全国卸流通特集2023
全国卸流通特集:エリア別動向=九州 連携進め新たな価値創出
九州エリアの卸動向として、まず業務用を振り返ってみると、コロナ禍では社内での業務効率化を図り、より利益を確保しやすい体質を目指す動きが目立っていた。コロナが5類に移行されて以降、イベント再開や観光復活などで人の流れも活性化。結果として、ホテルや外食などの業態で需要回復が非常に顕著に。福岡での世界水泳、鹿児島でのかごしま国体など、九州においても催しが盛んだ。この部分で、コロナ禍で社内の体質改善に取り組んできた企業は、その効果が表れてきているとみられる。(大屋良太)