アジアの低栄養問題にも向き合っている(写真は明治がタイで展開するキューブタイプ)
●アジア圏中心に開拓進む
21年の農林水産物・食品の輸出総額1兆2385万円のうち、牛乳・乳製品は前年比9.8%増の243億9000万円。今後は世界的需要の拡大に対し、いかに「ジャパン・ブランド」の信頼性・安全性・おいしさといった価値を武器に磨き上げていくかが、ますます重要となってくる。特にアジア圏を中心に市場開拓が進みそうだ。
「21年版農林水産統計」によると、乳製品の輸出品目最上位は粉乳。20年の総輸出量は9524tで