食料産業特別貢献大賞特集2023
わが国の食料産業は世界に類を見ない多彩で豊かな食生活の形成へ多大に貢献してきた。その食料産業の発展に永きにわたり貢献・尽力された個人・企業をたたえるため、日本食糧新聞社は、1月1日に迎えた日本食糧新聞創刊80周年の節目を記念して「食料産業特別貢献大賞」を制定した。
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◆食料産業特別貢献大賞特集:53氏・8社の功績を顕彰 食料産業に輝く歴史的な…
特集 総合 2023.07.11日本食糧新聞社制定、農林水産省後援の食料産業特別貢献大賞は11日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ東京で贈呈式が開催される。食品産業功労賞受賞者をはじめとする個人53氏、および企業8社に贈られる。半世紀に近くわが国の「食品製造、食品流通、外食、食品…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:秋谷淨惠氏 日清オイリオグループ元代表取締役会長
食用油 特集 2023.07.11●新時代へ業界再編を先導 秋谷淨惠氏は入社以来、管理・生産部門を中心に歩み、同社・横浜磯子工場の完成に伴う人員配置の最適化や人事諸制度の改革を推進、さらに現在の加工油脂事業の発展の礎となる事業立ち上げにも携わった。役員就任以降はこれを生かし、経営全…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:浅田剛夫氏 井村屋グループ取締役取締役会議長
菓子 特集 2023.07.11●あずきと和菓子を世界へ 浅田剛夫氏は1970年、27歳で井村屋製菓(現・井村屋グループ)に入社した。大学卒業後、大阪で醸造食品メーカーに勤務していた時、中学からの親友で5代目社長の井村正勝氏に大阪で出会ったことがきっかけだった。以降、新業態のレス…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:浅野茂太郎氏 明治ホールディングス元代表取締役社長
乳製品 特集 2023.07.11●業界の将来描き開発力強化 浅野茂太郎氏は2011年4月1日、社長を務めていた明治乳業と、明治製菓を再編して発足した「株式会社明治」の社長に就任した。 「強い事業はより強く、海外や新規商品開発など新しい分野で事業を拡大する」という目標を掲げて、新…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:阿部豊太郎氏 丸美屋食品工業代表取締役社長
調理品・コメまわり品 特集 2023.07.11●米飯・和食ブランドを向上 阿部豊太郎氏は1994年の社長就任以降、消費者のブランド認知度と信頼、企業イメージ向上に努め、2023年12月期で24年連続となる増収を目指している。 ふりかけの基幹商品の「のりたま」が発売60年を超え、3世代にわたっ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:荒井伸也氏 オール日本スーパーマーケット協会名誉会…
表彰 特集 小売 2023.07.11●行動科学で店舗管理構築 オール日本スーパーマーケット協会(AJS)名誉会長で、サミットの元代表取締役社長の荒井伸也氏は、創業以来10年間赤字続きだった住友商事子会社のスーパーマーケット(SM)を、行動科学に基づく店舗管理技術を構築したり、本部と店…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:新井泰道氏 叙々苑代表取締役会長
表彰 特集 外食 2023.07.11●焼肉の地位向上し国民食化も 新井泰道氏は1958年、15歳で焼肉店に就職。昼夜兼行で修行に励み、19歳から料理長を10年間務めた後、29歳で独立開業。資金を貯め33歳で「叙々苑」を創業した。 叙々苑では、高付加価値メニューの開発、接客サービスの…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:安藤宏基氏 日清食品HD代表取締役社長 取締役会長…
麺類 特集 2023.07.11●即席麺を世界食へ推進 安藤宏基氏は、日清食品に入社後、同社初の海外進出となる米国日清の事業を手掛けた。その後、76年に「日清焼そばU.F.O.」「日清のどん兵衛」といったロングセラー商品を相次いで開発した。85年、社長就任。90年にブランドマネー…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:飯島延浩氏 山崎製パン代表取締役社長
パン・シリアル 表彰 特集 2023.07.11●製パン業界発展ために尽力 飯島延浩氏は、キリスト教の精神でピーター・ドラッカーの経営理論の実践、実行をするとともに、科学技術に基づくイノベーションを山崎製パンの事業経営の中で積極的に推進し製パン業界の基盤作りと発展に励んできた。21世紀の事業経営…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:池田弘一氏 アサヒビール元代表取締役会長
酒類 特集 2023.07.11●総合酒類化など改革推進 池田弘一氏は2002年1月、アサヒビールの代表取締役社長に就任。社長在任時には同社の総合酒類化、グループ競争力の強化、グローバル化--の三つの改革を推進。新ジャンル市場への参入など数々の戦略を打ち出し、現在へ続く成長への原…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:伊藤裕康氏 中央魚類代表取締役会長兼CEO
特集 卸・商社 2023.07.11●魚食文化の継承大きな使命 伊藤裕康氏は1959年、大学卒業とともに中央魚類に入社して要職を務めながら水産卸売業一筋60余年だ。この間、会社は急拡大して64年に東証2部上場を果たし、直近2023年3月期連結決算では営業利益20億円、経常利益21億円…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:歌田勝弘氏 味の素元代表取締役社長
調味料 特集 2023.07.11●事業の多角化を推進 歌田勝弘氏は、高度経済成長の真っただ中で、味の素社の事業成長や多角化を推し進めてきた。 1981年に社長に就いてからは、長期戦略や戦略を明示して、社内外を活性化し、文化活動にも積極的に関わってきた。 退任後は、社外活動に多…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:尾家亮氏 尾家産業最高顧問
特集 卸・商社 2023.07.11●課題解決と地位向上に奔走 尾家亮氏は尾家産業の2代目社長を務め、業務用食品卸業界のリーディングカンパニーとして全国展開への道筋を付けた。会長を経て最高顧問となった現在も、従業員と得意先、仕入れ先へ心を砕いて外食産業の発展に全力を尽くしている。日本…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:大河原愛子氏 デルソーレ前代表取締役会長
冷凍食品 特集 2023.07.11●冷凍ピザを日本に普及・拡大 大河原愛子氏は、幼少期に父から教わった言葉「Can Do!(成せば成る)」精神でピザ普及へ情熱を注ぎ込み、見事にその夢を実現した。冷凍ピザを日本に広めた立役者であり、さらにピザ文化の伝道者ともいえる存在だ。特に外食分野…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:大河原毅氏 日本KFC元代表取締役社長
表彰 特集 外食 2023.07.11●食文化に多大な影響与える 「外食元年」といわれる1970年、大河原毅氏は日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の設立メンバーとして外食事業の道に進んだ。志願して1号店(名古屋名西店)店長となるも、不振が続いた。撤退も検討されたが4号店を決死…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:大沢一彦氏 日本食研ホールディングス代表取締役会長
調味料 表彰 特集 2023.07.11●ブレンド調味料市場を拡大 大沢一彦氏は、愛媛県今治市の農家の7代目として生まれた。父親から譲り受けた畑で作物を栽培し、リヤカーに乗せて売りに行くなど、子どものころから物を作り、売るという商売の基本を経験しながら育った。 東京農業大学在学中からハ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:大高善興氏 ヨークベニマル代表取締役会長
特集 小売 2023.07.11●トップ級の食品スーパーに ヨークベニマルの創業は1947(昭和22)年6月。大高善興氏の父、善雄氏が興した。善雄氏は戦中は福島県商工部嘱託、郡山市民課長、産業課長を歴任するなど、小売業界では異色の経歴の持ち主。 戦後、賀川豊彦の生協運動に共鳴し…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:大宮久氏 宝ホールディングス名誉会長
酒類 表彰 特集 2023.07.11●ニーズを実現する商品開発 大宮久氏は、1968年4月に寳酒造(現・宝ホールディングス)に入社し、間もなく新規事業開発に携わった。バイオの将来性にいち早く着目し、1979年には国産初の制限酵素発売を実現した。最初は売上げ規模も小さく、社内での風当た…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:岡田卓也氏 イオン名誉会長相談役
特集 小売 2023.07.11●基本理念実践に息づく信念 イオンは基本理念として「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する。」と掲げる。これは岡田卓也名誉会長相談役が、1946年に岡田屋呉服店の代表取締役に就任して以来、実践してきた信念である。 戦後に営…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:小川賢太郎氏 ゼンショーHD代表取締役会長兼社長
特集 外食 2023.07.11●理念貫き外食売上高トップ 小川賢太郎氏は、ゼンショーを1982年に創業、97年に株式店頭登録、2001年には東証1部上場と猛烈な勢いで業容拡大し社会的信用を持つ企業に育て、2011年3月期には創業30年弱で外食産業国内売上げナンバーワンとなる。 …続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:小瀬昉氏 ハウス食品グループ本社相談役
調味料 表彰 特集 2023.07.11●カレーの国民食化を推進 小瀬昉氏は入社以来、業界で先鞭を切って同社が導入したプロダクトマネージャー制で、最基幹製品群であるカレーグループのプロダクトマネージャーに就任した。当時(82年)、学校給食・全国統一献立の初メニューにカレーライスが選ばれるなど…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:香川芳子氏 香川栄養学園学園長
特集 総合 2023.07.11●臨床学から栄養学を実践 香川栄養学園創立者の香川昇三・綾夫妻は、当時まん延していた「かっけ」が胚芽米で容易に治療・予防できることに感動し真の医者は病人を診るよりも病人を出さないことに務めるべきだと、1933年に自宅で「家庭食養研究会」を開いて栄養…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:垣添直也氏 日本水産(現・ニッスイ)元代表取締役社…
缶詰 ハム・ソーセージ 練り製品 特集 2023.07.11●水産資源の価値を最大化 垣添直也氏は、早い時期から水産業における時代の転換点を経験してきた。大学を卒業後、南氷洋で最盛期だったクジラ捕り現場を経験した日本水産(現・ニッスイ)に入社。クジラは戦後以降の食料難を支えてきたが、1972年にストックホル…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:梶原徳二氏 カジワラ代表取締役会長
表彰 特集 機械・資材 2023.07.11●加熱撹拌機の開発まい進 梶原徳二氏は、基本理念である「より多くの人々により美味しい幸せを」を具現化すべく、加熱撹拌(かくはん)機開発にまい進してきた。釜の構造、熱源などさまざまな点にこだわり、ユーザーと一体となって「伝統的な味創りの工業生産化をバ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:加藤武雄氏 加藤産業名誉会長
特集 卸・商社 2023.07.11●加工食品全国卸では初上場 加藤武雄氏は、藤田組(現・フジタ)から食品卸企業である加藤産業に1968年に入社以来、営業の第一線を走り続けた。 異業種からの食品業界入りで旧来の食品業界の慣習などに疑問点を感じる中、独自の発想力と行動力を発揮。大きく…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:嘉納毅人氏 菊正宗酒造取締役会長
酒類 特集 2023.07.11●生〓(きもと)造りの品質向上に寄与 嘉納毅人氏は、銘酒「菊正宗」を持つ1659(万治2)年創業の菊正宗酒造の本嘉納家十一代目当主を務めた。菊正宗酒造は、灘五郷にある酒蔵でも屈指の名門。神代の昔から親しまれてきた日本酒の醸造法が確立したのは江戸時代…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:唐木英明氏 食の信頼向上をめざす会代表
特集 総合 2023.07.11●リスコミ確立へ普及を推進 唐木英明氏は、食品の供給者と消費者が科学的な根拠に基づき健全に対話できる関係になるよう活動してきた。食の信頼向上をめざす会代表を務める。リスクコミュニケーション(リスコミ)の確立と普及活動を積極的に行っている。どのように…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:川野幸夫氏 ヤオコー代表取締役会長
特集 小売 2023.07.11●志が導く業態と業界の発展 川野幸夫会長が家業でもある小売業を志したのは、東京大学法学部に在籍していたさなかだった。弁護士志望からの転換点は、林周二「流通革命」や、渥美俊一「流通革命論」に刺激を受けたことだという。商人を志して69年に八百幸商店に入…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:木村良氏 木徳神糧取締役相談役
特集 卸・商社 2023.07.11●新たなコメ流通の礎を築く 木村良氏は1971年、140年以上続く老舗米穀卸・木徳に入社し、コメ一筋に歩んできた。 社長就任3年後の95年、政府米主体の食糧管理法から民間流通主体の食糧法へと移行し、新時代の幕開けを迎えた。そこで、大きな環境変化に…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:古泉肇氏 亀田製菓元名誉会長
菓子 表彰 特集 2023.07.11●利他に生き、地域とともに 亀田製菓は、父親の古泉榮治氏が戦後まもない食糧難の時代に、水飴作りに挑戦したことから創業。古泉肇氏は2代目だが、亀田製菓に入社するつもりはなく、大学卒業後の金融機関採用が決まっていた。しかし卒業直前の3月に、突然父親に「…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:國分勘兵衛氏 国分グループ本社代表取締役会長兼CE…
特集 卸・商社 2023.07.11●「信用」礎に業界発展へ尽力 1992年に第12代目國分勘兵衛を襲名した國分会長兼CEOは独立系最大手卸の経営トップとして業界の発展と地位向上に多大な功績を果たしてきた。国分グループの創業311年の長きにわたる歴史と伝統で築いた社是「信用」の下、製…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:小平昭雄氏 惣菜サミット名誉会長
特集 中食 2023.07.11●惣菜地位向上、人材育成も 1997年3月、東京駅近くの会議室に食品スーパー(SM)の惣菜部門に関わる17社21人が集って惣菜サミットはスタートした。「惣菜業の地位向上、情報共有による業界のレベルアップ」との小平昭雄氏の思いは26年目を迎える。当初…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:後藤康雄氏 はごろもフーズ代表取締役会長
缶詰 表彰 特集 2023.07.11●缶詰・レトルト普及に寄与 はごろもフーズの後藤康雄氏はプラザ合意後、国内食品産業が大きく変貌を遂げた中、缶詰・レトルト食品の普及と活性化に大きく貢献した。中でも飽くなき探求心で実現した開けやすいアルミトップのEO缶(イージーオープン缶)の開発・普…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:小濵裕正氏 カスミ相談役
特集 小売 2023.07.11●食育活動を積極的に推進 小濵裕正氏はカスミを茨城県で食品スーパーのリーディングカンパニーとして育て、食文化の伝承と新しい食の提案で地域の食生活の向上と流通産業の発展に貢献した。ダイエーグループで経営手腕を磨き、カスミを多角化路線から食品スーパーに特化…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:小林一光氏 金印代表取締役会長
調味料 特集 2023.07.11●加工わさび地位向上に尽力 今や「わさび」と言えば、「金印ブランド」は和食の代名詞のような存在だ。しかもその名は海外までとどろき、ピリリと効いたわさびの味わいそのもののように、企業自体もキラリと光る価値を高めている。そんな金印にも危機はあった。小林…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:雜賀慶二氏 東洋ライス代表取締役社長
コメ・もち・穀類 特集 2023.07.11●開発と普及でコメ消費喚起 健康志向の高まりを受け、玄米市場が拡大している。牽引役が東洋ライスの「金芽ロウカット玄米」。雜賀慶二氏が開発した。糠層と白米部分の境目にある亜糊粉層と、胚芽基底部を残存させた「金芽米」も含め、健康機能を付与したコメ商品の…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:佐藤功氏 サトウ食品相談役会長
調理品・コメまわり品 特集 2023.07.11●技術開発で米食文化に新風 佐藤功氏は、コメの一大産地・新潟県のメーカー佐藤食品工業(現・サトウ食品)を率い研究開発を進め無菌包装もち・無菌包装米飯の市場を生み出した。県の食品産業の柱に成長させたのはもちろん、古来から続く米食文化に新風を吹き込んだ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:正田修氏 日清製粉グループ本社名誉会長相談役
粉類 特集 2023.07.11●企業と事業の構造改革推進 正田修氏は、日清製粉入社以来、20代は会社や米国で研さんを積み、30代で企画部門、加工食品事業、製粉事業の責任者として現場で活躍した。43歳で社長に就任し、23年間にわたって日清製粉グループの発展を率いてきた。 61歳…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:鈴木敏文氏 セブン&アイ・ホールディングス名誉顧問
特集 小売 2023.07.11●チームMD・単品管理で近代化 セブン&アイ・ホールディングスの名誉顧問の鈴木敏文氏は、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)を設立し、国内2万1000店以上、全店売上高5兆円を超える国内最大規模のコンビニエンスストア(CVS)チェーンとなる基盤をつ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:千野和利氏 阪急オアシス元代表取締役会長
特集 小売 2023.07.11●離島の食品産業の育成に力 千野和利氏は流通産業、市場活性化、豊かな食生活のほか、離島振興地方創生などの地域活力を支援するなどで社会に貢献している。現在、理事長を務める離島振興地方創生協会(離創協)は離島で食品産業・生産を育成し流通・消費にまで結ぶ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:高瀬孝三氏 高瀬物産名誉会長
表彰 特集 卸・商社 2023.07.11●豊かな外食文化創出一筋 高瀬物産は1961年の創業から、レストラン・ホテル・居酒屋・レジャー施設・会館・産業給食等の外食産業を対象に、業務用食品・酒類・関連資材の販売や情報の提供を行い、食のプロである料理人の方々の要望に応え、外食産業を創り上げて…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:塚越寛氏 伊那食品工業最高顧問
水産乾物・塩蔵他 表彰 特集 2023.07.11●「年輪経営」で寒天を近代化 「年輪経営」--社員の幸せを目的に、緩やかな成長を目指す。伊那食品工業の塚越寛最高顧問が提唱するこのビジョンは、寒天産業で世界のトップを走る同社の礎となっているほか、多岐にわたる業種・業界の経営者らに影響を与えている。…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:永谷栄一郎氏 永谷園ホールディングス代表取締役会長
麺類 特集 2023.07.11●理念「味ひとすじ」を体現 永谷栄一郎氏は1979年の入社以来、顧客価値の提案、市場創出に先駆けてきた。87年発売の「チャーハンの素」、89年の「おとなのふりかけ」などを開発し従来なかった品質でヒット。社長就任の翌97年には「ただいまお茶づけ中」C…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:中野勘治氏 菱食(現・三菱食品)元代表取締役社長
特集 卸・商社 2023.07.11●製配の知見生かし振興邁進 中野勘治氏はニチレイの専務取締役などを経て、2003年に菱食(現・三菱食品)の低温子会社だったアールワイフードサービスの社長に就任。08年に菱食本体のトップに就いて以降、「集物型流通から創造型流通への転換」といった新たな…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:服部幸應氏 服部学園理事長
特集 総合 2023.07.11●「食育」を唱えて食産業を発展 「知育、徳育、体育の基本は食育」--。実に50年以上も「食育」の重要性を説き続け、小泉純一郎政権下の2005年、「食育基本法」制定にまでこぎつけた。「食」を法律にするのは画期的、世界でも類を見ない。 「食育」に取り…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:堀澄也氏 ヤクルト本社相談役名誉会長
乳製品 特集 2023.07.11●数々の機能性乳製品開発 堀澄也氏は、ヤクルトの創始者・代田稔博士が提唱した「予防医学」(病気にかかってから治療するのではなく病気にかからないために予防する医学)、「健腸長寿」(腸を丈夫にすることが健康で長生きすることにつながる)、「誰もが手に入れ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:本庄八郎氏 伊藤園代表取締役会長
嗜好飲料 特集 2023.07.11●無糖茶飲料の市場を創造 本庄八郎氏は「自然、健康、安全、良いデザイン、おいしい」の五つをキーワードにした商品提案で食品市場に活力を与えている。 1980年に缶飲料の「ウーロン茶」を開発し無糖茶飲料市場を創造。同商品が84年にヒット商品となると、…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:前川正雄氏 前川製作所顧問
特集 機械・資材 2023.07.11●MYCOMブランド確立 前川正雄氏は1955年に前川製作所に入社、翌56年に米国・ミシガン大学へ留学し、当時の米国の生産現場の状況をつぶさに体験することで「日本の家族主義的な経営」が「米国の大量生産」に対抗し得るものであると自信を深めた。そこから…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:茂木友三郎氏 キッコーマン取締役名誉会長取締役会議…
調味料 表彰 特集 2023.07.11●醤油と食文化を世界普及 茂木友三郎氏は醤油の海外展開を主導し、醤油を世界の食文化と融合させてきた。建設を主導した米国工場は今年で50周年を迎えた。今も増産を続けグループの成長をけん引する。米国で成功した醤油のビジネスモデルを世界各地域で展開し、食…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:森永剛太氏 森永製菓元代表取締役社長
菓子 特集 2023.07.11●菓子産業の活性化に寄与 森永剛太氏は、社長就任時の最初のスピーチで「一刻も早く収益力を回復させ、赤字体質から脱却し安定的黒字体質への転換を図り、早期復配させることに全力を傾注する時です。そのためには、抜本的改革を断行すること、かつスピードをもって…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:安田定明氏 武蔵野ホールディングス代表取締役会長
特集 中食 2023.07.11●食と癒やしで時代の一歩先 安田定明氏は鳥取県生まれ。食品企業を脱サラして1969年に東京都東久留米市で調理パン、サンドイッチの製造販売を開始、武蔵野商事(現・武蔵野)を設立して代表取締役社長に就任したのは30歳。翌年、埼玉県志木市で米飯商品の製造…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:横山清氏 アークス代表取締役社長
表彰 特集 小売 2023.07.11●地域スーパーの結集軸築く スーパー黎明期から第一線で指揮を執り、経営者として群を抜く実績を残すと同時に業界の地位向上や業界団体の統一化に尽力。論旨明快で首尾一貫した発言と有言実行の姿勢、深い知見と慧眼、カリスマ性をも備えた横山清氏の人間力に心酔す…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:吉田康氏 ブルボン代表取締役社長
菓子 表彰 特集 2023.07.11●多層多様な事業を強く推進 米菓「羽衣あられ」がヒットしクレープクッキー「ルマンド」で飛躍したブルボンが1979年に発売したチョコレート菓子「エリーゼ」は、同社を代表する商品の一つ。吉田康氏が入社早々に商品開発を手掛けた商品で今も多くの人たちに愛さ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:米濵和英氏 リンガーハット名誉会長
表彰 特集 外食 2023.07.11●国産野菜使用のモデル構築 「賭けでした」と米濵和英氏は2009年10月、代表取締役会長兼社長の時代に背水の陣で看板メニュー「長崎ちゃんぽん」「ぎょうざ」に使う野菜を国産に切り替えた。新商品の野菜たっぷりちゃんぽんの価格を1割前後値上げして「脱低価格」…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=大塚製薬 革新的製品、世界の人々へ
清涼飲料 特集 2023.07.11大塚製薬は1964年設立。大塚ホールディングスの完全子会社。疾病の治癒を目指し新しい治療薬を提供する「医療関連事業」、健康の維持・増進のための製品を提供する「ニュートラシューティカルズ関連事業」の両輪で人々の健康に貢献する。「大塚だからできること」「…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=カゴメ 健康的で豊かな食生活を
果実飲料 特集 2023.07.11カゴメは、創業以来、自然の恵みを生かした事業を通じて、人々の健康的で豊かな食生活に貢献することを使命としてきた。このたび「トマトケチャップ等トマト加工品開発普及貢献」「農事業育成強化、野菜飲料普及、食文化推進貢献」の2点が評価され、食料産業特別貢献大…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=キユーピー 屈強なグループ協働体制
調味料 特集 2023.07.111919年、中島董一郎氏らにより食品工業として創業、57年、キユーピーに社名変更した。 トップシェアのマヨネーズ・ドレッシングはもちろん、パッケージサラダやタマゴ加工品分野などでも国内屈指の製造体制を敷く。社是「楽業偕悦(らくぎょうかいえつ)」の通…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=キリンビール “綜合飲料”市場を創成
酒類 特集 2023.07.11キリンビールはキリングループの祖業であるビール事業を担い、100年を超えて中核企業としてグループの成長を支えてきた。20世紀初頭の設立以来、日本を代表するビールメーカーとして確固たる地位を築くとともに、酒類と清涼飲料を合わせた独自の“綜合飲料戦略”で…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=ニチレイ 冷凍食品市場を活性化
冷凍食品 特集 2023.07.11第2次大戦中に設立された帝国水産統制から、1945年の水産統制令の廃止を受け、日本冷蔵に改組・社名変更。それまでの冷凍魚・冷蔵倉庫・製氷業に食品事業を加えた。54年に発売した冷凍茶碗むしは調理冷食の先駆け。56年に畜産事業を加え、82年にバイオテクノ…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=日本アクセス 豊かな食文化を全国へ
特集 卸・商社 2023.07.111993年に雪印流通グループ5社が合併し雪印アクセスが誕生した。2002年に伊藤忠商事が筆頭株主となり04年に現社名の日本アクセスとなった。07年に西野商事と合併、11年に伊藤忠グループ会社との再編など進め規模と事業を拡大。23年10月に設立30年の…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=三菱食品 総合力で食の発展支える
特集 卸・商社 2023.07.11三菱食品は2011年に三菱商事系卸4社の経営統合で誕生し今年で設立12年目を迎えた。売上高2兆円の規模感と全国フルラインの営業・物流ネットワークを基盤にメーカーと小売業の成長発展を支援。高度なマーケティング機能や商品開発力も発揮し生活者の豊かな暮らし…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:特別賞=ヤマト運輸 宅配基盤の創造と革新
特集 総合 2023.07.11ヤマト運輸が小口荷物に特化した「宅急便」を開始したのは1976年。発売初日の取り扱い個数はわずか11個だったが、2004年度に年間10億個を突破し、2022年度には23億3972万個まで増加した。 宅急便は、社会や環境が大きく変化した現代において、…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞特集:日本食糧新聞 創刊80年の歩み
特集 総合 2023.07.11◆日本食糧新聞 創刊80年の歩み 【1】昭和17年~昭和27年(1942~1952) 昭和17年・1942年 中央食糧協力会弘報部が「日本食糧新聞」を制作 昭和18年・1943年 昭和18年1月1日創刊/大判ペラで火・土の週2回発行/初めて広告…続きを読む
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◆食料産業特別貢献大賞:日本食糧新聞創刊80周年記念 受賞者をたたえる
特集 総合 2023.05.10わが国の食料産業は世界に類を見ない多彩で豊かな食生活の形成へ多大に貢献してきた。その食料産業の発展に永きにわたり貢献・尽力された個人・企業をたたえるため、日本食糧新聞社は、1月1日に迎えた日本食糧新聞創刊80周年の節目を記念して「食料産業特別貢献大賞…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞:受賞者一覧
特集 総合 2023.05.10●秋谷淨恵氏(あきたに・じょうけい) 日清オイリオグループ(株)元代表取締役会長 ▽製油産業活性化普及推進、国際化事業向上貢献 ▽事業統合地盤強化、全国業界団体等運営貢献 ●浅田剛夫氏(あさだ・たけお) 井村屋グループ(株)取締役 取締役会…続きを読む
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食料産業特別貢献大賞:特別賞一覧
特集 総合 2023.05.10大塚製薬(株) ▽カロリーメイト等栄養補助食品開発普及貢献 ▽ポカリスエット等機能性飲料開発普及貢献 カゴメ(株) ▽トマトケチャップ等トマト加工品開発普及貢献 ▽農事業育成強化、野菜飲料普及、食文化推進貢献 キユーピー(株) ▽マヨネ…続きを読む