菓子卸市場が活況を呈している。大手菓子卸4社の23年度の業績は、売上高が5~10%増と好調に推移、営業利益も大幅増益が相次いだ。1000億円規模を射程に収める第2グループの外林、種清、ナシオの業績も好調に推移した。菓子卸の好業績の背景には、21年下期以降にメーカーが進めた菓子の価格改定がある。菓子については、他の食品に比べ安価であり、価格改定幅も抑制的だったことから、価格改定後も買い上げ点数の影響を受けにくかった。菓子卸の収益は、価格改定の効果もあり粗利益の改善が進む。一方
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