コメビジネス最前線特集2023
コメビジネス最前線特集:価格動向=新米値上がり必至 猛暑、ターニングポイントに
1人1年当たり供給食糧の推移
6月末民間在庫量の推移
コメの相対取引価格の推移(全銘柄平均価格・税込み)
コメがいよいよ値上がりに転じる。産地が卸業者に販売する相対取引価格(60kg当たり・全銘柄平均)は、前年より706円高の1万3961円でスタートし、8月までの平均価格は前年比1047円高の1万3851円となった。コメ余りに伴う米価下落の対策として、国が作付面積を減少させたことに加え、肥料価格や流通コスト、光熱・人件費など諸経費高騰を受け、JAグループが出来秋に生産者に支払う仮渡し金(概算金)を値上げしたことが要因だ。
23年産米も、さらなるコスト増
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コメビジネス最前線特集2023
農産加工食料安全保障の観点から、唯一自給可能なコメへの関心が高まる一方、消費量は伸び悩んでいる。だが、新たなビジネスが誕生し、日本人の主食・コメをめぐる業界は、変革期を迎えている。(佐藤路登世)
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