江村治彦食品事業本部家庭用事業部和風調味料グループ長
鍋物調味料の中では、小分けタイプの市場が拡大している。18年度は前年比2桁増に近い成長と捉えている。平日の食卓で1人や2人など少人数で鍋を食べるケースが増えている。家族構成が少人数でなくても、お父さん、お母さん、子どもたちの帰宅の時間帯が異なるため、食卓を囲む人数が少人数になるケースもある。少人数で食べる鍋物には、作る量を自在に調整できる小分けタイプが便利だ。鍋物調味料市場は、気温や野菜の価格の変動に左右されるところがあるが、小分けタイプ市場はあまり左右されずに伸びている。