プラントベースフード/代替食特集

プラントベースフード/代替食特集:惣菜売場の代替食メニュー 健康志向で開発増加

小売 2020.06.29 12073号 09面
ベイシアの「カリフラ&大豆ミートハンバーグ」

ベイシアの「カリフラ&大豆ミートハンバーグ」

 ●代替を越えた提案も

 スーパーの惣菜売場では、主に健康・美容をテーマに代替食的な開発商品が増えている。最も多い切り口が糖質オフで、白米の代わりにカリフラワーライスやブロッコリーライスを使用するほか、大豆ミートを使ったハンバーグ、唐揚げを主菜とする商品も増えてきた。

 これらは野菜を中心とした構成になることが多く、ヘルシー志向に仕上げることでターゲットの幅も広がる。ただ、味付けの満足感やボリューム感が課題になることも多いので工夫が必要だ。

 ベイシアが今年から本格展開する「カリフラ&大豆ミートハンバーグ」は、名称通り白米をカリフラワーライスに、主菜の肉を大豆ミートに置き換えたカロリー抑えめのワンプレート商品。基本的に植物由来の食材で構成し、1日に必要な野菜量の4分の3を摂取できる設計となっている。

 食べ応えを補う工夫として、大豆ミートのハンバーグはデミグラス風ソースで味をつけた。カリフラワーライスにはトウモロコシを混ぜて食感を高め、添付のドレッシングをかけて食べる。副菜の揚げ野菜はレンコンやスナップエンドウ、カボチャ、パプリカなど食感のバラエティーを豊かにした。

 ユニーが6月にリニューアルオープンした宇都宮店では、「豆腐ハンバーグ」をコーナー化した。POPで冷凍保存できることを訴求、食べる際は電子レンジにかけるか、フライパンで軽く焼くことを推奨する。シリーズの派生商品として「たまごステーキ」を新たに加えた。鶏卵のほか野菜、魚のすり身を使用する。

 この代替ハンバーグやステーキは、ヘルシー志向よりも新しいおいしさや、一般的な惣菜とも異なる簡便性の提案といった側面がある。植物由来フードを使ってメニューを開発する際、肉や穀物の代用だけを考えると、かえって食材の可能性を狭めるかもしれない。肉や穀物に置き換えるだけでなく、植物由来ならではの味わい・食感を生かすことも代替食の楽しみになり得る。(宮川耕平)

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