コメビジネス最前線特集

コメビジネス最前線特集:価格動向=新米の原料高確実に 価格転嫁できるかが課題

農産加工 2022.10.26 12485号 11面

 コメに注目が集まるが、消費喚起にはつながらず、コメ離れが止まられない。だが22年産新米は、天候不順や作付面積の減少で、過去最低の予想収穫量にとどまる見込みで、原料価格の上昇が見込まれている。だが縮小マーケットでどこまで価格転嫁できるか、課題となっている。
 農林水産省が公表した21年の1人当たり年間コメ消費量は、51.5kgとなり、1965年の111.7kgとの比較で50%以上縮小している。少子高齢化による胃袋縮小が一因だが、小麦粉はほぼ変化なく、むしろ原因は多様化する食生

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