全国卸流通特集2024
全国卸流通特集:酒卸=生き残りへ高付加価値戦略 「量」より「質」で選ばれる時代に
7月5、6日に東京・池袋で開催された「日本酒フェア2024」。多くの訪日外国人が訪れた
アサヒビールのスマドリ・バーでは従来のノンアルの枠を超えた飲用を提案
酒類の課税数量推移
酒類業界が直面する主な課題
新型コロナウイルス禍で生まれたうねりが、酒類業界に変革を迫っている。あえて飲まない選択肢が広がり、外飲み文化も変わりつつある中、「量」を追う売り方は消えゆく運命にある。酒類卸各社は「質」で選ばれる時代への生き残りをかけて、高付加価値戦略に力を入れる。高単価でも売れる付加価値創出への改革は待ったなしだ。(岡朋弘)
●物流コスト上昇抑制、共同体制構築へ
長期にわたるコロナ禍では、酒類に対する健康志向が高まったほか、ライフスタイルの変化で消費者の嗜好(しこう)が多様化した。
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全国卸流通特集2024
卸・商社2019年の改正労働基準法施行から5年の猶予期間を経て、4月1日からドライバーの時間外労働規制(年960時間上限)がスタートした。これに伴うトラック輸送能力の不足、いわゆる物流の「2024年問題」が本番を迎えた格好だ。 […]
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