全国卸流通特集

全国卸流通特集:エリア別動向=甲信 「地域力」柱に激流乗り切る

卸・商社 2019.09.28 11949号 29面
「メーカー型卸」としてオリジナル商品を次々と展開するマルイチ産商(缶詰「美味しいトマトとさば」)

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「信州産食材」にスポットを当てたナガレイの夏季総合フェア(6月、長野市)

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長野県産のワイン・シードルに注目が集まった酢徳の総合展示会(6月、軽井沢町)

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 川上の仕入れ原価上昇に、川下の流通再編に伴う帳合競争と、激流にさらされる川中の地域卸。ナショナル卸や侵攻リージョナル卸との競合、「中抜き」流通の拡大などで、いつ水底に引き込まれてもおかしくない難局が続く。一方で、甲信エリアはローカルSMチェーンが強さを保っており、品揃えや消費動向に地域性がいまだに強く反映されている市場。全国トップクラスの生産・製造量を誇る野菜や果実、加工食品なども多いことから、地域卸各社は、こうした「地域力」を事業・商品戦略の柱に据えて、需要創出を目指して

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