関西四国新春特集
令和の新時代が幕開けした。中東情勢の不安定から始まり、中国の新型コロナウイルス問題、続いている米中経済情勢、英国のEU離脱決定と、世界経済と政治、社会情勢はより一層、不確実な時代に入った。
日本経済も昨年の消費増税でのインパクトが残る中、これから人口減、人口構造の変化での需要変化、労働力市場の新しい対応が迫られる変換期に入っている。さらに独自性、地域性、社会性が求められており、例えば産官学連携での開発、市場研究をはじめ1国、1企業でない、よりグローバルな取組みが50年、100年先にも社会から必要とされる企業の条件になってくることは間違いないだろう。
今年はオリンピック・パラリンピックイヤーだが、関西ではそれ以降の国家プロジェクトの関西万国博覧会が大阪・夢洲で25年4~10月に開催される。大阪での開催は1970年以来55年ぶり、経済波及効果は試算だが2兆円を予想し、ポスト、オリ・パラの関西経済の推進力になるものと期待されている。前年の24年には大阪駅周辺の再開発の一大プロジェクト「うめきた2期」が完成する。4万6000平方mの広大な大阪駅隣接地に森(都市公園)を作り、それを核にして周りに商業施設、オフィス、ホテル、分譲住宅が造られる。緑の少ない大阪の一等地に「みどりとイノベーションの融合」の理念でのプロジェクトだ。
これら開発、イベントの波及効果を、地域食品産業の基盤拡大にどう結びつけていくのかが今後求められてくるだろう。(関西支社長=大居政光)
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◆関西四国新春特集:令和新時代 50~100年先でも必要とされる企業へ
総合 2020.01.30令和の新時代が幕開けした。中東情勢の不安定から始まり、中国の新型コロナウイルス問題、続いている米中経済情勢、英国のEU離脱決定と、世界経済と政治、社会情勢はより一層、不確実な時代に入った。 日本経済も昨年の消費増税でのインパクトが残る中、これから人…続きを読む
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関西四国新春特集:大坪正人近畿農政局長に聞く 農業生産の基盤拡大を
総合 2020.01.30農業、食品産業の振興へ多様な切り口から施策を推し進めていく、と話すのは、1月に近畿農政局長に就任した大坪正人氏。大坪氏に関西の市場環境と、各課題への取組み、農政局の今後の重点策などについて話を聞いた。(聞き手=大居政光日本食糧新聞社代表取締役副社長・…続きを読む
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関西四国新春特集:トップ対談 コノミヤ・芋縄社長、王将フードサービス・渡邊社…
総合 2020.01.30◇関西小売・外食業界 トップが先読み どうなる2020年、消費新時代の幕開けか 平成から令和へと、新たな時代に移った2019年。史上初の10連休ゴールデンウイーク、関西で初開催のG20サミット、ラグビーワールドカップなどの大型イベントに加え、消費増…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs 取り組み姿勢は企業価値の指標に
総合 2020.01.30●あと10年でできること 国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が15年9月に採択され、17の目標と169のターゲット(具体例目標)からなるSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=東洋ライス BG無洗米の普及促進で持続可能な社会
農産加工 2020.01.30東洋ライスが独自開発したBG無洗米は、製造時にとぎ汁を出さず、消費エネルギーも少ない製法で製造。コメのとぎ汁による水質汚染を防止する環境負荷低減はもとより、国連が掲げる「SDGs(持続可能な17項目の開発目標)」のうち9項目の目標に寄与できる。普及活…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=エア・ウォーター 食品残さでエネルギー創出
総合 2020.01.30●実証プラント実験を エア・ウォーターは今期始動した中計でグループのCO2排出量削減目標を21年度6%(13年度比)、30年度15%(同)に掲げた。メーン事業の産業ガスの安定供給とCO2削減の両立に挑みながら、成長領域に据える農業・食品関連事業では…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=イシダ 「INSPIRA」で脱プラ・省エネに貢献
機械・資材・IT 2020.01.30イシダは、搬送から計量、包装、検査、箱詰めまでを展開する「オールイシダ」を強みに、人手不足や脱プラ・省エネなど、食品製造現場が直面する課題に対応。縦ピロー次世代包装機「INSPIRA」は、使いやすさを追求した人・環境に優しい点に特徴があり、多様化する…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=幸南食糧 在日外国人をコメで支援
農産加工 2020.01.30●無料配布など実施 幸南食糧は、日本に住む外国人の暮らしをサポートする「YOLO JAPAN」と連携し、日本に住む外国人をコメでサポートする「RICE SAVES LIFEプロジェクト」をスタートさせた。 昨年11月23日の勤労感謝の日に合わせ、…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=大森屋 バイオマスインキとFSC認証紙
水産加工 2020.01.30●自社商品への使用推進 大森屋は自社商品に、生物由来の資源を利用したバイオマスインキと環境に配慮した持続可能な森林管理下で生産されたFSC認証紙の使用を推進していく。第1弾として2月から順次リニューアルする「緑黄野菜ふりかけ」「小魚ふりかけ」の2品…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=石光商事 循環型コーヒー完成
卸・商社 2020.01.30●社会・自社・消費者“三方良し”目指す 石光商事は今期始動の3ヵ年中計「Iプロジェクト」でSDGs活動の本格化を宣言した。同時に単なる社会貢献で終わらせず、社会問題解決と新たなビジネスモデルの構築も両立すると表明。宣言通り、19年末には抽出後のコー…続きを読む
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関西四国新春特集:関西SDGsプラットフォーム 17目標を自社取組みに投影
総合 2020.01.30●参加者連携で活動推進 産官学民891団体が会員 SDGs活動を始めたいが、何から手を付け、具体的にどう動けばいいのか--。これらの疑問の共有や解決の糸口を探るプラットフォームとなるべく、17年12月に開設されたのが関西SDGsプラットフォーム。独…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=リボン食品 オーガニック油脂で貢献
乳肉・油脂 2020.01.30●原料・製法も一新 持続可能な社会の実現に向けて、欠かせないキーワードとなりつつあるオーガニック。リボン食品では自然・人に配慮する社会貢献活動の一環として、2003年から国内製造で唯一の有機マーガリンを展開する。 19年7月には原料・製法を一新し…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=泉平 食で人をつなげる サステナビリティー追求
卸・商社 2020.01.30創業123年の業務用卸・泉平は昨年春、持続的経営への意思をホームページ上であらためて表明した。地域、子ども、環境がそれぞれ笑顔になる独自のCSR活動とSDGsへの積極的な取り組みを重ね合わせ、経営ビジョン「食で人をつなぎ、日本で一番ありがとうと言われ…続きを読む
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関西四国新春特集:SDGs=SRSホールディングス 数値でシステム化
外食 2020.01.30●食品ロスや廃棄物減少へ 「和食さと」や「天丼・天ぷら本舗さん天」などを運営するSRSホールディングスは、新中期経営計画「プロジェクトMIRAI」の経営ビジョンとして、必要不可欠な社会的インフラになることを目標に掲げ、働きやすい職場環境づくりや食の…続きを読む
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関西四国新春特集:深刻な人手不足、対策急務
総合 2020.01.30●AI利用で機械化・システム化、海外人材を活用 関西経済界の20年の景気観測では厳しくなると予想した人が30%を7年ぶりに超えたが、その要因について「中国経済の不安定」、次いで「人手不足」を挙げている。特に小売業、外食チェーンは人手産業の側面がある…続きを読む
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関西四国新春特集:人手不足対策=上野砂糖 歩留まり高い粉糖
菓子 2020.01.30●異物混入のリスク低減 上野砂糖は、業務用の「微粉砕黒糖」「粉糖初雪(純糖)」、小分け包装サービスによる人手不足対策、働き方改革を提案している。昨年11月に長寿の秘けつとしてTV番組で紹介されSMの棚から消えるなど、ブームの黒糖。魅力原料だが、含蜜…続きを読む
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関西四国新春特集:人手不足対策=萩原珈琲 労働生産性が向上
飲料 2020.01.30●社員還元しながら過去最高益 老舗ロースターの萩原珈琲が働き方改革に成功している。社員の意識改革と達成感の共有で1人当たりの生産性を向上させ19年9月期業績では過去20年間の最高益を記録した。 同社は、持続可能な企業運営に向けて約5年前、「売上げ…続きを読む
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関西四国新春特集:人手不足対策=大阪外食産業協会 情報見える化必要
外食 2020.01.30●外国人受け入れ迅速に 外食産業は労働力不足にいち早く声を発した業界の一つだ。慢性的な人手不足とパートタイマーの低定着率に、政府主導の働き方改革も重なり、各社は人員採用に頭を悩ませている。海外労働力は基本、週28時間の制限付きの留学生だけに頼ってき…続きを読む
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関西四国新春特集:人手不足対策=兵庫県手延素麺協同組合 作業人員約半分に
小麦加工 2020.01.30●「そうめんの里」新加工ライン竣工 これまで16人必要だった作業を9人で行えることによる人手不足対策や、最盛期のリパック加工が滞るリスク低減が可能な兵庫県手延素麺協同組合(井上猛理事長)の揖保乃糸資料館「そうめんの里」加工場(兵庫県たつの市)の新加…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツの関心高まる
総合 2020.01.30昨年の「ユーキャン新語・流行語大賞」年間大賞は「ONE TEAM」。ラグビーワールドカップ日本大会において、日本代表チームが躍進し初のベスト8に。日本中がラグビー一色となった。そして、今年は言うまでもなく「東京オリンピック・パラリンピック」が開催され…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツ・健康=エスビー食品 S&B杯ちびっ子健康マラソン
調味 2020.01.30●今年で36年目 延べ150万人が完走 S&B杯ちびっ子健康マラソンは1984年にスタートし今年36年目。これまでの完走者は延べ150万人を超える。「おいしく食べる、よく運動する、それによって真の健康が得られる」という理念に基づき全国各地(18年度…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツ・健康=味の素社 「勝ち飯」で東京2020大会応援
調味 2020.01.30●限定メニューなど続々 東京オリンピック・パラリンピック大会のオフィシャルスポンサーである味の素社は、大会を直前に控えた20年上期、多彩な「勝ち飯」企画で応援ムードを盛り上げる。 今回、大会観戦による内食需要の高まりに合わせて、ホットプレートをス…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツ・健康=ケンミン食品 「高タンパクめん」発売
農産加工 2020.01.30●スポーツと密接に ビーフンのトップメーカー・ケンミン食品は、コメを原料にした麺の健康性を訴求すため、スポーツと密接な関係性を保っている。 まず「高タンパクめん」の発売だ。同品は、コメを主原料にしながらも、1食分(100g)に卵約4個分に相当する…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツ・健康=幸福米穀 新たな食習慣を提案
農産加工 2020.01.30●多様な玄米加工品上市 幸福米穀は昨年3月、大阪府枚方市に最新鋭精米工場を完成させ、本社を移転。生産から販売まで管理業務集約化を図り、よりスピーディーでタイムリーな商品の開発や供給が可能になった。同時に、玄米の栄養・機能性成分が注目される中、これを…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツ・健康=神明HD 野球少年を食から支援
農産加工 2020.01.30●選手権に32年協賛 最大手コメ卸の神明ホールディングス(HD)は、青少年育成を目的とした社会貢献活動の一環として、地元兵庫県少年野球の夏休み恒例イベント「神明あかふじ米 兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会」を初回から32年間(昨年)協賛してきた。県…続きを読む
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関西四国新春特集:スポーツ・健康=神明HD 玄米のイメージ変える
調味 2020.01.30●栄養素豊富な「簡単・おいしい玄米」 今、最も注目されている日本のスーパーフード「玄米」。神明ホールディングス(HD)では、従来のイメージを大きく変えて、体の基礎となる栄養素を豊富に含む健康性をアピールした「簡単・おいしい玄米」を昨秋に、新発売した…続きを読む
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関西四国新春特集:代替食品 植物由来が人気 日本でも開発活発化
総合 2020.01.30欧米先進国を中心に、肉や乳製品をはじめとしたさまざまな分野で、動物由来の食品を植物由来に置き換えた代替食品の人気が高まっている。日本でも開発が活発化し、種類も増加傾向にある。今回は各社の取組みを紹介する。(廣瀬嘉一)
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関西四国新春特集:代替食品=食肉加工品メーカー 大豆ミート、各社市場参入へ
乳肉・油脂 2020.01.30大手食肉加工品メーカーでは健康志向の高まりに対応し、業務用商品を中心に、大豆を主原料とした植物由来の「大豆ミート」を使用したハンバーグ、ハム、ソーセージ、豚カツ、唐揚げなどを展開している。現在は、味・食感も本物の肉に近いレベルまで達している。 家庭…続きを読む
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関西四国新春特集:代替食品=マリンフード 脂肪分30%オフ「スティリーノ」
乳肉・油脂 2020.01.30●新たなチーズ代替品に マリンフードは、チーズの乳脂肪を植物油脂に置き換えたチーズ代替食品「スティリーノ」を2007年に開発し、第3のチーズと称される新市場を築いてきた。同社は昨年9月中旬、コレステロール95%カットに加え、脂肪分を30%オフしたヘ…続きを読む
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関西四国新春特集:代替食品=カネテツデリカフーズ・ヤマサ蒲鉾 かにかま堅調
水産加工 2020.01.30●ヘルシーで良質なタンパク源と再燃 TVの情報番組で高タンパク質商品として紹介され、18年秋に人気が再燃したカニ風味かまぼこ(かにかま)。誰もが知る水練コーナーの定番商品にスポットライトが突如当たったが、本物感や変化球など切り口を広げた商品も発売さ…続きを読む
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関西四国新春特集:インバウンド 好機を逃すな 全国初の取組みも
総合 2020.01.30インバウンド需要がいわれて久しい。この機を逃すまいと各方面で取組みが続く。近畿卸酒販組合は、メーカーと業務用酒販店を巻き込み、全国初の卸組合主導のインバウンド需要開発を図る。台湾をターゲットに日本酒で訪日観光を促す動きも。またインバウンドによる抹茶の…続きを読む
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関西四国新春特集:インバウンド=抹茶 インバウンドで需要増 輸出拡大けん引役…
飲料 2020.01.30インバウンドで海外観光客に人気が出たのが抹茶と、抹茶を使用した菓子である。抹茶を原料とした加工食品の販売が増加。加工原料用の抹茶の販売、生産も増えている。ただ増加しているものの飲用での拡大は少ない。抹茶はたてることもあり、気楽に飲用増加には結びつかな…続きを読む
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関西四国新春特集:インバウンド=近畿卸酒販組合 日本産酒類の需要喚起
卸・商社 2020.01.30近畿卸酒販組合が、全国初となる卸組合主導でメーカーと業務用酒販店とともに、インバウンド需要の取り込みに注力している。会員卸やメーカーなどが実際に取り組んで得た成功事例を発表する会議を重ね、出席企業に成功事例を共有してもらうことで、近畿から国内飲食店で…続きを読む
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関西四国新春特集:インバウンド=ジーリーメディアグループ 台湾限定日本酒
酒類 2020.01.30●喜多酒造とコラボ 台湾限定日本酒「これあらた」 台湾・香港向けに訪日観光情報サイトを運営するジーリーメディアグループ(東京都渋谷区)が、喜多酒造(奈良県橿原市)とコラボし台湾限定流通の純米吟醸酒「これあらた(維新)」(720ml瓶、1888台湾元…続きを読む
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関西四国新春特集:グルテンフリー=西村機械製作所 米粉産業をバックアップ
機械・資材・IT 2020.01.30技術面で米粉産業を支える、米粉製粉機の西村機械製作所。主力の「スーパーパウダーミル」は、でんぷん損傷が少なく微細製粉できる気流粉砕機で、パンやスイーツなど新規用途の加工に向き、米粉需要創造に貢献している。最近、小麦アレルギーだけでなく、健康志向の観点…続きを読む
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関西四国新春特集:高齢化対応=名阪食品 スイーツブランド、ギフト展開が成功
菓子 2020.01.30名阪食品は、やわらか食ブランド「そふまる」から新たにスイーツブランド「菓子處(かしどころ)そふまる令和元年」の展開を開始し、百貨店ギフトで「とろとろ万葉豆乳プリン」を19年の歳暮ギフトで販売した。同品は初販売ながら1000セットを売上げるなど好調な実…続きを読む
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関西四国新春特集:高齢化対応=三嶋商事 販売網生かし「PB」拡充
総合 2020.01.30医療食専門卸の三嶋商事は、卸のほか国内外でECサイトを持ち、医療施設や一般消費者に腎臓病患者向けの治療食と介護食を扱う。 16年には強みの販売網を生かし、腎臓病治療食のPB「みしまのたんぱく質調整米1/50」を販売開始した。PBを拡充して利用者の利…続きを読む
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関西四国新春特集:高齢化対応=松谷化学工業 「レアシュガースウィート」機能性…
菓子 2020.01.30松谷化学工業の希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」が昨年8月、消費者庁から機能性表示食品として受理された。「いい糖の日」の11月10日、これを表示した商品にリニューアル。「希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、ア…続きを読む
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関西四国新春特集:高齢化対応=フジッコ 「ソフトデリ」好調
惣菜・中食 2020.01.30●高齢者好む和商材を フジッコは「ソフトデリ」シリーズとして、業務用500gの煮豆・漬物・水煮9品、300gの佃煮1品の大袋計10品と、市販用小容量(100g)タイプの漬物・煮豆計6品をラインアップ。主力アイテムは「やさい豆」「きんとき豆」「つぼ漬…続きを読む
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関西四国新春特集:高齢化対応=山城物産 お茶の機能性表示食品が注目
飲料 2020.01.30お茶は日常生活の潤いと、煎じ薬による健康の飲料として根付いてきた。その健康に着目して山城物産は機能性表示食品のインスタントティー3種類(6品)と、乳酸菌「1兆個でちょう活!」の3品を発売した。お茶の健康にプラスした、新たな切り口商品として注目を浴びて…続きを読む
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関西四国新春特集:地域商材=大醤 “にんにん”の味シリーズ化
調味 2020.01.30大阪府で唯一の醤油メーカー大醤は、本社のある堺市の外食店“和献洋彩にんにん”の味を再現する専用調味料をシリーズ化した。昨秋に「にんにんカレー焼きそばソース」を発売し、2月1日には「にんにんこれ1本で茶わん蒸し」=写真=を投入する。19年に世界遺産登録…続きを読む
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関西四国新春特集:地域商材 こだわり詰まった「魅力」を全国に発信
総合 2020.01.30わが国の食文化は全国各地で異なる性格を持ち、多様性がある点が大きな特徴の一つ。各地域で愛され続けている、ストーリー性の高い商材や、作り手の思い・こだわりが詰まった逸品など、魅力的な地域商材の数々は、地域経済の活性化と底上げに大きな役割を担う。ここでは…続きを読む
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関西四国新春特集:地域商材=旭食品 根強い人気の「旭ポンズ」
調味 2020.01.301948年創業の旭食品(大阪府八尾市)の旭ポンズ=写真=は、発売から53年のロングセラーで、関西で根強く愛されている商品。大阪を代表したタレント、故やしきたかじんが40年前にラジオやTVで味の良さを広めたが、当時は手作りによる生産で流通量が少なく「幻…続きを読む
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関西四国新春特集:地域商材=ベル食品工業 懐かしい味「甲子園カレー」
調味 2020.01.30高校野球の聖地・阪神甲子園球場は、阪神タイガースの本拠地として関西のシンボル的な球場だ。同球場では1924(大正13)年の開設当初からカレーを提供し、今でも「甲子園カレー」は名物として名高い。ベル食品工業は、同品を72年から業務用で製造、さらに約30…続きを読む
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関西四国新春特集:地域商材=菊正宗酒造 個性ある「百黙ブランド」
酒類 2020.01.30●料理とともに高め合う 神戸・御影で万治2(1659)年に創業した菊正宗酒造が、130年ぶりの新ブランドとして2016年4月に立ち上げた「百黙」の新しいラインアップとして兵庫県限定で19年10月に発売したのが、「百黙 純米大吟醸 無濾(ろ)過原酒 …続きを読む
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関西四国新春特集:地域商材=堺泉酒造 観光客に「特別純米酒」訴求
酒類 2020.01.30大阪府堺市にはかつては95軒もの蔵元があり、灘に次ぐ酒どころとされた。だが1971年に最後に残った蔵元が閉蔵した。そして、2015年に44年ぶりに「堺の地酒」を世に送り出した堺泉酒造が、地元「百舌鳥・古市古墳群」のユネスコ世界文化遺産登録を祝し19年…続きを読む
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関西四国新春特集:消費者アンケート 増税で消費マインド冷え込み懸念
総合 2020.01.301月10日に総務省統計局から公表された家計調査の19年8月から11月の2人以上の世帯の消費支出(実質)は前年比で8月1.0%増、9月10.5%増、10月4.0%減、11月1.4%減(27万8765円)であった。9月に増税前の駆け込み需要が起こり、増税…続きを読む
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関西四国新春特集:食品企業トップアンケート 心の不況吹き飛ばせ
総合 2020.01.30●市況・業績予想ともに2年連続悪化も 昨年はラグビーワールドカップの盛り上がりはあったものの、激甚化する自然災害や消費増税に加え、日照不足の夏に暖冬と食品業界にとって苦しい1年となった。関西・四国地区食品企業の34%が自社業績を「上向き」(前年40…続きを読む