コメビジネス最前線特集
4年連続の高値と、2年連続の不作に見舞われた昨年の米穀業界。今秋は豊作が見込まれ、減り続ける消費量や難航する調達難に一息付ける年となりそうだ。だが安堵はできない。少子高齢化や小家族化、有職主婦の増加などによる家庭炊飯減少による消費減に、コメの高値から提供するご飯の量を減らす外食や中食業者の自己防衛が重なり、コメ消費減に拍車が掛かっている。この傾向は今後、ますます強まることは間違いない。(佐藤路登世)
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◆コメビジネス最前線特集:不作から一転豊作へ
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.234年連続の高値と、2年連続の不作に見舞われた昨年の米穀業界。今秋は豊作が見込まれ、減り続ける消費量や難航する調達難に一息付ける年となりそうだ。だが安堵はできない。少子高齢化や小家族化、有職主婦の増加などによる家庭炊飯減少による消費減に、コメの高値から提…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:価格動向=高値スタートも前年並みで推移
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23今18年産米は、減反による生産調整が廃止されたものの、主食用米生産量は増加せず、4年連続の高値でスタートを切った。だが、コメ離れが進むマーケットにあって、高値は容認できず、米価の指標となる相対取引価格は、ほぼ前年並みで推移している。 ただ、高値傾向…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:作柄=主産地で「やや良」予想
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23農林水産省が発表した19年産米の作柄概況(8月15日現在)は、主産地の北海道や東北、北陸は「やや良」、その他の地域はおおむね「平年並み」が見込まれる。作況指数「98」の「やや不良」にとどまった昨年から一転、今年のコメは豊作予想となっている。 東日本…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力スーパー・生協の販売動向=消費減・小容量化進む
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23日本食糧新聞関西支社は8月下旬から9月上旬、全国の有力スーパー・生協のコメ販売状況を探るアンケート調査を実施した。回答があった15社中13社で、前期売上げが前年を上回った。ただし、販売数量では9社が前年を割り込み数量減だが、単価アップで前年以上の売上…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ=アイリスオーヤマ パックご飯が高い伸び
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●小容量中心の売場提案 アイリスオーヤマのコメ事業は独自の「低温製法」による「生鮮米」でおいしさと鮮度をキープ。これを強みに精米とパックご飯、包装モチの3本柱で展開。後発ながらもパックご飯の伸びが高い。 精米では、5kg入り中心の売場から、小容量…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ=大塚食品 「糖質制限」訴え奏功
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●「マンナンヒカリ」好調 大塚食品が展開するコンニャク生まれの米粒状加工食品「マンナンヒカリ」=写真=が好調だ。7月までの累計で前年比7%増と伸長を継続している。17年にパッケージをリニューアルし、「カロリー33%カット」「食物繊維10倍」という表…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ=サタケ 省力化・自動化に貢献
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●「精米工場の匠」スタート 精米関連機器最大手のサタケは、人手不足に対応し、省力化・自動化に貢献する機器・設備やサービスを提供している。その一環として、共同乾燥設備であるカントリーエレベータの運用をサポートする、人員派遣サービスに乗り出した。 精…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ=東洋ライス 農業振興と健康増進
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●「ロウカット玄米」が伸長 東洋ライスは、精米関連機器の製造・販売と、独自開発したコメ関連事業の2本柱で展開している。 中でもBG無洗米は、とぎ洗い不要な簡便性で、コメ消費減に歯止めをかけるとともに、河川・海の水質環境保全に貢献。普及活動を推進す…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ=はくばく もち麦の裾野拡大へ
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●継続できる商品も発売 はくばくの4~7月、精麦類売上高は、前年比8%増と好調で、うち家庭用もち麦が同24%とけん引した。もち麦の健康効果に関する認知の広がりを受けた新規顧客層増加が要因だ。一方、業務用は前年並みだが、すでに大手加工食品メーカーやC…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ=マルエー食糧 再現した専門店の味
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●「新製法厳選お赤飯」、贈答用途広がる マルエー食糧は、無菌包装米飯に注力し、うち「新製法厳選お赤飯」は、せいろ蒸しの原理を用いた製造法で、レトルト商品とは一線を画す、高い品質とおいしさを確保し専門店の味を再現している。しかも常温で10ヵ月の長期保…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=むらせ 加工品「ライスグラノーラ」内製化
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23むらせは、主力の米穀卸部門のほか、中食・炊飯事業や外食まで幅広く手掛ける。最大手神明と昨年5月、業務提携を締結。原料米調達ノウハウや精米工場、物流網の共有など戦略的提携を推進している。今後は産地卸とも積極的に提携し、委託精米にとどまらない実需ニーズに…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=幸福米穀 最新鋭精米工場を竣工
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●生産から販売業務集約化 幸福米穀は3月、大阪府枚方市に最新鋭精米工場を完成させ、本社を移転。生産から販売まで管理業務集約化を図り、よりスピーディーでタイムリーな商品の開発や供給が可能になった。 新精米工場では、生産能力を従来の3倍まで高めながら…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=全農パールライス 福岡・大分と合併
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23全農パールライスは前期(3月期決算)、売上高前年比約4%増の1091億円、販売数量は前年並みの44万9000tとなった。うち精米が同1%増の33万400tで、業界最多。今期7月までは、売上高で同4%増、数量では同3%増と順調に推移している。 コメの…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=神明HD デリカ部門を新設、直販強化
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23神明ホールディングス(HD)の18年3月期グループ売上高は、2641億5100万円。前年比7%伸長した。中でもコメ事業が順調で、家庭用精米中心に消費が縮小する中、積極的な営業展開で前年をクリア。今期直近までも物量・金額ともに同微増で推移している。 …続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=ライスフレンド 産地と消費地を橋渡し
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23津田物産グループで、営業や販促業務を担うライスフレンドは、5月15日開催の株主総会で、池嶋忠志社長による新体制がスタートした。 前3月期は増収増益で着地した。販売数量より利益確保を最優先する施策を採用し成果を上げている。 差別化戦略として、産地の…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=幸南食糧 豆ともち麦入りリゾット発売
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23幸南食糧の19年6月期は、前年並みの売上高と、同微増の収益を確保した。 外食や中食産業に向けては、炊飯品質向上に貢献する「日本米飯管理士協会」と資格制度「米飯管理士」を運営。社員にも有資格者が多く、最終製品の炊飯までを見据えた原料米選定能力が評価さ…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:有力卸動向=木徳神糧 産地実需連携で多収穫米に注力
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23木徳神糧は、コメを主軸にした幅広い事業展開を進める中で、生産者に近づく体制作りや、グローバルビジネスを積極的に展開している。主食米では、脱酸素剤封入と窒素充填(じゅうてん)で6ヵ月の長期保存を可能にした「長鮮度米」を発売。精米商品では珍しい賞味期限を…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:炊飯 旺盛な米飯惣菜需要に対応
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23コメ需要減とともに、家庭での炊飯が減少している。少人数家族や有職主婦の増加などが要因で、コメではなく、ご飯を買う時代になった。おにぎりや弁当など旺盛な中食需要に対応した炊飯需要は伸長し、人手不足によるスーパーや外食のアウトパック需要の高まりも追い風と…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:炊飯=銀しゃり 産地特化の相模原工場
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23銀しゃりは、高品質炊飯米を提供する専業メーカーで、「旨い飯を炊く」創業スピリット「 銀しゃり魂」を貫き、製造ライン近代化が進む現在も職人技を守る一方、万全な品質管理体制を整える。 7月、神奈川県に相模原工場を設立した。少量多品種生産を目指し14機の…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:炊飯=エスアールジャパン 「黒酢さばの助八」が人気
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23有力炊飯企業エスアールジャパンは、スーパー中心に寿司類やおにぎり、白飯などを提供し、順調に業容拡大している。9月期決算だが、今期も増収増益で着地する見込み。 時流に合致した商品開発に努め、今春登場した女性ならではの感性を生かし開発した商品の売れ行き…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:炊飯=わびすけ 無添加万能だれを開発
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23わびすけは、自家製法のおこわ用調味液だれとおこわの製造販売を手掛ける。対象をうるち米やパン、麺類などに広げた無添加万能だれ「ふっくらくん」を開発。ご飯やパンに使用すると改良剤の機能も果たし、ふっくら軟らかく劣化が遅い。 同品は、特殊技術で抽出した昆…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:非常食=JA全農 水・湯不要で食べられる
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23JA全農(全国農業協同組合連合会)が今秋新発売する長期保存食は、国産原料を使用している。水道やガスなどライフライン分断時でも、水やお湯が不要で開封後そのまま食べられるレトルト米飯で、特定原材料等27品目不使用の食物アレルギーにも対応。ターゲットは全国…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:非常食=アルファー食品 備蓄食に有用「安心米」
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23アルファー食品は8月29日、明治屋主催の防災交流イベント「明治屋が缶がえる災害への備え」に協賛した。イベントでは災害食の調理実演・体験などが行われたほか、町田光司営業本部営業2部部長がローリングストックの重要性などについて講演。また、長期保存食アルフ…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:非常食=尾西食品 海外市場にもアピール
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23亀田製菓グループの尾西食品は、アルファ米のトップ企業で、海外普及を目指して積極的に活動している。 近年、欧米やアジアの海外展示会にも出展し、メード・イン・ジャパンの非常食の味の良さやバラエティー、保存期間の長さなどをアピールしている。 背景に、非…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:非常食 要配慮者食事でコメ注目
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23異常気象や自然災害が頻発する中、多様な災害用非常食が誕生している。中でも、非常時のライフラインの寸断や、要配慮者の食事が注目され、開封するだけでそのまま食べることができる商品や、グルテン・アレルゲンフリーの商品開発が活発化し、あらためてコメが注目され…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:非常食=大潟村あきたこまち生産者協会
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●食物アレルギーに配慮 大潟村あきたこまち生産者協会の非常食は、東日本大震災などの被災者の声に基づき開発し、災害時に水などを使わずに食べることができるレトルト食品を提供している。賞味期限は5年。 長期の避難生活に備え、幅広い年齢層に対応している。…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉 市場は堅調推移 東京2020で世界にアピール
粉類 特集 2019.09.23国産米粉産業が堅調だ。技術革新と用途拡大に向けた長年の努力を通じて、多様な食品加工や惣菜、外食などで利用が徐々に拡大している。現に米粉製造企業は、少しずつだが、生産量を着実に伸長させている。 * 原料米の生産量・需要量の推移を見ると、17年度生産量は2…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:日本米粉協会、ノングルテン米粉使用加工品も認証
粉類 特集 2019.09.23グルテンを含まない米粉は、グルテンフリー商品として海外市場でのポテンシャルが高い。そこで農林水産省は、産業育成につなげようと17年3月「米粉の用途別基準」と「米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン」を公表した。 具体的には、菓子・料理用、パ…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:日の本穀粉、和菓子食文化の海外普及目指す
粉類 特集 2019.09.23●職人をバックアップ 黒田寛社長らが渡欧 海外で和食文化が広がる中、職人たちの間で和菓子の海外普及を目指す機運が高まり、そのリーダー役ともいえる清水利仲両口屋菓匠(愛知)取締役顧問が黄綬褒章を受章、文化庁から文化交流使に任命された。和菓子業界初の快…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:小国製麺、米粉入り生パスタ「エチゴッティ」発売
麺類 特集 2019.09.23小国製麺は米粉産業集積地ともいえる新潟県胎内市の中条中核工業団地に本拠を構え、生麺・チルド麺を中心とした製麺メーカーだが、米飯や寿司、惣菜類の製造・販売も手掛ける。チルド麺も業界大手との競争を余儀なくされる中、地域密着型企業の立場での差別化を模索し、…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=みたけ食品工業 高機能ミックス米粉が好評
粉類 特集 2019.09.23みたけ食品工業は、国産米粉に先進的に取り組み、家庭用では幅広い用途に使用できる「米粉パウダー」=写真=を展開。農水省が推進する「米粉製品の普及のための表示ガイドライン」に沿った業界初の「ノングルテン表示」認定商品でもある。 業務用では用途別の商品開…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=日の本穀粉 和菓子文化を世界に
粉類 特集 2019.09.23日の本穀粉は、米粉製品ブランド「WAKONA」を立ち上げ、強みの和菓子業態に加え、パンや洋菓子に代表される新規米粉を、新業態・業種に提案している。 グローバル戦略では和菓子文化を世界に広めると同時に、海外進出する若手職人の支援を通じて、「WAKON…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=熊本製粉 「九州ミズホチカラ米粉」が人気
粉類 特集 2019.09.23国産米粉普及に積極的に取り組む熊本製粉は3月、「九州ミズホチカラ米粉」=写真=を発売した。原料品種を特定した全国流通米粉商品は珍しく、しっとりふんわり、ボリュームのあるパンが焼ける商品特性と相まって、人気が高まっている。ミズホチカラとは、熊本県をはじ…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=群馬製粉 粒小さく軽やか食感「リ・スフレプチ」
粉類 特集 2019.09.23群馬製粉は、洋菓子用米粉「リ・ファリーヌ」=写真=を、専門店中心に普及させてきた。家庭用では、通販大手のアマゾンで、うるち米使用の「リ・ファリーヌ」と、もち米原料の「同レジェール」2品の販売を開始した。 今春、和素材を訴求する新ブランド「『和』をつ…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=新潟製粉 大手採用で生産増加
粉類 特集 2019.09.23新潟県の米粉集積地・胎内市にある新潟製粉は、新規米粉産業の中心的役割を担い、微細粉でデンプン損傷度が低く、しかもグルテン含有量2ppm以下の安全・安心、高品質な米粉を、加工原材料など業務用を中心に販売する。大手の採用もあり、近年は生産量が順調に増加し…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=波里 用途別表示品が順調 米粉料理応援の品揃え
粉類 特集 2019.09.23波里は、家庭用米粉のトップシェアを占め農林水産省が公表した「米粉製品の普及のための表示ガイドライン」の「米粉の用途別基準」に沿って、番号表示した商品を発売。6月にFSSC2200を取得し海外展開も視野に入れる。米粉需要の裾野拡大に伴い販売は順調に推移…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=小城製粉 機械・手作りに対応「求肥ブロック」
粉類 特集 2019.09.23小城製粉は、地元鹿児島の名産品かるかん饅頭専用粉が強みの和菓子用米粉老舗企業。コメ需要拡大を目指し、米粉100%でノングルテンのパンやパイが焼ける技術を開発した。 商品は「米粉パン用米の粉」と「ケーキパン用米の粉」2品。品質重視の姿勢を貫くとともに…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:米粉=西村機械製作所 6次産業モデル提案
粉類 特集 2019.09.23●小型ニーズ対応「フェアリーパウダーミル」 西村機械製作所は、「スーパーパウダーミル」を展開。でんぷん損傷が少なく微細製粉が特徴の気流粉砕機でパンやスイーツなど新規用途の加工に向き、米粉需要創造に貢献している。 パンや洋菓子専門店から、米粉を使っ…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=北海道 直播き栽培に注力
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23◆豊作予想に意気込む 新銘柄登場で産地間競争激化 主要産地の新米出回りを目前に控え、今年は豊作予想が聞かれ、産地の意気込む声が聞こえてくる。昨年、一昨年と新銘柄が続々登場し、産地間競争がますます激化する見通しだ。各県の状況や取組みをレポートする。 …続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=山形県 「つや姫」10周年記念
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●大都市中心に販売強化 良食味産地の山形県は、トップブランドの地位を確立した「つや姫」を筆頭に昨年本格デビューを迎えた「雪若丸」、業務用中心に最も生産量の多い「はえぬき」など多様な銘柄を揃え、県を挙げてのブランド化戦略に強みを見せる。 このうち誕…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=秋田県 あきたこまち35年
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●「ecoらいす」で需要増 秋田県は、主力の「あきたこまち」を中心に「ひとめぼれ」「めんこいな」「ゆめおばこ」などの銘柄を栽培している。昨年は天候不順の影響で、作況指数は「96」の「やや不良」にとどまったが、19年産米8月15日付作柄概況は「やや良…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=新潟県 働く女性メーンに
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●デジタル動画で販促も 全農新潟県本部は今米穀年度の取組みとして、生産・集荷に関して需要に応じたコメ作りを掲げ、播種前や収穫前、複数年契約を推進し、契約栽培やオーダーメード米の生産を積極化する。中でもJA職員とタッグを組んだ担い手訪問に重点を置き、…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=岩手県 集荷率向上目指す
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●米穀推進センター設置 岩手県は、日本穀物検定協会主催の食味ランニングで「県南ひとめぼれ」が最高ランク「特A」を23回獲得したほか、昨年は新銘柄の「県中銀河のしずく」も同ランクに輝いた。 コメ作りの方向性として信頼のブランド確立を目指し、(1)環…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=福井県 主要4銘柄が特A
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●大阪商店街でイベント 西日本の有力産地・福井米では、日本穀物検定協会が実施する「18年産米食味ランキング」で「コシヒカリ」が7年連続、新銘柄の「いちほまれ」が2年連続でそれぞれ最高ランクの「特A」を獲得した。「ハナエチゼン」や「あきさかり」を含め…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=宮城県 「だて正夢」認知向上へ
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●多収穫米の生産拡大も 宮城県では、粘りがあってふっくらおいしい「ひとめぼれ」とあっさりした味わいで、寿司や和食料理人に支持を受ける「ササニシキ」の2銘柄で作付け面積の8割を占める。これに昨年本格デビューした「だて正夢」や、高栄養と良食味を兼備した…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:コメ産地=長野県 海外輸出向け強化
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●東洋ライス、原料米採用 長野県は日照時間が長く、昼夜の気温差が大きいなどコメ作りに適している。生産者の技術も高く、玄米検査時の品質を示す一等米比率は全国トップクラスとなっている。 周囲を高い山で囲まれ、冷涼で降水量が少なく、他の地域より病害虫発…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:新潟県、生産者対象に業務用米セミナー開催
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23農家の需要に見合ったコメ作りを、行政もバックアップしている。主産地・新潟県は8月7日、新潟市内で「業務用途米販路拡大セミナー」を開催。実需者の立場から市場ニーズを捉えたコメについての講演ほか、同県が大都市実需者を対象に毎年開催する「新潟米産地プレゼン…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:食パン専門店「いなせ」 玄米配合「からだつくるパン」
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23生食パン専門店がブームだが、幸福米穀は、「からだつくるパン」をコンセプトに、玄米ペーストを練り込んだ食パン専門店「いなせ」を3月1日、大阪市鶴見区にオープンした。多店舗展開に乗り出し8月1日、2号店の「八尾店」を出店。今後はフランチャイズ展開も視野に…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:圧縮こめ油専門店「0.6 RICE BLAN OIL…
食用油 特集 2019.09.23●独自のナチュラルプレス製法 米ぬか着目し参入 おしゃれの街、東京・表参道に立地する「0.6 RICE BLAN OIL」は、コメ卸最大手・神明ホールディングスグループの神明きっちんが展開する、圧搾こめ油専門店だ。昨年、埼玉県川口市にある東京工場に…続きを読む
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コメビジネス最前線特集:手握りおにぎり専門店「おにぎり竜」
コメ・もち・穀類 特集 2019.09.23●最適なコメ・炊き方・握り方追求 元WBOチャンピオン・山中竜也氏手掛ける 日本のコメ食文化復興を目指し、外食産業とコメ卸、炊飯器メーカーのコラボレーションによる「おにぎりで向上委員会」が設立され、活動第1弾として、大阪・北新地にオープンした手握り…続きを読む