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●ニーズを実現する商品開発 大宮久氏は、1968年4月に寳酒造(現・宝ホールディングス)に入社し、間もなく新規事業開発に携わった。バイオの将来性にいち早く着目し、1979年には国産初の制限酵素発売を実現した。最初は売上げ規模も小さく、社内での風当たりも強かった。1988年には、PCRシステムの日本での独占販売権を獲得。持ち前の粘り強さで事業を軌道に載せ、現在のタカラバイオにつながるビジネスモデルを構築した。 1990年に東
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