近畿中四国業務用低温卸流通特集2025

近畿中四国業務用低温卸流通特集:給食事業最前線=病院給食 藏セントラルキッチン、生産強化へCK増設

特集 外食 2025.06.19 12951号 13面
藤岡和子社長

藤岡和子社長

治療食・食形態は全58種類、食物アレルギーは40品目・72項目に対応

治療食・食形態は全58種類、食物アレルギーは40品目・72項目に対応

 1食当たり690円。病院給食は、患者が支払う「標準負担額」(510円)と健康保険から給付される「入院時食事療養費」(180円)を合わせた「食事療養基準額」(690円)が全国一律で定められており、「私たち給食会社はこの範囲内で食事を提供することが要求される。そのため価格転嫁が難しく、食材費や人件費の高騰を吸収しきれずにいる」と、藏セントラルキッチンの藤岡和子社長はメディカル給食業界の厳しい現状を話す。患者の病状回復を支える「治療の一環」でもある病院給食の維持継続への懸念が高ま

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