全国卸流通特集

全国卸流通特集:酒卸に聞く=伊藤忠食品・角田憲治常務執行役員

卸・商社 2019.09.28 11949号 19面

 ◇伊藤忠食品・角田憲治常務執行役員商品本部本部長 嗜好変化への対応が鍵
 一つ目は、購買者の嗜好変化への対応だ。増税後は酒類の購入場所などが変化する。中食が拡大し、家庭内消費の比重が強まるだろう。小売業では低価格品と付加価値品で売場の二極化が進展、ポイントを保有する顧客の囲い込みも進む。コト・モノ消費に対する嗜好変化への対応が一層重要になるだろう。
 次に量から質への転換。これは酒類業界が一番遅れている。そうした中でも、先行し

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

  • 全国卸流通特集

    全国卸流通特集

    卸・商社

     ●新時代、「川中の本領発揮」に期待  本年4月末に平成30余年の幕が降り、「令和」の新時代を迎えた。改元の節目に食品流通業界の歩みをあらためて振り返ると、平成は卸売業が最大の進化発展を遂げた時代であることがうかがえる。 […]

    詳細 >