食品卸業界でサステナビリティへの取り組みが加速している。サプライチェーンの商流・物流・情報流を担う卸が社会課題の解決へ貢献できる範囲と役割は広く、その推進は企業価値の向上や競争優位獲得への戦略にもなる。卸各社が経営にサステナビリティを統合する動きが本格化しており、それぞれ重点課題に掲げる環境対応や食品ロス削減、地域創生、人財基盤の充実などのテーマを推進。とりわけ来年に迫った物流の「2024年問題」に向け、持続可能な物流体制の構築へ取り組む動きも顕著だ。サステナビリティは非競争
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