中部外食・中食産業特集2024

中部外食・中食産業特集:天神屋創業70周年記念 価格ではなく価値を 新たな業態にも果敢に挑戦

惣菜・中食 2024.03.30 12736号 02面
天神屋本店の曲金店(静岡市駿河区)

天神屋本店の曲金店(静岡市駿河区)

静岡県内でイメージが定着した三角屋根の店舗(瀬名川店)

静岡県内でイメージが定着した三角屋根の店舗(瀬名川店)

天神屋サポートオフィス・静岡工場(静岡県焼津市)

天神屋サポートオフィス・静岡工場(静岡県焼津市)

 江戸時代から続く雛人形店「天神屋」社内で繁忙期に食べていた「とりめしむすび」が評判となり、1954年、望月哲夫初代社長が惣菜店に業態転換した。ここから静岡県の地元惣菜チェーンの天神屋の70年の歴史が始まる。創業当時、スーパーなどの店頭のほか、昼間はリヤカーでも販売。地道な営業活動が実り、61年の両替町店(静岡市)の開業を皮切りに店舗数を順調に増やしていった。
 さらに75年以降、望月初代社長は「これからはモータリゼーションの時代だ」として、駐車場完備

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