プラントベースフード/代替食特集

プラントベースフード/代替食特集:三菱商事ライフサイエンス 「カードラン」で植物性訴求

総合 2022.09.05 12462号 10面
米シカゴIFT展示会で、カードランを使った植物性食品を訴求。油脂ゲルとカードランエビや刺し身に来場者からの問い合わせが急増中

米シカゴIFT展示会で、カードランを使った植物性食品を訴求。油脂ゲルとカードランエビや刺し身に来場者からの問い合わせが急増中

カードランと他の素材の物性比較

カードランと他の素材の物性比較

 三菱商事ライフサイエンス(MCLS)では昨年から、プラントベースフード(PBF)、植物肉のパサつきを抑えジューシー感を出す食感改良の目的で「カードラン」の採用が増え始めた。植物肉の市場は大手を中心にある程度認知されているが、現在は原材料不足による価格高騰の影響で、イカ・エビ・カニなど水産資源の代替食品への検討が増えている。特にすり身は年初から一貫して値上がりし、水産練り製品への対応に向け、新たにアプリケーションを開発している。原料不足の市場で代替食品の検討は、背に腹は代えら

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