伊藤忠食品は今期、中期経営計画「Transform(トランスフォーム)2022~領域を超えて~」の2年目を迎えた。同中計は、起点を消費者に置き製配販3層が連携することで、食生活を豊かにする新価値創出を目指す。長引くコロナ影響で活動が制限される中、計画の重点分野として掲げるデジタルサイネージの展開拡大に着実な成果を上げている。今夏には同社初となるオンラインでの総合展示会を開催するなど、卸売業の新たな可能性を追求する岡本均社長に現状と戦略を聞いた。(丸山正和)
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新型コロナウイルスの感染拡大が想定を超えて長期化し、食品卸業界が難しい舵取りを強いられている。緊急事態宣言の発令に伴う生活者の行動変化を受け、外食需要の回復に見通しが立たないほか、巣ごもり消費で堅調な家庭用市場では、今 […]
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