、安全・安心な業務用商…続きを読む
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中部新春特集:日新蜂蜜・岸野逸人代表取締役社長 EC事業に本格挑戦
菓子 2023.01.24昨年の市場動向については、大幅な円安に加えて原料高により、各社踏ん張ってきたものの耐え切れず、9月に平均10~15%ほど値上げを行った。値上げの背景には、グリホサートの基準値に対応することも挙げられる。ポジティブリスト制度の基準に合致した商品を輸入す…続きを読む
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中部新春特集:味食研・木葉裕章代表取締役社長 効率化する生産体制
調味 2023.01.24昨年は原材料の価格上昇に合わせて商品価格を見直し、値上げ交渉に追われた年だった。当社の前期(22年7月期)売上高は、前年比9%増で着地した。スープに関しては粉末と液体どちらも堅調で前年を上回ったが業務用をはじめとした塩は外食需要が回復せずに苦戦した。…続きを読む
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中部新春特集:小笠原製粉・小笠原充勇代表取締役社長 地産地消などを追求
小麦加工 2023.01.2422年は増収増益で着地した。2月に、そうめん、ひやむぎ、6月に即席麺を値上げしたが数量も増え、売上げ増に貢献。利益面は、昨年から自社便を減らしたことで、注文数通りに伸長したことにより、物流費の改善が進んだ。 新しい取組みとして、全国100店舗以上で…続きを読む
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中部新春特集:丸堀製茶・堀内尚代表取締役社長 高付加価値化を図る
飲料 2023.01.24製茶問屋である当社の前期(22年12月期)は、コロナ禍に伴い、急激に高まった内食需要の反動を受け、好調だった前年に比べ、微減で推移している。これに加え、緑茶の販売価格が上がらない中で、電気や資材、エネルギーなどの生産コストが著しく上昇し、苦戦している…続きを読む
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中部新春特集:田丸屋本店・望月啓行代表取締役社長 ブランド力で差別化
調味 2023.01.24当社前期(22年9月期)と今期ここまでの業績は、前年に比べ、好調だったものの、コロナ禍前19年の水準にまだ達していないのが実情だ。 ただ、外出規制の緩和で、当社売上げの約4割を占める観光販路は回復基調にあった。これに加え、コロナ禍で高まる健康志向を…続きを読む
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中部新春特集:山本漢方製薬・山本整代表取締役社長 ヒット商品開発注力
総合 2023.01.24昨年は、さまざまなコストの高騰が相次ぎ、当社も一部製品の値上げを5月と12月に実施するなど苦労した一年だった。ただ、ロシア・ウクライナ戦争、円安の影響が出る前から新たな製品開発や販路開拓などに着手してきた。そのため本来ならもっと売上げを伸長させたかっ…続きを読む
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中部新春特集:小出物産・小出守彦取締役社長 提案営業を積極展開
卸・商社 2023.01.24今期(23年3月期)ここまでは、コスト高騰による値上げの影響を受け、前期に比べて売上げが増加したものの、利益はほぼ横ばいで推移している。当社のメーンである原材料卸事業で、CVS(コンビニエンスストア)向けデザート材料などが好調だったが、EC(電子商取…続きを読む
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中部新春特集:竹本油脂・竹本信二郎取締役専務執行役員 家庭用・輸出の拡大へ
乳肉・油脂 2023.01.24ごま油事業部の前期(22年12月期)売上げは、数量が前年比12%増、売上げが同18%増だった。業務用は数量で同14%増、加工用は同5%増、家庭用は同4%増で安定的に成長を続けている。利益面は、原燃料費増、容器費増が圧迫し、苦しい状況だ。 対策は油の…続きを読む
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中部新春特集:ワタナベフーマック・渡邊将博代表取締役社長 コア技術しっかりと
機械・資材・IT 2023.01.24長引くコロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻、物不足や急激な物価上昇、為替の変動など、昨年も閉そく感が覆った一年であったかと思うが、サッカー日本代表の活躍でようやく年の瀬にすがすがしい気持ちとなった。どんなに逆境であっても、前を向いて進んで行くというこ…続きを読む
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中部新春特集:リスパック・大松栄太代表取締役社長 変化先取りの製品を
機械・資材・IT 2023.01.24昨年は、原材料価格や電気料金などの急激な値上がり、プラスチック資源循環促進法の施行、秋ごろからの出荷量の減少、これらの大きな変化が印象に残った。特に業界全体にいえるが、一昨年11月、昨年5月と1年のうちに連続して値上げを行うのは異例だった。 当社の…続きを読む
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中部新春特集:名糖産業・三矢益夫代表取締役社長 生産力・効率化を向上
菓子 2023.01.2422年を振り返ると、世界的金融引き締めやロシア・ウクライナ情勢の長期化による材料高騰が続く中、エネルギー価格の高騰も想定を上回った。価格を据え置き、内容量を減らす値上げを行うことでカバーできる部分もあったが、不透明な状況が続いた。 そのような中でも…続きを読む
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中部新春特集:なごやきしめん亭・脇田隆祥代表取締役社長 理念深掘り販路拡大
小麦加工 2023.01.24この3年間は、コロナ禍の中でお土産、景品などが減少し苦戦を強いられたが、今年はあらためて原点の考え方「味とのふれあい」「心と心の絆」を大切にしていきたい。 また、当社の理念である「すべてのお客様に『笑顔で満足』していただけるよう麺づくりを考えていま…続きを読む
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中部新春特集:スギヨ・杉野哲也代表取締役社長執行役員 DX・商品開発推進
水産加工 2023.01.242022年の市場動向を振り返ると、ウィズコロナが浸透してきて、旅行客・外食が伸び、それに伴い、業務用食材の回復が著しいものとなった。市販用についても、堅調な動きが続き、水産加工品全体のパイが広がったという認識がある。 22年の業績は国内向けの売上げ…続きを読む
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中部新春特集:井村屋グループ・浅田剛夫代表取締役会長 挑むイノベーション
菓子 2023.01.242022年は、世界的な新型コロナウイルスによるパンデミックの影響は国際的な感染拡大の中、各国が独自の対応を実行してきた。中国は年末よりゼロコロナ政策から転換し、世界はウィズコロナから、アフターコロナを視座にとらえ、大きな変革を必要としてきている。 …続きを読む
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中部新春特集:真誠・冨田博之代表取締役社長 未来貢献の食育活動
農産加工 2023.01.2422年は引き続きコロナ対応に終始した一年となったが、対策の緩和が打ち出され、ワクチン・経口抗ウイルス薬とともに、いわゆるウィズコロナに向けての動きが活発に議論された。コロナの常態化を受け入れるとなれば、注意が必要であっても、生活の安定が期待できるもの…続きを読む
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中部新春特集:ヤマモリ・三林憲忠代表取締役会長 ブランド構築に奮闘
調味 2023.01.24当社の今期(23年3月期)業績は利益面で苦戦している。ただ、原料、エネルギーの高騰など外部環境が非常に厳しく、自助努力でどうすることもできない。この状況をある程度割り切って考え、これまで以上に商品のブランド構築に力を入れてきた。 22年8月に「釜め…続きを読む
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中部新春特集:マルマツ・山下裕介代表取締役社長 守る創業の味と製法
冷凍・チルド 2023.01.24当社の今期(23年3月期)ここまでの売上げは、原材料費・資材価格の高騰に伴い、22年4月にチルドギョウザ、10月に冷凍ギョウザをそれぞれ値上げした影響で、前年比7%増で堅調に推移している。 商品別では、高まる簡便志向を背景に、小売企業各社が冷凍食品…続きを読む
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中部新春特集:トーアス・岡本篤志取締役副社長 加工用ミカンで貢献
びん・缶詰 2023.01.242023年3月期は、売上げ100億~105億円を見込む。医療用食品事業で、濃厚流動食の新規案件がプラス要因となった。濃厚流動食の受託市場の中で、トップシェアを占め、約6年前に事業再構築で事業を絞り込んだ成果でもある。利益面は、光熱費・原材料や包材費・…続きを読む
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中部新春特集:服部香料・服部祐知代表取締役社長 顧客つなぐ役割強化
総合 2023.01.2422年の市場動向は、健康に関連する商品については21年に引き続き市場が伸長している。一方で、スーパーやコンビニエンスストア向けの商材は価格高騰の影響を受け、嗜好(しこう)品の動きが鈍化し、コロナ禍前の水準には戻っていないと感じる。 今期(23年3月…続きを読む
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中部新春特集:コモ・木下克己代表取締役社長 活路の海外は確実に
小麦加工 2023.01.242022年の市場動向を振り返ってみると、原材料費・エネルギーコスト・輸送費・資材などがすべて高騰したことで収益が圧迫された年だった。値上げに加え、海外では中国の市場が非常に大きくなってきているためか、物が日本に入りにくい状況が続いている。 品不足に…続きを読む
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中部新春特集:名城食品・藤原正敏代表取締役社長 ブランド力を強める
小麦加工 2023.01.24当社の前期(22年12月期)は、金額では前年比4.8%増で着地した。半面、数量では同1.9%減となった。背景として、3月の価格改定の影響と、昨今の物価高による節約志向の著しい高まりが挙げられる。 商品別では、素材麺の「中華楼」「鍋亭」「名古屋きしめ…続きを読む
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中部新春特集:ホテイフーズコーポレーション・山本達也代表取締役社長
びん・缶詰 2023.01.24●創業90年の感謝伝える 22年は、依然としてコロナ禍の影響が大きかった。さらに急激な円安とエネルギーなどの価格高騰が相次ぎ、逆風が吹き荒れた年だった。これを受け、当社前期(22年9月期)は、増収減益で着地した。ただ、同時期に、行動制限が解除された…続きを読む
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中部新春特集:コープみえ・鈴木稔彦理事長 地域社会のつながり強化
小売 2023.01.24コロナ禍を機に、宅配事業への需要が急速に高まり、生活協同組合コープみえの加入者は20年に20万人の大台を超え、三重県の全世帯数の約3割を占める。一方、感染防止の観点から、組合員とメーカーらが交流する機会が減り、試行錯誤が続く。23年、同組合は誕生から…続きを読む