プラントベースフード/代替食特集
◆裾野、確実・急速に拡大 「健康」に続き「環境」伸びしろに
次世代型食品の筆頭格であり、世界を席巻する“フードテック”の中核分野でもあるプラントベースフード(PBF)・代替食。地球規模で重要性が増しているサステナビリティとの深い関連性や、コロナ禍でさらに顕在化している健康志向や食の多様化、アレルギー問題など、食品業界が直面する諸問題を解決する新分野として、高く注目されている。(村岡直樹)
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◆プラントベースフード/代替食特集:次世代食品の筆頭格 フードテックの中核分…
総合 2021.09.03◆裾野、確実・急速に拡大 「健康」に続き「環境」伸びしろに 次世代型食品の筆頭格であり、世界を席巻する“フードテック”の中核分野でもあるプラントベースフード(PBF)・代替食。地球規模で重要性が増しているサステナビリティとの深い関連性や、コロナ禍で…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:フードテックの中核担うベンチャー 覚悟と開…
総合 2021.09.03フードテックの中核の一つでもあるプラントベースフード市場では、次世代型産業として日々、新技術や新素材が生まれている。その中核を担い、市場をけん引するのが、ベンチャーやスタートアップ企業だ。特に20年からは大手との協働や資金調達などが活発化し、非食品を…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:DAIZ 「ミラクルミート」採用進む
農産加工 2021.09.03熊本市に本社を置くDAIZ(ダイズ)は、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップ企業。「ミラクルミート」は大手量販店の精肉コーナーや、ハンバーガーや中華などの外食分野などで採用が進んでおり、国内はもちろん、海外からの注目も…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:グリーンカルチャー 専門通販実績で情報優位…
農産加工 2021.09.03「Green Meat」を展開するグリーンカルチャーは、国内を代表する植物肉ベンチャー。ベジタリアンフードの専門通販店としてスタートし、今年設立10周年を迎える中、植物肉の開発分野でも急速に存在感を高めている。展開する通販サイト「グリーンズベジタリア…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:ネクストミーツ ブランディング戦略で成長
農産加工 2021.09.03コロナ下の20年6月に設立。以来、急速に存在感を高めているのが、植物肉ブランド「NEXT MEATS」を展開するネクストミーツだ。設立以降、国内外を両立する展開力や柔軟かつスピード感ある開発力、業界屈指といわれるブランディング戦略で成長を継続。チャレ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:小売動向=SM 関連商品の売場拡大
小売 2021.09.03食品スーパー(SM)でのプラントベースフードの展開は2年ほど前から本格化し、今ではグロサリー、チルド、冷凍の各温度帯に広がっている。(宮川耕平) ●市場性を見込み育成 肉の代替としての大豆ミートは商品のバリエーションが豊富で、加工肉売場では関連コ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:小売動向=CVS 大豆ミート開発進む
小売 2021.09.03コンビニエンスストア(CVS)各社は、「大豆ミート」を食材に使った商品の開発を加速している。健康志向への対応だけでなく、エシカル(倫理的)消費や環境保全に対する意識の高まり、食の多様性に配慮した食材として注目されているからだ。セブンイレブン、ファミリ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:小売動向=ビーガン商品 選ぶ理由が多様化
小売 2021.09.03●ビオセボン、定番品で拡充 プラントベースフードを買い求める消費者をライフスタイルで区分すれば、ビーガンとの親和性は高い。 完全菜食主義者とも訳されるビーガンに対応した商品は、素材はもちろん製造工程でも動物由来の成分や副産物を避けることが求められ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:大塚食品 家庭用・業務用でタッチポイント拡…
農産加工 2021.09.03大塚食品は大豆から作った肉不使用の肉代替食品「ゼロミート」シリーズで、家庭用・業務用製品の両軸で展開し、消費者とのタッチポイントを拡大している。今春には家庭用製品のパッケージを刷新、さらなる浸透を図る。また、同社とスターゼン社が共同展開する業務用「ゼ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:カゴメ 高質品ミートボールを
調味 2021.09.03カゴメはプラントベースシリーズのレトルトカレー、パスタソースで先行する。28日から量販店向けに「ベジミートボール」の「マサラカレー」「トマトのソース」を発売し、業務用の好業績を全国に広げる。大手野菜メーカーならではの高品質と安心感を、珍しいミートボー…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:伊藤ハム 認知向上へ12品を展開
農産加工 2021.09.03伊藤ハムの大豆ミート商品は、家庭用商品では「まるでお肉!」ブランドで「大豆ミートのやわらかカツ」「ハムカツ」「肉だんご甘酢あん」「メンチカツ」「からあげ」「ナゲット」「ハンバーグデミグラスソース」「焼肉炒め」「うま塩炒め」「にんにく味噌炒め」「サラダ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:IFF 要望応えるアプリ開発
総合 2021.09.032月にデュポンN&Bと統合したIFFは、プラントベースフード(PBF)で大豆タンパクを使ったプロテイン飲料や植物性タンパクを使ったプラントベースミート(PBM)の開発をサポートしている。飲料では分離大豆タンパク(含量90%以上)をメーンとし、粉末飲料…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:素材メーカー=MCLS 植物肉の食感改良な…
総合 2021.09.03三菱商事ライフサイエンス(MCLS)はプラントベースフード(PBF)市場に向けて、大豆を中心とする植物性タンパク質を使った、植物肉の食感改良や大豆臭改善で製剤を提案する。食感改良では増粘安定剤「カードラン」を使って肉のパサつきを抑え、ジューシー感の付…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:一正蒲鉾 「うな次郎」本格感訴求
水産加工 2021.09.03一正蒲鉾はヒット作のウナギかば焼き風かまぼこ「うなる美味しさ うな次郎 長持ちパック」に注力中だ。主原料はもちろん、副原料・調味料に至るまでウナギ由来の原料を除去した“うなぎフリー”製品。丑(うし)の日だけでなく、通年商品として売場に定着してきた。包…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:三育フーズ ストック可能で差別化
農産加工 2021.09.03三育フーズは、米国に本部があるセブンスデー・アドベンチスト教団の食品販売部門として設立。母体となる日本三育学院では、米国から来日した教師により肉を使わない食事が奨励された。そうした背景もあり、同社は植物タンパク食品の製造において長い歴史がある。 当…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:日本ハム 中華名菜シリーズに新たに大豆ミー…
農産加工 2021.09.03日本ハムのプラントベースミート商品(家庭用)は、「NatuMeat ナチュミート」ブランドで、「大豆ミート ハムタイプ」「同ソーセージタイプ」「同キーマカレー(常温)」「同野菜カレー(常温)」「同ミニハム風カツ」「同ナゲット」「同ミートボールタイプ」…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:みまつ食品 大豆の餃子、環境負荷低減目指す
惣菜・中食 2021.09.03ギョウザなど中華惣菜専門メーカーのみまつ食品(前橋市)は9月1日から、「地球と環境のことを考えて作った大豆の餃子」を発売した。商品名に明確なメッセージ性を込めた。主原料だけでなく容器・包材なども見直し、商品を通じた環境負荷低減を目指す。 昨年は、ミ…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:創健社 麺類やカレー好調続く
農産加工 2021.09.03創健社は創業以来、自然・環境に配慮し、かつ健康を意識した多彩な商品群を長く展開。近年でも社会情勢やサステナビリティへの関心増を受け、品揃えを強化している。総じて右肩上がりが続く中、特に麺類・レトルトカレーなどは新型コロナウイルスによる内食増や巣ごもり…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:くらこん ビーガン対応、多様な形態揃える
農産加工 2021.09.03くらこんの「Good for Vegans」は、動物性原料・化学調味料を一切使わず、豆や海藻を主体とした、全品がビーガン対応のヘルシー商品ブランドだ。動物性原料不使用だけでなく、栄養価の高いキヌアやもち麦、グルテンフリー原料、Non-GMO原料など、…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:マルエス 話題の大豆ジャーキー
農産加工 2021.09.03マルエスが2018年に発売した「こだわりシリーズ 大豆ジャーキー」が、近年の植物性代替食品市場の盛り上がりとともに注目され、問い合わせが増加している。同品は大豆から作った、食べやすいひと口サイズのジャーキー風おつまみ。20年のリニューアルではさらに食…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:ヤヨイサンフーズ 大豆ミート使用「イートベ…
冷凍・チルド 2021.09.03業務用冷凍食品メーカーのヤヨイサンフーズは、大豆ミートを使用した「イートベジ(EAT VEGE)」シリーズの認知度向上を目指して販促活動に注力している。 今秋には、消費者に商品特徴が伝わりやすい写真入りパッケージデザインを採用した「イートベジ レン…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:味の素冷凍食品 大豆臭マスキング評価
冷凍・チルド 2021.09.03味の素冷凍食品は今春、ベジタリアン向け業務用新商品の一つとして「大豆ミートバーグ」をラインアップした。メーンターゲットであるホテルや外食への販売はコロナ禍で苦戦中だが、スーパー惣菜や産業給食などへの導入が徐々に進みはじめており、肉代替製品特有の大豆臭…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:丸大食品 さらなる研究開発継続
農産加工 2021.09.03丸大食品は、代替肉の現状について各種メディアに取り上げられるなど話題性は高いが、売上げ規模はまだ小さい。しかし流通各社や消費者からの大豆ミート商品を求める声は多く、外食チェーンやコンビニエンスストア、量販店での取り扱いも増え、需要は着実に伸長している…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:マルコメ 「大豆のお肉」で“第4の肉”をけ…
農産加工 2021.09.03味噌のトップメーカー、マルコメの「ダイズラボ大豆のお肉」シリーズは、「日々の食事を通して健康を維持したい、という生活者ニーズの高まり」(同社)で市場拡大が続く「第4の肉」、プラントベースミートの国内市場をリードするパイオニア商品だ。 「健康志向に加…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:マリンフード・吉村直樹社長 植物性チーズ代…
乳肉・油脂 2021.09.03約40年前、乳原料高騰に苦しんだ乳業市場では多くの植物性チーズ代替品が登場した。マリンフードはその後も開発を継続し、2007年に「スティリーノ」を発表。同品はチーズに比べ、含まれるコレステロール値の大幅カットを訴求して、家庭用での需要を獲得した。「健…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:メーカー・卸・行政の取組み
総合 2021.09.03メーカーや小売に限らず、プラントベースフード(PBF)には業界全般から熱視線が送られている。国内市場は現状、300億円に満たないが、今後、継続的な伸長が確実視されている中、大手の本格参入や卸の取組み強化などが特に20年から強まっている。行政サイドでも…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:卸の取組み=日本アクセス 「ゆるべじ」を提…
卸・商社 2021.09.03●製・販一体で売場づくり 日本アクセスは昨年、大豆100%のオリジナル商品「MALdeMEAT(マルデミート)」を開発し代替肉市場に参入した。今年は外食に加え、中食市場への拡大を強化。さらに市販向け日本アクセスオリジナルのチルド中華用メニュー「回鍋…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:行政の取組み=農水省 「みどり戦略」推進
総合 2021.09.03●市場拡大の原動力期待 農林水産省は5月に策定した中長期ビジョン「みどりの食料システム戦略」で、「脱炭素化、健康・環境に配慮した食品産業の競争力強化」を掲げ、個別テーマで代替食の研究開発やフードテックの推進などを明示した。 これに先立ち昨年10月…続きを読む
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プラントベースフード/代替食特集:メーカーの取組み=大手メーカー 本格参入が…
総合 2021.09.03●国内市場の拡大後押し 国内でも注目度が急上昇し、サステナブルやSDGsなどとの親和性も極めて高いプラントベースフード。21年夏秋は、従来以上に本格参入し、活性化の意欲を示す大手企業が多く、新たな注力分野に位置付ける動きが目立つ。 一例として、植…続きを読む