全国卸流通特集2024

全国卸流通特集:エリア別動向=甲信 再編進み次のステージへ

卸・商社 2024.09.28 12830号 29面
「25年度をめど」に完全統合を目指すマルイチ産商と丸水長野県水

「25年度をめど」に完全統合を目指すマルイチ産商と丸水長野県水

ナガレイとマルゼンフーズが合併し新ナガレイとして初開催となった「総合食品フェア」(6月19日、長野市)。「新たなステージ」をテーマに「信州の食」などを提案した

ナガレイとマルゼンフーズが合併し新ナガレイとして初開催となった「総合食品フェア」(6月19日、長野市)。「新たなステージ」をテーマに「信州の食」などを提案した

酢徳の総合食品展示会(6月11日、軽井沢町)は「手軽」「使い切り」を企画提案。カット済みの肉類(写真)や「飲み切りサイズ」のソフトドリンクが注目を集めた

酢徳の総合食品展示会(6月11日、軽井沢町)は「手軽」「使い切り」を企画提案。カット済みの肉類(写真)や「飲み切りサイズ」のソフトドリンクが注目を集めた

 市場規模の縮小、ナショナルチェーンの攻勢と連動したナショナル卸の台頭などが重なり合い、激しい競合と戦う甲信エリアの地域卸。コロナ禍で大きなダメージを負った外食業、宿泊業、観光関連などは順調に需要回復が進み、量販向けの売上げも商品価格の値上げで上向いているが、上昇する事業コストの厳しい圧迫が足を引っ張る。コロナ禍でさらに鮮明となった大手寡占の構図に加え、物流の2024年問題が現実化した今期。長野県では、長年のライバルだったマルイチ産商と丸水長野県水(=県水、17年にマルイチ産

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     2019年の改正労働基準法施行から5年の猶予期間を経て、4月1日からドライバーの時間外労働規制(年960時間上限)がスタートした。これに伴うトラック輸送能力の不足、いわゆる物流の「2024年問題」が本番を迎えた格好だ。 […]

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