鍋物調味料特集
鍋物商戦は10月から需要期を迎える。鍋つゆ、ぽん酢といった鍋物調味料は量販店頭の核となり、定番・生鮮・青果とさまざまな売場で活躍する。主力の鍋つゆは醤油の400億円に迫る和風調味料の代表格に育った。強みはだしや風味で減塩でき、野菜をはじめとした生鮮3品がおいしく、たくさん食べられる健康価値。コロナ共存の新様式の冬商戦を盛り上げ、心身を温めて食生活を豊かにする。(吉岡勇樹)
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◆鍋物調味料特集:新様式の冬をサポート 和風調味料の代表格
調味料 特集 2021.10.11鍋物商戦は10月から需要期を迎える。鍋つゆ、ぽん酢といった鍋物調味料は量販店頭の核となり、定番・生鮮・青果とさまざまな売場で活躍する。主力の鍋つゆは醤油の400億円に迫る和風調味料の代表格に育った。強みはだしや風味で減塩でき、野菜をはじめとした生鮮3…続きを読む
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鍋物調味料特集:味付け鍋つゆ=過去最高の前年超えなるか
調味料 特集 2021.10.11●気温・野菜価格ともシーズンインは10月半ばから 味付け鍋つゆは10月に入り、本格商戦を迎えつつある。9月末から平年以上の暖かな日が続き、4年連続の暖冬も危惧されるが、気象庁予想は西日本が厳冬。10月中旬から全国で寒くなり、平年並みの冬到来が見込ま…続きを読む
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鍋物調味料特集:ぽん酢=市場成熟しても使用増 エリア限定商品などでトレンド模…
調味料 特集 2021.10.11ぽん酢市場は成熟し、今期はコロナ特需からの反落を余儀なくされている。醤油代わりのつけ・かけ用が浸透。トップメーカーのMizkanが提案する「鶏のさっぱり煮」といった調理提案も定着。コロナ対策の内食増もとらえて大容量、基礎調味料化が進む。Mizkanや…続きを読む
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鍋物調味料特集:Mizkan 鍋の日常化提案を強化
調味料 特集 2021.10.11Mizkanはしゃぶしゃぶのつけだれ、つゆ・スープ提案を強めるなどして、鍋の食シーン拡大を促す。新商品の「スープも味わうしゃぶしゃぶ」は店頭化、実売が順調に進み、好スタートを切った。「味ぽん」「ごましゃぶ」のしゃぶしゃぶCMを通期で行うなどし、内食増…続きを読む
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鍋物調味料特集:エバラ食品工業 「プチッと鍋」自宅でも旅行気分を
調味料 特集 2021.10.11エバラ食品工業は、時期により鍋料理の喫食意向が異なることを踏まえ、消費者マインドと店頭露出・販促機会を一致させることで売上げ拡大につなげていく。ウィズコロナでの生活意識や「食費節約」「脱不健康」の意識に対応するメニューや商品施策を展開する。 20年…続きを読む
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鍋物調味料特集:味の素社 鍋キューブ「おでん本舗」好発進
調味料 特集 2021.10.11味の素社は8月、「鍋キューブおでん本舗 あごだし醤油」を発売し、好スタートを切っている。9月からTVCMを投下し、好評なデジタル広告、店頭販促と連動する。 前3月期売上げは前年比伸長率が20%を越えて大幅増。新商品の「ぽかぽか生姜みそ」が支持されて…続きを読む
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鍋物調味料特集:ヤマサ醤油 肉種別専用鍋つゆ刷新
調味料 特集 2021.10.11ヤマサ醤油は肉用鍋つゆを鶏、豚、牛肉の種別専用に刷新した。肉と好相性の野菜を一つだけ用意する、トレンドの時短・節約メニューを提案する。配荷は順調とみられ、食材起点で献立が選べる、同時陳列が進みそうだ。「昆布ぽん酢」は500mlPETが定着。濃縮つゆは…続きを読む
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鍋物調味料特集:ヒガシマル醤油 3倍濃縮の魅力を訴求
調味料 特集 2021.10.11ヒガシマル醤油は今季、味付け鍋の先駆者として3倍濃縮の400mlPET鍋つゆの魅力をあらためて打ち出す。買い物の際にはパウチより軽く、たっぷりのつゆが家族で楽しめ、追いつゆもできて鍋を最後まで堪能できるとアピールし、今季の鍋つゆ商戦は前年超えを目指す…続きを読む
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鍋物調味料特集:創味食品 大人向けぽん酢、今期も好調維持へ
調味料 特集 2021.10.11創味食品は今季、大人向け高級ぽん酢「聖護院かぶらのもみじおろしぽん酢」のさらなる拡販に努める。12年連続で売上げを伸ばす「創味すき焼のたれ」、5年連続で前年超えの「創味の白だし」も商品特徴を訴求するPOP添付で好調維持を狙い、「シャンタン」シリーズは…続きを読む
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鍋物調味料特集:にんべん 「かつおだし鍋つゆ」 シェアの拡大を
調味料 特集 2021.10.11にんべんは昨年、ストレートタイプの鍋つゆを初めて発売。前期は鍋つゆトータルで前年比216%増の大幅伸長で着地した。小分けタイプの「だしが世界を旨くする」は同54.3%増、昨年発売の「かつおだし鍋つゆ」は小分けタイプと同様の規模で動いた。 コロナ禍で…続きを読む
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鍋物調味料特集:キッコーマン食品 具材入り「具鍋」を育成
調味料 特集 2021.10.11キッコーマン食品は8月、珍しい具材入りの「具鍋(ぐーなべ)」を発売し、配荷順調で好調な出足を切っている。香味野菜や大豆肉を入れ、個包装にして差別化。既存品ともに「即ウマおかず鍋」を紹介し、現代ニーズに応じる。「濃厚豆乳鍋つゆ」は飲料トップを訴えて拡販…続きを読む
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鍋物調味料特集:盛田 大阪シリーズ第3弾「辛ジャン」
調味料 特集 2021.10.11盛田は今季、くいだおれの街「大阪」にフォーカスした人気のグルメ紀行シリーズの第3弾「マルキン 大阪鶴橋 辛ジャン鍋つゆ」を発売。昨シーズンに上昇したご当地鍋つゆを深掘りし、大阪の中でも色の濃い“鶴橋”にフォーカスした。引き続き、隠れた人気グルメを切り…続きを読む
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鍋物調味料特集:シマヤ 「炭火焼きあごつゆ」多彩なメニューに
調味料 特集 2021.10.11シマヤは9月発売の新商品「炭火焼きあごつゆ4倍500ml紙パック」(標準小売税別500円)を使った、アゴだし鍋の提案を強化する。 同品は風味豊かな焼きアゴを使用した、コク深くまろやかな味わいのつゆ。アゴ本来の風味とうまみを楽しめるよう、アゴを煮るこ…続きを読む
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鍋物調味料特集:旭食品 「旭ポンズ」通の味発信
調味料 特集 2021.10.11旭食品は発売54年を迎えた看板商品「旭ポンズ」の魅力を再発信する。昨年は春に竣工した新本社工場の安定稼働に向けて品質のさらなる追求と人員増強など土台作りに努めたが、10月からスタートした今期は「ぽん酢といえば“旭ポンズ”が頭に浮かぶよう、認知度拡大と…続きを読む
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鍋物調味料特集:マルトモ 「だし小鍋」3品へ注力
調味料 特集 2021.10.11マルトモは、秋冬商戦に向けて9月に新発売した「だし小鍋」シリーズ3アイテムの販売に注力していくとともに、今シーズンも「万能白だし500ml」を使用した、鍋やおでんなどのメニュー提案に注力していく。 新発売された「だし小鍋」シリーズは、だし本来の風味…続きを読む
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鍋物調味料特集:ヤマキ 10周年「豚しゃぶ」好調
調味料 特集 2021.10.11ヤマキの鍋つゆは「だし屋の鍋」ブランドで展開。前期は前年比微増で着地した。一部PBの終売などもあったが、NBは前年比約6%増と伸長した。 今年発売10周年を迎えた「豚しゃぶ野菜鍋つゆ」は、同約20%増と市場以上の伸びを示した。発売以降、売上げの横ば…続きを読む
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鍋物調味料特集:日本丸天醤油 「天翔減塩ゆずぽん酢」市場で存在感示す
調味料 特集 2021.10.11日本丸天醤油は今季、好調が続く「天翔ゆずぽん酢」の減塩版「天翔減塩ゆずぽん酢」にユズ果汁を20%増量して味を調え、ラベルの“減塩”文字を赤字で目立たせる改良を施した。減塩ぽん酢市場で存在感を示していく。 「天翔ゆずぽん酢」は02年発売以降、全国へ展…続きを読む
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鍋物調味料特集:モランボン 「コク旨」シリーズ、19年比純増目指す
調味料 特集 2021.10.11モランボンは秋冬の鍋物調味料商戦で、精肉売場向け新商品として「コク旨スープがからむ 魅惑の丸鶏清湯(ちんたん)スープ」や「同ふわとろプルコギ鍋用スープ」を投入した。主力のキムチチゲは昨年リニューアルし、最盛期を迎える11月から首都圏、近畿など全国7ヵ…続きを読む
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鍋物調味料特集:紀文 おでん選べる楽しさPR
調味料 練り製品 特集 2021.10.11紀文は今秋冬の鍋物商戦で、おでんの栄養・健康性だけでなく、豊富な商品ラインアップを基に、「選べる楽しさ」や「簡単においしいおでんが家庭で楽しめる」ことを、店頭POPやWebサイトの専用コンテンツなどで積極的にアピールしている。 新商品では、本格的な…続きを読む
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鍋物調味料特集:キユーピー “平日鍋”ニーズに応える
調味料 特集 2021.10.11キユーピーは9月1日から、ポーションタイプの「わたしのお料理 豚鍋」シリーズ3品を展開、家庭用鍋つゆ市場に参入している。ウィズコロナの新しいニーズに対応する新事業「フレッシュストック」で商品化したもので、主に精肉売場向けに提案。グループ会社のケイパッ…続きを読む
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鍋物調味料特集:日清食品 ラーメン有名店とコラボ 新たに3品展開
調味料 特集 2021.10.11日清食品は、ラーメン有名店とコラボした鍋つゆのシリーズ「ラーメン有名店コラボ鍋つゆ ますたに監修 濃厚 背脂鶏ガラ醤油」「同 篝(かがり)監修 濃厚 鶏白湯(とりぱいたん)」「同 千里眼監修 濃厚 にんにく豚骨醤油」3品を8月23日から全国で発売して…続きを読む
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鍋物調味料特集:明星食品 締めラーメンアピール
調味料 麺類 特集 2021.10.11明星食品は、9月6日に新商品「明星 ひとり〆ラー鍋」シリーズを発売し、鍋の素市場に参入した。同シリーズは鍋のスープに加え、締めの麺が付いた1人用の鍋の素で「締めのラーメンがうまいひとり鍋の素」として展開。単身世帯をターゲットにした商品仕様と、人気ラー…続きを読む
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鍋物調味料特集:鍋関連商材=サトウ食品 もちの喫食機会向上図る
調味料 コメ・もち・穀類 特集 2021.10.11サトウ食品は、鍋物料理利用を想定した「サトウのしゃぶしゃぶもち」や「シングルパックミニ」で、最需要期の拡大を目指す。TVCM投下に加えて、7~12月まで人気動画クリエイターとのタイアップ動画を公開するなど、新たなメディアも活用して喫食機会の向上を図る…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=簡便・ヘルシー・囲む楽しさを 家庭に定着、多彩な商…
調味料 特集 2021.10.11●市場は右肩上がり 九州地区は鍋スープ市場を先導したダイショーを筆頭に、地元の醤油メーカーなども数多くが参入し、市場は活性化している。 各社平均的には数アイテムから10アイテムまで、ダイショーでは80を超える商材を保持している。これらにMizka…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=ダイショー 家庭用で圧倒的 「一風堂」監修品が好調
調味料 特集 2021.10.11ダイショーは鍋物調味料市場でリード的な役割を果たしている。特に、生鮮食品売場での展開は同社の販売方法として特徴的なもので、消費者にとっても購入しやすい環境を作っている。 鍋物調味料は多彩な野菜や肉類などを使用するため、これらの隣に商品が鎮座している…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=ニビシ醤油 「然舎」シリーズ 新たに「とらふぐ鍋」
調味料 特集 2021.10.11ニビシ醤油は主力の「九州鍋だより」シリーズと「然舎(ぜんや)」シリーズがあり、今季は「もつ鍋スープ」濃縮タイプ2品を新発売した。 「九州鍋だより」は、「博多」や「長崎」など九州色を全面的に打ち出した商品群で、上位3品は「長崎ちゃんぽん鍋スープ」「う…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=チョーコー醤油 新品種麦味噌の鍋つゆを商品化
調味料 特集 2021.10.11チョーコー醤油の鍋物調味料商材は全6アイテムで構成している。同社にとって、比較的、歴史の浅い商品だが、1人前商材を分包した濃縮タイプの商材で、市場に参入している。 商品コンセプトは同社の基本姿勢と変わらず、こだわりの原材料、化学調味料無添加で、関東…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区・鍋物関連商材=マルタイ 「お鍋にラーメン」15周年
調味料 特集 2021.10.11●ゆで伸びしにくい棒状麺 マルタイでは創業の礎である棒状ラーメンは発売当初、「食堂で食べるラーメンの味を手軽に家庭で」として商品化され、以来、超ロングセラーとなっている。 ノンフライ、ノンスチーム製法は生麺に近い味を実現し、発売当初、爆発的なヒッ…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=マルヱ醤油 ひと文字シリーズが人気
調味料 特集 2021.10.11●一目でわかるアイキャッチ マルヱ醤油は九州地区ではおなじみの商品デザイン「ひと文字シリーズ」が人気が高く、主力となっている。「み」は水炊きスープ、「も」はもつ鍋スープ、「よ」は寄せ鍋スープで一目でわかるアイキャッチを採用している。売れ筋順位も「も…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=宮島醤油 岩下の新生姜鍋など好調
調味料 特集 2021.10.11●「炊き餃子」新発売 宮島醤油は今季、醤油屋さんシリーズ「博多もつ鍋しょうゆ味」「同味噌味」「ちゃんこ鍋博多風」に加えて、西日本地区では新商品として「博多もつ鍋スープこくうま醤油」を発売した。 同品は老舗醤油屋である同社が作った「濃口」と「再仕込…続きを読む
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鍋物調味料特集:九州地区=富士甚醤油 主力は「もつ鍋」「ちゃんこ」
調味料 特集 2021.10.11●「ぽん酢」も品揃え 富士甚醤油の鍋物商材は主力の「もつ鍋(しょうゆ味)」「もつ鍋(味噌味)」のほかに、昨年、リューアル発売した「醤油ちゃんこ」「味噌ちゃんこ」がある。 同品は醤油や味噌を増量し、包装デザインを料理のシズル感を強調した。「醤油」は…続きを読む