新春特集2024第1部
2024年の食品業界は長期にわたるデフレから脱却し、適正価格と付加価値に基づく成長の好循環を生み出すことが期待される。パンデミックや国際情勢変動に伴う円安と資源・原資材価格の上昇を受け、わが国を取り巻くコスト環境は大きく変貌。昨年の食品市場では22年に続く大規模な値上げラッシュが発生し、その流れは今年も継続する見通しが強い。
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◆新春特集第1部:成長へ好循環の創出を 長期デフレから脱却急務
総合 2024.01.012024年の食品業界は長期にわたるデフレから脱却し、適正価格と付加価値に基づく成長の好循環を生み出すことが期待される。 パンデミックや国際情勢変動に伴う円安と資源・原資材価格の上昇を受け、わが国を取り巻くコスト環境は大きく変貌。昨年の食品市場では2…続きを読む
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新春特集第1部:新春インタビュー=坂本哲志農林水産大臣 食品産業協調の時代
総合 2024.01.01◆重要性増すリーダーシップ 気候変動や物価高、物流の2024年問題など食品産業をめぐる主要課題に共通するテーマとして“協調領域”の拡大が重要視されている。農林水産省の動きもそうした状況に対応し、昨年には「食品産業の持続的な発展に向けた検討会」「適正…続きを読む
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新春特集第1部:新春インタビュー=新井ゆたか消費者庁長官 国民のウェルビーイ…
総合 2024.01.01昨年から国際基準(コーデックス規格)との整合性を視野に入れた食品表示制度の中長期的な見直しが始まったほか、今年4月には食品衛生基準行政が消費者庁に移管されるなど、消費者庁の食品産業関連の施策に大きな変化がみられている。同庁の新井ゆたか長官に、食品産業に…続きを読む
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新春特集第1部:物流の2024年問題 足りないのは担い手よりも効率
総合 2024.01.01◆商慣行是正へ総力戦 ドライバーの時間外労働上限規制(年960時間)がいよいよ4月1日からスタートする。これによって生じるトラック輸送能力の不足割合は最大14.2%。何も対策を講じなければ、30年に34.1%に跳ね上がる見通しだ。運べないリスクの顕…続きを読む
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新春特集第1部:コストインフレ・価格転嫁 店頭売価アップで景気回復足踏みか
総合 2024.01.01国内食品業界は原材料調達から加工製造、物流配送、販売などあらゆる局面下で、長期にわたるコストアップを受けている。23年12月現在、原料調達は一部回復基調がみられるものの、為替円安やエネルギーコストの高騰などさまざまな要因が複合的に絡み合う形で各市場の…続きを読む
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新春特集第1部:物価上昇局面の商品トレンド 値上げ逆手に“買いたい”の循環生…
総合 2024.01.01コロナ以降、ほぼすべての食品カテゴリーにおいて複数回の値上げが実施されたが、直近の新製品状況を見ると、値上げを逆手に取り、機能性を付加したり、プレミアム仕様を打ち出すなど、消費者に“買いたい”と思わせる商品づくりが目立つ。本稿では、新製品発売が活発か…続きを読む
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新春特集第1部:フードテックの現在地 第2成長期へ再助走局面
総合 2024.01.01◆規模拡大への礎、着々と 企業意欲格差も如実 食品分野(Food)と技術(Technology)を掛け合わせ、食のさまざまな問題解決や新たな可能性を目指す「フードテック(FOODTECH)」は、23年も世界規模で実装が相次いだ。本紙では国内「フード…続きを読む
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新春特集第1部:人手不足と自動化潮流 AI・ロボットで生産性向上
機械・資材・IT 2024.01.01食品業界では、深刻な人手不足が続いている。働き手の不足はサービスの質の低下を招き、労働環境の悪化や能力開発機会の減少、従業員の働きがい・意欲の低下など、経営に悪影響を及ぼす。競争力強化のためにも、労働力不足への対応は“待ったなし”の状況にある。そこで…続きを読む
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新春特集第1部:食品輸出5兆円構想 水産苦戦も光明 見えてきた加工貿易モデル
総合 2024.01.01日本の農林水産物・食品輸出が新たな局面を迎えている。23年は改正輸出促進法(22年10月施行)に基づく政府の民間支援が加速する一方、8月のALPS処理水放出開始に伴って中国・香港などが日本産水産物への輸入規制を発動。政府が掲げる25年2兆円(22年比…続きを読む
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新春特集第1部:高まる冷食プレゼンス 価格に頼らない価値提案を
冷凍・チルド 2024.01.01コロナ禍を経て、その価値を再認識された冷凍食品は、今年も引き続き堅調に推移するとみられる。ただ、物流費などの高騰や為替の円安に伴う値上げの影響は長期化しそうで、生活者の節約志向は継続する見通し。昨年、軒並み落ち込んだ販売数量をいかに取り戻していくかが…続きを読む
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新春特集第1部:高まる冷食プレゼンス ブランドの活用・展開=味の素冷凍食品
冷凍・チルド 2024.01.01●調味料認知度生かす 味の素冷凍食品は23年秋の新商品として、味の素社の常温商品「Cook Do」ブランドを横展開したミールキットをエリア限定で23年8月発売。日清製粉ウェルナの「マ・マー」や日清食品冷凍の「Spa王」など、常温ブランドを冷凍食品に…続きを読む
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新春特集第1部:高まる冷食プレゼンス メーカーの自販機戦略=日清製粉ウェルナ
冷凍・チルド 2024.01.01●新事業領域を広げる 日清製粉ウェルナは業務用ルートでの新事業領域の拡大を図るため、冷凍自動販売機を活用した製品展開を推進している。同社では、冷凍自販機を人手不足の解消や企業の福利厚生の一環となるツールとして考え、「トレイ・フォーク付き冷凍レンジ用…続きを読む
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新春特集第1部:高まる冷食プレゼンス CVSの商品開発動向 保存の利点を物流…
冷凍・チルド 2024.01.01コンビニエンスストアの冷凍食品の開発が新たな局面を迎えている。ローソンが冷凍と解凍技術を駆使し、長期保存できる利点を生かして物流改革につなげる実験に着手した。最大手のセブン-イレブン・ジャパン(SEJ)はイトーヨーカ堂(IY)との連携で、オリジナル冷…続きを読む
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新春特集第1部:高まる冷食プレゼンス スーパーの売場拡大策 非日常の高単価挑…
冷凍・チルド 2024.01.01新店や改装店におけるスーパーの冷凍食品売場は、コロナ前に比べ1.5~2倍に拡大しているのが一般的だ。 この変化は消費者のニーズによるものであることは当然だが、店側の意欲が拍車を掛けている面もある。 売場を拡大する直接の理由は、冷食カテゴリーの幅が…続きを読む
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新春特集第1部:高まる冷食プレゼンス 異業種からの市場参入 競争で活性化貢献
冷凍・チルド 2024.01.01コロナ禍を機に、冷凍食品市場は大きな成長を見せている。その底上げに貢献しているのは、異業種からの新規参入だ。中でも目立つのは外食で、コロナ禍で集客の手段を失ったことを背景に、冷食に新たな活路を見いだしている。 冷食をチャンスとみる企業は続出している…続きを読む
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新春特集第1部:税率改定で動く酒類市場 最大焦点は「ビール」
酒類 2024.01.01酒類市場では23年10月に酒税率改定が行われ増減税に伴う店頭価格の上下が見られた。コストプッシュの中での税率改定ということもあり、中には減税対象にも関わらず値上げを強いられたカテゴリーもあるなど、様相はやや複雑。最大のトピックとされるビール類の酒税一…続きを読む
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新春特集第1部:多様化進む即席麺市場 NB商品を再活性化
小麦加工 2024.01.01即席麺市場の2024年は、価格改定後の新価格の浸透を図りつつ、各社の主力NBの再活性化と、数量面でも巻き返しを図っていく年となりそうだ。即席麺市場は22年、23年と2年続けての価格改定を実施。コストインフレなどの社会環境も相まって、PBやオープンプラ…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=日清食品HD・安藤宏基社長・CE…
小麦加工 2024.01.01日清食品ホールディングス(安藤宏基社長・CEO)は、2030年度に向けた新たな目標として売上収益1兆円、コア営業利益1000億円、時価総額2兆円を掲げる。成長の原動力は健康や栄養、環境への取り組みをグローバルベースで展開していき、国内外での成長を目指…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=日本ハム・井川伸久社長
乳肉・油脂 2024.01.0124年4月から新中計をスタートする日本ハム(井川伸久社長)は、重点戦略として加工事業では商品ラインアップを見直し選択と集中を進める構造改革と成長戦略として新たなカテゴリーを創造するほか、食肉事業ではフード営業、調達力強化、ブランド食肉拡販、海外戦略で…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=伊藤ハム米久HD・宮下功社長
乳肉・油脂 2024.01.01伊藤ハム米久ホールディングス(宮下功社長)は生産性の向上によるコスト競争力強化について生産・物流拠点の再編、DXの推進に力を入れる。食肉、ハム・ソーセージ(調理加工品含む)に次ぐ柱として冷凍加工食品の強化を図るほか常温商品のラインアップも強化し取り扱…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=味の素・藤江太郎社長CEO
調味 2024.01.01味の素社は未来指標から戦略を追う中期ASV経営に進化し、課題対応の実行力を高めている。「アミノサイエンス」で革新を生み出して世界の幸福に貢献する。挑戦的な利益指標を掲げ、アミノサイエンスと食品を融合して、独自事業で高成長を遂げる。冷凍食品のギョウザは…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=Mizkan・吉永智征社長兼CE…
調味 2024.01.01Mizkanは24年、新規顧客と新規領域を開発する。新たな中期経営計画が始まり国内の調味料市場の世帯人数の減少、生活者の簡便化傾向の強まりに応える。引き続き23年からの戦略を採用、SNSを中心としたコミュニケーションを通して若年層に食の楽しさを訴求す…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=キッコーマン・中野祥三郎社長CE…
味噌・醤油 2024.01.01キッコーマンの中野祥三郎代表取締役社長CEOは24年の目標も国内の収益向上、海外の成長継続を掲げる。経済は世界で順調に推移し、日本は緩やかに回復して個人消費、設備投資も底堅いと判断する。ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢など地政学上のさまざまなリスクを…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=キユーピー・高宮満社長
調味 2024.01.01キユーピーは24年度、卵とサラダの魅力発信に全力を注ぐ。昨年は卵不足に苦しんだが直近では安定供給が可能となり卵メニューの復活を急ぐ。また全社で「サラダファースト」に取り組みサラダ需要の拡大を図る。高宮満社長は前期を振り返り、海外の貢献や値上げ浸透、生…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=ハウス食品グループ本社・浦上博史…
調味 2024.01.01ハウス食品グループ本社(浦上博史社長)は4系列バリューチェーン(VC)の構築を進めており、今期が第7次中期計画の最終年度となる。組織体制を整備してグローバル対応を進め、着実に成果を挙げつつある。世界情勢などの先行きが不透明な状況下で、同社は来年度から…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=エスビー食品・池村和也社長
調味 2024.01.01世界からスパイスやハーブを調達、魅力を発信し続けるエスビー食品(池村和也社長)は、世界市場に向けた事業展開を加速する。2043年を目標に海外売上高比率を現在の約7%から40%超に引き上げる。国内では新市場を開拓する新商品開発を進め、スパイスとハーブの…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=明治・松田克也社長
菓子 2024.01.01明治の松田克也社長は24年をサステナブルな感性がさらに研ぎ澄まされていく一年になると展望する。サステナビリティ・ネイティブの世代が誕生しており、商品開発では、おいしさに加えサステナブルや健康に貢献、社内では事業に係わる人が笑顔になることが求められてい…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=ニップン・前鶴俊哉社長
小麦加工 2024.01.01ニップン(前鶴俊哉社長)は、2024年3月期第2四半期連結業績の大幅な増収増益を受け、通期業績を上方修正した。その通期業績が、中期目標の売上高4000億円、営業利益150億円を上回る見込みとなったことから2026年に向かっての新たな目標の見直しを図る…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=日清製粉グループ本社・瀧原賢二社…
小麦加工 2024.01.01日清製粉グループ本社(瀧原賢二社長)が率いる日清製粉グループは「事業ポートフォリオの再構築によるグループ成長力の促進」「食糧インフレへの対応」「豪州製粉事業の業績回復」「環境政策」「デジタル戦略」を23年度の一丁目一番地施策とし中期経営計画の達成を目…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=日清オイリオグループ・久野貴久社…
乳肉・油脂 2024.01.01「クッキングオイルの構造改革」と「かけるオイルの進化」を通じ、食用油の価値向上や継続的な市場拡大を推進する日清オイリオグループ(久野貴久社長)。23年は高機能クッキングオイル「日清ヘルシーオフ」を家庭用ナンバーワン商品に育成させ、オイル市場の拡大をけ…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=J-オイルミルズ・佐藤達也社長
乳肉・油脂 2024.01.01目指すべき未来「Joy for Life -食で未来によろこびを-」を掲げ、油脂を中心とした多岐にわたる付加価値製品や環境貢献製品を展開するJ-オイルミルズ(佐藤達也社長)。新型コロナ以降、着実に利益体制を改善・強化し巻き返しの兆しも強い。24年は強…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=ニチレイ・大櫛顕也社長
冷凍・チルド 2024.01.01ニチレイは今年、中計「Compass Rose 2024」最終年度を迎えサステナビリティ・トランスフォーメーション・コールドチェーンの三つをキーワードに計画達成を目指す。大櫛顕也社長は「グループが考える世界観や価値観を共有したい」と企業価値向上を推進…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=ニッスイ・浜田晋吾社長
冷凍・チルド 2024.01.0122年12月に日本水産から社名変更し「ニッスイさん変わったよねと言われるようになった。新しい社名が少しずつ浸透している」と浜田晋吾社長は存在感の高まりに手応えを示す。中計最終の24年度は確固たる経営基盤とモノづくり精神によるさらなる成長を図り計画を達…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=味の素AGF・竹内秀樹社長
飲料 2024.01.01味の素AGF(竹内秀樹社長)は、コーポレートスローガンとして掲げる「いつでも、ふぅ。AGF」の下、ココロの健康に寄与するかけがえのない企業を目指す。「ココロとカラダの健康」や「人と人とのつながり」「地球環境との共生」をはじめとするサステナブルな社会の…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=カゴメ・山口聡社長
飲料 2024.01.01カゴメ(山口聡社長)は今年、需要喚起に最注力する。コスト低減活動では吸収できないほどのコスト増に対応すべく新たな価値の提供による需要喚起と価格改定の両輪で挑む。「野菜を手軽に摂取できる」野菜飲料の本質的な価値を伝えることに注力し再成長すべく反転攻勢を…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=森永乳業・大貫陽一社長
乳肉・油脂 2024.01.01森永乳業の大貫陽一社長は、24年の展望として前年から高まる消費者の生活防衛意識を背景に消費者の商品を見極める目もシビアになると指摘する。現中期経営計画の最終年度に当たる今年は「健康5領域」のさらなる拡大を目指す事業展開に加え、サステナビリティへも注力…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=雪印メグミルク・佐藤雅俊社長
乳肉・油脂 2024.01.01雪印メグミルクの佐藤雅俊社長は、2025年に迎える創業100周年へ向けて、企業価値向上を念頭に、バリューチェーン(VC)の複線化による「食料供給の安定化」に向け、一気呵成に戦略を進める。来春に計画するプラントベースフード(PBF)市場における新たなV…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=エバラ食品工業・森村剛士社長
調味 2024.01.01エバラ食品工業(森村剛士社長)は「モノづくり」と「ヒトづくり」を強化し健康領域・海外事業を拡大する。消費者の節約意識が強まる中、価格だけでない価値提案をより一層強め「健康」に貢献できる商品・マーケティングを強化していく。国内工場にポーション調味料の新…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=フジッコ・福井正一社長
農産加工 2024.01.01フジッコ(福井正一社長)は2025年3月期を最終年度とする中期3ヵ年経営計画で「ブランド価値の強靭化」「工場運営の改革」「DXの推進」を三位一体で推し進める。生産性が高く経営と商品品質の優れた“ニュー・フジッコ”への経営改革の中で特にコア事業(豆・昆…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=相模屋食料・鳥越淳司社長
農産加工 2024.01.0124年2月期決算で売上高初の400億円台が確実な相模屋食料。「BEYOND TOFU」がプラントベースフード(PBF)や市場の拡大に歩調を合わせて成長した。「肉肉しいがんも~INNOCENT MEAT~」や「カルビのようなビヨンド油あげ」も消費者の共…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=ヒライ・平井浩一郎社長
惣菜・中食 2024.01.01ヒライ(平井浩一郎社長)は、熊本・福岡・大分・佐賀でロードサイド型惣菜専門店を核に188店の直営店舗を展開、手作りにこだわった「廉価でおいしいもの」を追求して地域の台所機能を保つ。「中食は食のインフラ・食のライフライン」として、社会にどのような価値提…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=キリンビール・堀口英樹社長
酒類 2024.01.01キリンビール(堀口英樹社長)は昨年、ビールの「一番搾り」、RTDの「氷結」といった主力ブランドのマーケティングを強化し、厳しい環境下でも着実な成果を残した。24年も軸をぶらすことなく「強固なブランド体系の構築」と「新たな成長エンジンの育成」に力を注ぐ…続きを読む
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新春特集第1部:24年トップは語る成長戦略=アサヒビール・松山一雄社長
酒類 2024.01.01アサヒビールは、昨年3月に松山一雄社長がトップに就任。販売ボリューム重視から転換し、生活者に価値やワクワク感を提供するバリュー経営を推進している。主力の「スーパードライ」は、初のフルリニューアル後の23年も予想を上回る業績で着地の見込みと好調。100…続きを読む