サントリーは高品質なハイボール提案に力を入れている
●成長けん引「ハイボール」
国産ウイスキーの人気拡大が続いている。国内ではウイスキーの炭酸割り「ハイボール」が成長をけん引。19年には海外への輸出額が過去最高を更新するなど、海外市場の開拓も進む。ただ、プレミアム品は原酒不足を背景に品薄感が強く、新たな提案が生まれにくい状況。大手各社は安定供給に向け蒸留所の設備増強を急いでいる。
国内のウイスキーの消費量は1983年をピークに減少が続いていたが、サントリーの「角瓶」を使ったハイボール提案を機に2008年に増加に転じた。14