コメビジネス最前線特集2024
コメビジネス最前線特集:価格動向=売場から消える異常事態
●高値に拍車掛かり家計直撃
新米の季節が到来したが、8月に売場からコメが消える異常事態に陥ったことで、高値に拍車が掛かり、家計を直撃し始めた。産地が卸業者に販売する相対取引価格(60kg当たり・全銘柄平均)は8月、前月から507円高い1万6133円。過去12年間で最も高く、前年同月と比べると約17%上回る高値(2356円の上昇)となった。
一方、産地では高値で民間集荷業者の動きが活発化し、コメの取り合いとなっている。集荷に焦るJAグループが、出来秋に生産者に支払う仮渡し