生パスタの新市場を米粉入り商品で開拓する「エチゴッティ」
小国製麺は米粉産業集積地ともいえる新潟県胎内市の中条中核工業団地に本拠を構え、生麺・チルド麺を中心とした製麺メーカーだが、米飯や寿司、惣菜類の製造・販売も手掛ける。チルド麺も業界大手との競争を余儀なくされる中、地域密着型企業の立場での差別化を模索し、地元の誇りである新潟県産コシヒカリを活用した米粉めんの開発に着手。当時同県で、微粉末でデンプン損傷度の低い高品質米粉加工技術が誕生していた。
そこで、同県が推進する、小麦粉消費量の1割を米粉に切り替える