全国卸流通特集2024

全国卸流通特集:酒卸=生き残りへ高付加価値戦略 「量」より「質」で選ばれる時代に

卸・商社 2024.09.28 12830号 18面
7月5、6日に東京・池袋で開催された「日本酒フェア2024」。多くの訪日外国人が訪れた

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アサヒビールのスマドリ・バーでは従来のノンアルの枠を超えた飲用を提案

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酒類の課税数量推移

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酒類業界が直面する主な課題

酒類業界が直面する主な課題

 新型コロナウイルス禍で生まれたうねりが、酒類業界に変革を迫っている。あえて飲まない選択肢が広がり、外飲み文化も変わりつつある中、「量」を追う売り方は消えゆく運命にある。酒類卸各社は「質」で選ばれる時代への生き残りをかけて、高付加価値戦略に力を入れる。高単価でも売れる付加価値創出への改革は待ったなしだ。(岡朋弘)
 ●物流コスト上昇抑制、共同体制構築へ
 長期にわたるコロナ禍では、酒類に対する健康志向が高まったほか、ライフスタイルの変化で消費者の嗜好(しこう)が多様化した。

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