エジソンも食べた? アップルパイに使われるスパイス アニス [Anise、日本名・アニス、主産地・スペイン、シリア、ブルガリア、中国、メキシコ] 2~3mmの、稲の籾を褐色にしたようなアニス草の乾果。甘草に似た独特の芳香があり、風味は峻烈で…続きを読む
記念日登録証授与式の様子登録証を手渡す日本記念日協会 加瀬清志代表理事(右)と、受け取る日本生協連 本田英一会長(左)※当時 *撮影時のみマスクを外しています。 消費生活協同組合法って?~戦後の生協運動の再生と生協法の制定~ 第二次世界大戦が終結した1…続きを読む
カレーライスのお供として大人気の「しょう油漬」 大根、ナス、キュウリ、シロウリ、ナタマメ、レンコン、シソ、ショウガなどを原料とした刻みしょう油漬の一種で、7種類の野菜原料を使用することから、七福神にちなんで福神漬とした。東京生まれの漬物で、各野菜の塩蔵…続きを読む
加熱しても漬け込んでも美味しい葉物野菜 中国人が野菜をよく食べるのは、薬(医)食同源の考えが生活に根づいていて、動物性食材とのバランスを取っているからにほかならない。調理法の特徴としては、生食よりも熱を加えた料理が中心になる。カイランやアブラ菜(サイシ…続きを読む
中国では料理にもよく利用されるすいか 果肉をそのまま食べるだけでなく、蒸し物や炒め物など料理にも利用される。張りがあり、緑と黒のコントラストがはっきりし、お尻の薄茶色の部分の小さなものが良質。収穫されてからも成熟を続けるため、 風通しのよい日陰に、カッ…続きを読む
銭湯でお馴染みの「乳飲料」は1955年ごろから拡大 わが国では、第二次世界大戦前、王冠びん詰めの滅菌ミルクコーヒーが主として駅の売店で売られていたが、1955(昭和30) 年、コーヒー牛乳が牛乳と同様の形態で販売されるようになり、 急速にその消費が拡大…続きを読む
戦後、かき氷はアイスキャンデーやアイスクリームの後で流行した 終戦後(1945年~)は折からの物資不足で小型冷凍機さえあれば、水に甘味と香料を入れてできるアイスキャンデーが全盛となった。その後乳製品の統制が撤廃されてもアイスキャンデーは残ったため、市場…続きを読む
生活習慣病を予防する汁粉 生活習慣病や老化やがんを引き起こす要因といわれている活性酸素。小豆にはこの活性酸素を除去するといわれているポリフェノールが赤ワインの2倍近く含まれている。ただしポリフェノールは水に溶けやすく、充分に摂取しようとするならば、煮汁…続きを読む
無糖プレミックスの歴史は天ぷら粉から始まった 家庭用無糖プレミックスの第1号は1961(昭和36)年に昭和産業が発売した「即席天ぷら粉」で、日本人の料理嗜好ともマッチして着実な伸びを続けた。 1970(昭和45)年日本製粉が「チキンフライミックス」を発…続きを読む
ほぼ輸入頼みのナッツ、日本のシェア最大は意外にもマカデミアナッツ 現在世界で流通する主要なナッツは9種類ある。アーモンド、 カシューナッツ、クルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ピカン、松の実、マカデミアナッツ、 ブラジルナッツであるがこれらのナッツの年…続きを読む
卵用でも肉用でも烏骨鶏は貴重。主な品種にはカウントされない 食肉となる動物は、わが国で は主に家畜、家禽類などである。家畜は牛豚、馬、綿山羊をいい、家禽類は鶏、アヒル、がちょうなどで、わが国の食肉は、 牛肉、豚肉、鶏肉が主体である。 〈中略〉 鶏は、卵…続きを読む
1971年、マクドナルド上陸と同年に起きたこと 政治・経済 ・環境庁発足 ・ドルショック ・勤労者財産形成促進法制定 ・沖縄返還 ・契機の沈滞化はじまる ・水質汚濁防止法制定 生活全般 ・高島平団地完成 ・多摩ニュータウン入居開始 ・ホットパンツ流行 …続きを読む
不老長寿をかなえ仙果と呼ばれる桃 【桃 táo】 バラ科。中国原産。中国では 3000年前から栽培され、歴史書にも古くから記述がみられる。「仙木 (xiān mu)」や「仙果(xian guā)」とも呼ばれ、昔から邪気を払い、不老長寿をかなえる果樹・果…続きを読む
最も多く生産される穀物、とうもろこし トウモロコシは、世界でもっとも多く生産される穀物であり、 家畜飼料が主な用途であるが、食用、工業用原料にも利用され用途の幅が広い種子作物である。 穀粒には、でん粉、たん白質、 脂質、糖、炭水化物、無機質を含む。トウ…続きを読む
東京にもローカルな味噌があった 江戸甘味噌 江戸時代からつくられ、第二次世界大戦まで東京で好んで食べられ、東京の味噌消費の60%近くが、この江戸甘味噌であったといわれている。 麹歩合は12~15歩程度で、食塩は5~6%くらいが一般的で あり、熟成期間は…続きを読む
主流は「からし粉」から「ねりからし」へ 全国辛子粉工業協同組合は昭和32年(1957年)に全国の「からし粉」製造業者が集まり、からし種子の海外での安定した作付け、買い入れを可能とすべく共同購入を主目的として設立した。 当時は、水を加えて練るだけででき上…続きを読む
駅弁の代表格「峠の釜めし」のブームが家庭の食卓にも影響 釜めし(炊き込みごはん)は 家族が喜ぶご馳走として、また、外食でも郷愁を誘う故郷の味、たくさんの具材を一度にとれる豪華なメニューとして人気が高い。 ところで、釜めしといえばすぐに「峠の釜めし」が思…続きを読む
菓子に料理に大活躍 ゼラチンには、板状、粒状、粉状のものがあるが、いずれも、牛、豚、鯨、うさぎなどの真皮や結合組織中にある繊維状たんぱく質コラーゲンおよび骨の 中にあるオセイン(骨格中のコラーゲンで、骨から無機塩類、脂肪、その他を除いたもの)を分解、精…続きを読む
もつは部位によって味や栄養価は大きく異なる レバー 牛の内蔵のなかで最も大きいのが、肝臓。脂肪が少なく、肉質は柔らかく、特有のクセがある。栄養価が高く、タンパク質やビタミンA,ビタミンB2、B6、B12、さらに鉄や亜鉛などのミネラル類も豊富に含む。鮮度…続きを読む
ちまきの原料であるもち米とうるち米の違い あられはもち米を、せんべいはうるち米を原料とする。もち米の成分はアミロペクチン100%で、性質は老化し難く糊化開始温度は56~60℃となっているが、うるち米はアミロース20%、アミロペクチン80%で老化しやすく…続きを読む
容器や販売方法の多様化により清涼飲料水は販売量が増加。水も売れるように 清涼飲料水の市場規模は、カテゴリーや容器の多様化、自販機など販路の拡大によって、第二次世界大戦後の実質的な市場形成期から段階的に拡大してい る。終戦から6年を経た1951年、清涼飲…続きを読む
鎌倉時代の新しい食習慣の中で普及 納豆発祥の地は、はっきりしていない。各地に納豆発祥伝説がある。 源義家が戦地で農民に馬の餌を求めたところ、俵などに詰めた煮豆をさし出し、数日後、この煮豆が納豆になっていたという説、朝鮮に出兵した加藤清正が馬の背中にワラ…続きを読む
鎌倉時代の新しい食習慣の中で普及 武士が時代の担い手として登場したのが鎌倉時代である。この時代には、臨済宗や曹洞宗などの禅宗も、もたらされている。 禅宗は中国人僧侶や中国(宋) へ留学した僧侶によってもたらされているが、彼らは新しい食習慣としての点心(…続きを読む
その酒類は800種。多様な製法でつくられる中国茶 中国茶は日本のようにほぼ緑茶一色となってしまったのと違って多種多様である。産地ごとに特徴のある茶づくりが行われており、地域によって飲まれて いる種類も違う。生葉を蒸したり、釜炒りすることによって発酵を止…続きを読む
軽くて長持ち。交易品として優秀だった乾しいたけ 鎌倉幕府が自由貿易を容認したので、寿永から承久にいたる30年間は、日宋貿易が非常にさかんだったと伝えられる。 曹洞宗の開祖といわれる道元禅師が、貞応2(1223)年宋に留学して明州慶元府(今の浙江省寧波)…続きを読む
日本における野菜生食の歴史は短い 日本には明治時代、欧米諸国との外交が始まるとともに、サラダに使用される野菜も伝わってきた。レタス、キャベツ、トマトなどの野菜は、横浜開港から4年後の1863年には栽培されていたという記録がある。それらの野菜は横浜の外国…続きを読む
かつては地方の花形商品 きな粉は、大豆を煎って薄皮を取り除いて粉にしたものであ る。製品化、企業化されて業界 が形成されたのは、明治後期から大正時代にかけてだとされている。その全盛時代は大正から 昭和15年頃にかけてである。きな粉は、穀粉の上新粉と兼業…続きを読む
ドレッシングとサラダの歴史 紀元前3世紀頃の戯曲に「酸っぱい味をつけたレタスを食べさせると、......」というセリフがある。このように紀元前のギリシャやローマ時代では野生の草 や薬草類を摘み、味をつけて食べていたようだ。そしてこれがサラダの始まりとさ…続きを読む
立ち食いスタイルの普及ともに定着したスイーツ ソフトクリームは、幼児から女学生、OL、老人にいたるまで、 誰にでも愛される嗜好品として定着している。とくに最近は季節を問わず、年間を通して消費されるようになってきている。 日本に初めてソフトクリームがお目…続きを読む
1.7 mm以上が「うどん」 機械製乾めんの名称は、そばおよび干し中華めんを除き、小麦粉を主原料とした「めん」は、めん線の太さによって名称が異なる。 そのうち太い「めん」がうどんで、長径を1.7 mm以上に成形したものと乾めん類品質…続きを読む
つるっとした舌ざわりがクセになる食材 ハゴロモモ科(別名ジュンサイ科。またスイレン科)。多年生の水生植物でスイレンのように水面に葉を浮かべる水草。寒天質の粘液で厚く覆われた若芽の部分はぬめりがあり、つるっとした舌ざわりを楽しむことができる。スーパーなど…続きを読む