サステナビリティ特集2025

サステナビリティ特集:大阪・関西万博 未来への実験場 新時代の暮らし探る

特集 総合 2025.06.28 12957号 25面
「食と暮らしの未来ウィーク」に開催された特別イベント「ラテンアメリカとカリブ海のコーヒーとカカオをひとくち」。ベリーズ、ボリビア、コロンビア、キューバ、ドミニカ、グアテマラ、パナマ、ペルーの8ヵ国が一体となり、雇用創出におけるコーヒーとカカオの役割や循環型経済における副産物の再利用など持続可能な取り組みを紹介した。同イベントではペルー産コーヒーとチョコレートも配布された

「食と暮らしの未来ウィーク」に開催された特別イベント「ラテンアメリカとカリブ海のコーヒーとカカオをひとくち」。ベリーズ、ボリビア、コロンビア、キューバ、ドミニカ、グアテマラ、パナマ、ペルーの8ヵ国が一体となり、雇用創出におけるコーヒーとカカオの役割や循環型経済における副産物の再利用など持続可能な取り組みを紹介した。同イベントではペルー産コーヒーとチョコレートも配布された

フューチャーライフヴィレッジで「未来の生き方」を提唱したAgeWellJapan。挑戦と発見を通じてポジティブに歳を重ねる“Age-Well”の考え方を動画で紹介したほか、歳の重ね方の傾向がわかる「Age-Well タイプ診断」、Age-Wellな人生に向けた行動宣言、写真撮影などのコンテンツを用意した。シニア世代のウェルビーイングを後押しするステージイベントにも多くの関心が集まった

フューチャーライフヴィレッジで「未来の生き方」を提唱したAgeWellJapan。挑戦と発見を通じてポジティブに歳を重ねる“Age-Well”の考え方を動画で紹介したほか、歳の重ね方の傾向がわかる「Age-Well タイプ診断」、Age-Wellな人生に向けた行動宣言、写真撮影などのコンテンツを用意した。シニア世代のウェルビーイングを後押しするステージイベントにも多くの関心が集まった

西日本GX(グリーントランスフォーメーション)推進連盟、TOYOUKE、UnlimitedWork Place、ガトアートの4社が連携して実施した〈環境×芸術〉のアートイベント。“いのちを使い切ること”を象徴する存在として再生和紙や廃材、茶がらなど環境負荷の低い素材を活用し、GXアーティスト・宇都宮涼子氏が作品をつくりあげた。作品タイトルは「自然の祈り――The Prayer of Green」

西日本GX(グリーントランスフォーメーション)推進連盟、TOYOUKE、UnlimitedWork Place、ガトアートの4社が連携して実施した〈環境×芸術〉のアートイベント。“いのちを使い切ること”を象徴する存在として再生和紙や廃材、茶がらなど環境負荷の低い素材を活用し、GXアーティスト・宇都宮涼子氏が作品をつくりあげた。作品タイトルは「自然の祈り――The Prayer of Green」

6月17日に北欧パビリオンで日本テトラパックが主催した特別イベント。「資源循環の未来:共創が生み出す新たな価値と可能性」と題し、紙や紙容器包装の資源循環をリードする国内外の専門家が登壇した。欧州製紙連合会のヨリ・リングマン常任理事や王子ホールディングスの島谷啓二リサイクル推進部長らによる基調講演の後、パネルディスカッションでは共創による循環型社会の実現に向けた議論がなされた

6月17日に北欧パビリオンで日本テトラパックが主催した特別イベント。「資源循環の未来:共創が生み出す新たな価値と可能性」と題し、紙や紙容器包装の資源循環をリードする国内外の専門家が登壇した。欧州製紙連合会のヨリ・リングマン常任理事や王子ホールディングスの島谷啓二リサイクル推進部長らによる基調講演の後、パネルディスカッションでは共創による循環型社会の実現に向けた議論がなされた

エンパワーリングゾーンに設置された「空飛ぶクルマステーション」。「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のフルスケールモックアップが展示され、空飛ぶクルマが実装された未来社会を体感できる。夏ごろには2地点間または周回での飛行が予定されているという

エンパワーリングゾーンに設置された「空飛ぶクルマステーション」。「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のフルスケールモックアップが展示され、空飛ぶクルマが実装された未来社会を体感できる。夏ごろには2地点間または周回での飛行が予定されているという

ロボット&モビリティステーションでは、ロボットと人が共存する未来の生活を具体的に示した。視覚障がい者の移動をサポートする「AIスーツケース」やどんな形状・素材もつかみ取る万能ハンドを持つロボット、高齢者の移動に便利な四輪型特定原付などが展示された

ロボット&モビリティステーションでは、ロボットと人が共存する未来の生活を具体的に示した。視覚障がい者の移動をサポートする「AIスーツケース」やどんな形状・素材もつかみ取る万能ハンドを持つロボット、高齢者の移動に便利な四輪型特定原付などが展示された

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催中の大阪・関西万博は、持続可能で包摂的な社会の実現に向けた“実験の場”となっている。単なる展示ではなく、未来社会の断片を来場者自身が体験し、日々の暮らしに持ち帰る--こうした新しい万博の形が、各所で展開されている。
 象徴的な取り組みの一つが「テーマウィーク」だ。万博期間中、国連や省庁、自治体、企業、市民団体などが連携し、八つの地球規模の課題に対してさまざまな対話・展示・提案を繰り広げる。

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