大きくあられとせんべいにくくられる米菓だが、ミックス商品や洋風化商品もあって細かいカテゴリーの境目はなくなりつつある
●次代の消費喚起が課題
米菓市場は、日本の伝統菓子として国内外から価値が認められているのに加え、伝統の上にも新しい仕掛けや商品開発が奏功し堅調なカテゴリーだ。しかし、次代の消費を担う若年層の消費喚起は長年の課題で、洋風化商品挑戦や成長戦略を見据えた投資が進むなど、新たな価値創造への取組みも見られる。
全国米菓工業組合「50周年記念誌」によると、縄文時代後期には米菓の原型のようなものがあったようだ。700年代の奈良時代書物に