全国卸流通特集2023
全国卸流通特集:大手卸 22年は未曽有の好決算 価格転嫁・物流合理化が寄与
大手卸7社合計:5ヵ年の推移
主要食品卸の2022年度業績
大手卸各社の中・長期経営計画
日本アクセスが展開を強化するフローズンマザーセンター。冷食物流で遅れていたパレチゼーションを推進し、荷積み・荷降ろしなど作業負荷を軽減(写真は関東フローズンマザー物流センター)
三菱食品は7月の自社展示会「ダイヤモンドフェア2023」でデジタルマーケティングの提案に注力。データとデジタルを駆使した需要喚起策で注目を集めた
7月、国分グループ本社と双日がベトナム物流大手・ニューランドと共同設立したニューランドベトナムジャパンロンアンの4温度帯センター。国内市場の縮小に対応し、海外展開を加速
伊藤忠食品は店頭でのサイネージ販促に注力。今年の「SMTS」では、より販促効果を高める施策を紹介
22年度の食品卸業界の傾向を示す指標として大手総合卸7社の直近業績を見ると、近年稀にみる好決算となったのが特徴だ。新会計基準適用の影響を一部除外すれば、実質全社が増収増益の着地となった。利益面では日本アクセスを除く全社が2桁の経常増益を達成し、7社中4社が業界の経営指標である経常利益率1%を超えるとともに6社が過去最高益を更新。7社合計の経常利益率は1.09%と、前年より0.17ポイントの大幅な改善となった。(篠田博一)
未曽有の好業績を受け、大手卸各社の前期決算発表
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全国卸流通特集2023
卸・商社22年の食品卸業界はウクライナ問題や円安影響による急激なコスト環境の悪化を受けつつも、近年まれにみる好業績となった。主要卸間では過去最高益更新が相次ぎ、これまで容易に到達できなかった経常利益率1%の壁を超えた企業も少な […]
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