全国麺類特集
麺業界を取り巻く市場環境は、少子高齢化、世帯構成の変化(単身世帯、2人世帯の増加)、有職女性の増加、人手不足問題、働き方改革、業種および企業間格差の拡大など社会構造の変化のなかで需要が総じて停滞し、業種やカテゴリーの垣根を越えて競争が激化している。
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◆全国麺類特集:麺類総論=簡便・健康・個食ニーズに対応
小麦加工 2019.05.28◇生麺・即席麺中心に価格改定 ●麺類の需給動向 食品需給研究センターが発表した18年度(1~12月計)の麺類生産量(原料小麦粉使用量)は、147万2828t、前年比1.9%増となった。種類別生産量の増減率は生麺が3.1%増、乾麺が0.8%増、即席…続きを読む
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全国麺類特集:機械麺総論=市場好転もコストアップに苦慮
小麦加工 2019.05.28◇付加価値商品の開発を ●乾麺の需給動向 2018年(1~12月計)の乾麺類生産量(原料小麦粉使用量)は、18万7873tで前年比0.8%増と2年連続の微増となった。うち機械麺が12万8312tで前年比1.3%増、手延べそうめん類が5万9819t…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ麺総論=令和元年を手延べ素麺飛躍元年に
小麦加工 2019.05.28食品需給研究センターのデータによると手延べそうめんは(2018年1~12月)の生産量は4万8322t。前年比0.3%増と伸長、17年に4年ぶりに4.6%増と増加に転じてから2年にわたり復調傾向が続いている。「夜明け前が最も暗い」というが生産調整も含め…続きを読む
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全国麺類特集:麺類の家計消費状況
小麦加工 2019.05.28総務省調べによる2018年(1~12月計)の全国1世帯当たり家計消費状況は、麺類合計の支出金額が1万7368円(前年比0.4%増)、購入数量が33.867kg(0.2%減)となった。品目別の支出金額は、生麺が3313円(1.6%減)、乾麺が2256円…続きを読む
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全国麺類特集:全国乾麺協同組合連合会、第61回通常総会を開催
小麦加工 2019.05.28●表示、HACCPへ取り組み 全国乾麺協同組合連合会は4月18日、東京都中央区の鉄鋼会館で、「第61回通常総会」を開催した。平成31年度事業報告・決算と令和2年度の事業計画と予算案を原案通り可決承認された。 高尾政秀会長(兵庫県乾麺協同組合)は、…続きを読む
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全国麺類特集:全国乾麺協同組合連合会、創立60周年記念式典開催
小麦加工 2019.05.28●農林水産大臣感謝状など表彰 全国乾麺協同組合連合会(全乾麺)は4月18日、東京・中央区の鉄鋼会館で「創立60周年記念式典」を開催した。乾麺業界や同連合会に功績のある人や団体、企業を、農林水産大臣感謝状、食料産業局長感謝状、全乾麺会長賞、全乾麺感謝…続きを読む
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全国麺類特集:乾麺に関する消費者アンケートin関東
小麦加工 2019.05.28本誌では、関東地区・関西地区に在住の主婦を中心に「乾麺に関するアンケート」を実施した。関東地区では4月上旬~下旬に開催した日本食糧新聞ふれあいクッキング参加者を対象に実施し、88人の回答を得た。以下、アンケート調査の結果をまとめた。 ●アンケート項…続きを読む
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全国麺類特集:乾麺に関する消費者アンケートin関西
小麦加工 2019.05.28◇夏のギフト利用は4割強、夏場以外も7割強が購入 夏の伝統食・そうめん。関西地区は、揖保や三輪など産地に近いこともあり、消費地でもある。乾麺に対する消費動向や購買動向を探るため、日本食糧新聞関西支社では3月、同支社ふれあいクッキング局が出展する大阪…続きを読む
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全国麺類特集:全国スーパー乾麺動向 地元、高単価、PBに注力
小麦加工 2019.05.28本誌では全国のスーパーを対象に「乾麺に関するアンケート調査」を開催、6社の有効回答を得た。以下、昨年度の概況および今年度の取り組みについてまとめた。 ●ユニバース 18年度の概況は、乾麺販売実績は、上期(3~8月)が前年比3%増、下期(9~2月)…続きを読む
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全国麺類特集:全国主要デパート中元ギフト動向
小麦加工 2019.05.28本誌では、全国の主要デパートを対象に「乾麺ギフトの関するアンケート調査」を実施し、8社の有効回答を得た。以下、18年度の状況と19年度の取り組みをまとめた。 ●松屋(銀座店) 18年度の市場状況は、厳しい状況が続いているが、お湯を注ぐだけで召し上…続きを読む
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全国麺類特集:主要問屋動向=下田商事 こだわり麺の育成に意欲
小麦加工 2019.05.28下田商事の18年度(1~12月)乾麺販売実績は、金額ベースで前年比1.2%増で着地した。カテゴリー別では、そうめんが同4%増、ひやむぎが同1%増、そばが同2%増、うどんが同1%減、中華麺が前年並みとなった。それぞれの構成比はそうめんが43%、ひやむぎ…続きを読む
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全国麺類特集:主要問屋動向=日本アクセス 差別化乾麺の提案を強化
小麦加工 2019.05.2818年度(4~3月)の乾麺市場は、全体で前年比102.2%となった。カテゴリー別では、そうめん・ひやむぎが103.0%、そばが104.5%、うどんが95.8%となっている。春先の天候が良く、年度当初から順調なスタートダッシュを切り、盛夏期の猛暑が需要…続きを読む
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全国麺類特集:主要問屋動向=国分グループ本社 地域密着卸の独自性打ち出す
小麦加工 2019.05.28当社の18年(1~12月)乾麺販売実績は、夏場の猛暑の影響でそうめんなどが伸びたことや、メディア露出が増えたそばの好調もあって、前年を上回って着地した。一方、うどんが一昨年から伸び悩み、回復基調への転換が課題となってくる。構成比でみると、そうめん・ひ…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺各社動向=巽製粉 小分け包装のギフト伸長
小麦加工 2019.05.28●道の駅での試食販売も強化 明治10(1877)年創業。製粉事業(現在は製造事業から撤退)から始まり、現在は三輪地区で製パン・製麺事業を行う巽製粉。手延素麺事業部は「麦坐」(むぎくら)ブランドの手延べそうめんを販売。こびきの手作業で、手延べ規格に適…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺各社動向=池利 「色撫子」昨年に続き好調
小麦加工 2019.05.28池利は三輪地区大手の手延べ麺老舗企業。三輪産の商品を基本に、三輪の自社工場産と三輪素麺工業協同組合の製品を主力に扱う。特に三輪組合の商品は「翁蒼龍の糸」で販売、拡大に力を入れ、組合からの購入量は今期も三輪地区業者の中では最大。池田利一社長は販売協議会…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺各社動向=三輪山勝製麺 こだわりの全粒麺
小麦加工 2019.05.28●素材感あるオンリーワン商品 三輪山勝製麺が今期、力を入れるのは昨年7月にテスト的に発売した「全粒麺」。同社の次世代を担う小川一博専務が手掛けた商品で、全粒粉のつぶつぶ感と麺の食感、小麦も風味と甘味を表現することに強くこだわった。粗く挽粉した全粒粉…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺各社動向=坂利製麺所 新麺ニューメン発売
小麦加工 2019.05.28●「紅白めでたにゅう麺」も伸長 坂利製麺所は、1984年に東吉野村の過疎対策事業としてそうめんの製造を開始した。今年3月1日に新発売したのは「手延べ 即席 新麺ニューメン」。同社が創業以来こだわっている「国産小麦」の風味を最大限に引き出そうとした結…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺動向=減産から増産へ
小麦加工 2019.05.28手延そうめん生産量日本一の「揖保乃糸」がある播州地区。播州平野でとれた小麦、赤穂の塩、揖保川の水とそうめんづくりに適した気候から、手延そうめんの製造が普及し、たつの市を中心に多くの生産者が生まれた。明治20(1887)年に現在の兵庫県手延素麺協同組合…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺各社動向=イトメン 「むらさきの舞」に再注力
小麦加工 2019.05.28●「播州手延らーめん」はリブランディング イトメンは、播州で即席麺、乾麺、手延べ麺を製造している唯一の麺の総合メーカー。同地区最大の手延べ麺生産量を誇り、2万箱前後。直販を主体に特徴のある商品群を展開する。 アントシアニンが多く含まれた龍野地区特…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺各社動向=喜多村 手延べパスタ「龍の夢」展開
小麦加工 2019.05.28●にゅうめんセットも好調に推移 1925(大正14)年創業で、揖保乃糸を百貨店のギフトとして初めて販売した。手延べそうめんのギフト市場の先駆者。より高品質のギフトをという要望から、昭和40年代に兵庫県手延素麺協同組合に提案した事が契機となり、揖保乃…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺各社動向=菅哉物産 金ごまと熟成麺「黄金結び」
小麦加工 2019.05.28●ひろしまカープ商品で市場開拓も 菅哉物産は揖保乃糸のギフト商品の扱いを中心としている大手企業。揖保乃糸の製麺、単品の加工、販売すべてに携わる企業は同地区でも少ない。三位一体の総合力をベースに、一味違う商品の企画力に定評がある。 今期の新商品でエ…続きを読む
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全国麺類特集:小豆島地区手延べ麺動向=島シリーズは今夏正念場
小麦加工 2019.05.28瀬戸内海の小豆島。香川県だが岡山への船便も同程度の時間で行ける。慶長時代からその自然を生かして「島の光」の手延べそうめんが生産されている。 島全体の手延べそうめんの生産量は12万箱強(18kg換算)と推計される。中心の小豆島手延素麺協同組合の手延べ…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺動向=森脇新代表理事のもと普及活動活性化
小麦加工 2019.05.28四国三郎の異名を持つ大河・吉野川と四国山脈に挟まれた山間部に半田そうめんの生産地がある。徳島のつるぎ町半田地区で生産されるのが太めの手延べそうめん「半田そうめん」だ。 半田の手延べそうめんは手延べそうめん基準の1.3mm以下に比べ麺線が0.1~0.…続きを読む
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全国麺類特集:淡路島地区手延べ麺動向=ついに生産量7000箱割り込む
小麦加工 2019.05.28淡路の手延そうめんの生産者である淡路手延素麺協同組合の昨年度(17年産)のそうめん生産量(御陵糸・淡じ糸・おのころ糸の合計)が6554箱(18kg換算)となり、ついに7000箱を割り込んだ。生産量は最盛期には137軒、6万箱強(同)ほどあったが年々減…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺各社動向=たきはら手延製麺 OEM依頼急…
小麦加工 2019.05.28半田独自の伝統製法を守りそうめん、うどん、そばをマルマン印で製造・販売する。現在、徳島県版HACCP認証(A基準相当)の認証を受けている数少ない企業。「これからはしっかりした設備がいると思って、30年前に工場を建てたときに、すでに各工程で個別に部屋を…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺各社動向=小野製麺 製品品質アップに注力
小麦加工 2019.05.28小野製麺は半田地区の最大手企業。マル武の商標「手延半田めん」の商品を生産、販売する。麺は半田独特の製法の太手麺。 「麺線が太く特徴的なので、猛暑だから売れたり、冷夏だから下がったりはあまりない。プラスもマイナスも天候の影響は受けにくい」(小野健二社…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺各社動向=上蓮製麺 野菜麺パスタを展開
小麦加工 2019.05.28上蓮製麺(大阪市淀川区)は特殊印刷の高野化成工業や音楽家の事務所などを経営する山田繁雄氏(現・上蓮製麺社長)が、ひょんなことから半田手延べ麺に関わるようになったことをきっかけに創業した異色の新興企業。 国内産小麦100%使用の「半田手延麺 上蓮」な…続きを読む
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全国麺類特集:半田手延べそうめん協組、「乾麺グランプリ」W受賞メニュー振舞う
小麦加工 2019.05.28半田手延べそうめん協同組合は4月21日、貞光食糧工業食品工場(徳島県つるぎ町)で開催された「つるぎチキンフェス」で、同社の阿波尾鶏とコラボした「すだち香る阿波尾鶏と山芋の半田そうめん」を500食限定で提供。昼時には30分待ちの行列ができ、午後2時には…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺各社動向=竹田製粉 地元市場を中心に展開
小麦加工 2019.05.28竹田製粉製麺工場は、手延べそうめんが「半田手のべ」、機械麺が「半田素麺」と銘柄を分けて販売している。本社工場と第2工場で合計日産100袋前後の生産能力があると推定される。 販売は食品問屋や米穀系などのチャネル。流通ルートでの販売が約70%。直販約2…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺動向=企業間格差生まれる 求められる多角的提案
小麦加工 2019.05.28九州地区は機械麺、手延べ麺を含めて、乾麺の産地であり、古くは浮羽や神埼なども機械麺業者が集積し、手延べそうめんの島原を含めて力強い市場を形作っていた。 各産地で数多い乾麺業者が組合を設立し、消費拡大に向けて積極的に催事を開催し、一般消費者に向けての…続きを読む
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全国麺類特集:島原地区手延べ麺動向=需要と供給のバランス感見合う
小麦加工 2019.05.28昨年は盛夏の時期に全国的に猛暑となったことや西日本豪雨に代表される災害の続発で、保存性の高い乾麺の需要が増加した。 島原手延べそうめんも同様で、今まで年間生産を基本とする作業スタイルで、例年になく昨年は生産調整を行わなかった。それだけ、需要が増加し…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺各社動向=五木食品 乾麺、LL麺、棒状麺が充実
小麦加工 2019.05.28五木食品は1878年熊本市古桶屋町で製粉、製麺業として「山住屋」からスタートしている。現在、「乾麺の五木」として九州地区では高いシェアを占めている。 九州の小売店頭ではほぼ同社の商品は配荷され、九州の機械麺メーカーの代表として、市場を占有している。…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉各社の動向=日本製粉 「大地のそば」一層の拡販へ
小麦加工 2019.05.28日本製粉の19年3月期乾麺販売実績は、前年を上回る売上げで推移する見込みだ。機械麺がやや伸びなかったものの、「揖保乃糸 手延そうめん 上級品」や「手延半田めん」などの手延べ商品が伸長したことが要因だ。前期を踏まえ、20年3月期の方針は、引き続き手延べ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺概況=価格改定の進捗へ 即食タイプ拡大が焦点に
小麦加工 2019.05.28●簡便・健康・個食・本格がキーワード 18年度(4~3月)の市販用チルド麺市場規模は、金額ベースで前年比97.5%、数量ベースで同97.3%と推定されている。カテゴリー別では、ラーメンが金額97.8%(数量97.9%)、冷し中華が103.7%(10…続きを読む
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全国麺類特集:全国スーパー生麺動向 簡便・即食・個食に対応
小麦加工 2019.05.28本誌では全国のスーパーを対象に「生麺に関するアンケート調査を実施、8社の有効回答を得た。以下、昨年動向および今年の取り組みなどをまとめた。 ●ユニバース 18年度の概況は、夏は暑かったことで冷し麺が伸長。冬は暖冬のためうどんが苦戦。通期売上上位メ…続きを読む
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全国麺類特集:日本アクセスに聞く冷凍麺の取組み 市販用冷凍麺の構成比が増加
小麦加工 2019.05.28●麺類の販売実績は2%増 下期に新キャンペーンを検討 フローズン食品MD部長代行兼冷凍食品課長 小林史宏氏 フローズン食品MD部長 渕之上明生氏 フローズン食品MD部冷凍食品課 佐藤健吾氏 フローズン食品MD部冷凍食品課 小川みさと氏 日本…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉各社の動向=日清フーズ そば類が好調に推移
小麦加工 2019.05.28日清フーズの19年3月期乾麺販売実績は、トータルで前並みで推移した。「ナンバーワン」シリーズや「熟成極み」シリーズなどの白物が前年を若干下回った半面、「滝沢更科 十割そば」などのそば類が好調に推移したことで、全体を押し上げた。20年3月期は、「熟成極…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・岩手=戸田久 売上高が30億円を突破
小麦加工 2019.05.28●昨年創業70周年、売上高が30億円を突破 商品開発進む冷麺・温めん 戸田久は昨年、創業70周年、売上げ30億円突破という記念すべき年になった。乾麺事業の見直しを図り、低価格商品の生産を中止するなど思い切った施策が奏功している。乾麺の落ち込みは冷麺…続きを読む
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全国麺類特集:日本アクセスに聞くチルド麺の取組み 伸長するそばで実食経験提案
小麦加工 2019.05.28●即食市場の活性化に期待 焼そばの若年ユーザーが獲得課題 チルド食品MD部長兼乳製品課長 広井真吾氏 チルド食品MD部和日配課長代行 箱崎忠宏氏 18年度のチルド麺市場は、金額で前年比2.5%減、数量で2.7%減となった。通期で気温の影響がマイ…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・岩手=小山製麺 積極的な設備投資今期で終了
小麦加工 2019.05.28●じゃじゃ麺や冷麺が健闘 小山製麺は、衛生・安全管理の取り組みに力を入れ、2011年にISO22000、翌年乾麺HACCP、そして昨年FSSC22000をそれぞれ取得してきた。設備投資は16年に乾麺真空ミキサー、うどん・そば専用ラインを新設、今期は…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺メーカー=東洋水産(チルド) 「つるやか」販売強化
小麦加工 2019.05.28●各シリーズの市場定着目指す 東洋水産の19年3月期チルド麺事業は、市場が前年を下回る状況の中で、安定した実績を残した。主力の「マルちゃん焼そば 3人前」シリーズが通期で伸長したことに加え、冷し中華類が増加したことが要因となった。今期(20年3月期…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・岩手=北舘製麺 国産玄そば高騰で中国産視野
小麦加工 2019.05.28●国産玄そば高騰で中国産も視野 安定供給へあしろ農場再検討 岩手県産、国産そば粉使用を柱にしてきた北舘製麺が方針の変更を余儀なくされている。自社「あしろ農場」20haのそば生産量が年間約15t。同社全体の使用量は約350tあり、北海道をはじめ、青森…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺メーカー=シマダヤ 「流水麺」売上げ好調
小麦加工 2019.05.28●更なる拡大目指す “健康麺”通じて社会に貢献を シマダヤの家庭用チルド麺の状況は、チルド麺市場が縮小傾向の中で、同社の主力の「流水麺」が好調で、特に「冷し中華」が2桁以上の伸長となった。「鉄板麺」は、18年秋に発売した「海鮮しお味」が純増し売上げ…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・秋田=稲庭うどん小川 秋田県版HACCP認証…
小麦加工 2019.05.28●稲庭うどん業界で第1号 稲庭うどん小川は、秋田県版HACCPの認証を今年2月取得、稲庭うどんの業界では第1号になった。衛生管理の徹底や労働環境改善は会社設立当初から強調してきたことでもある。稲庭では後発メーカーで、同業他社の状況をみてきたことで、…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・宮城=はたけなか製麺 支持される高品質商品
小麦加工 2019.05.28●うどんでも300円台商品予定 はたけなか製麺の2月中間期業績は売上げ1.5%増となった。低価格帯商品が落ち込み、「ぜいたく茶そば」「おやっ彩温麺」など高価格商品が好調だった結果だ。落ち込みの大きかったのが低価格温麺。 品質をアピールし、発売5年…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺メーカー=日清食品チルド 「そのまんま麺」に注力
小麦加工 2019.05.28日清食品チルドの商品戦略は、「弱みの克服と強みの強化」をテーマとした活動を継続していく。このテーマの下、19年は弱みの克服として「簡便・個食・完結」を、強みの強化として「本格・もっとおいしく・手作り感」をそれぞれテーマに掲げ、ニーズに対応した商品提案…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・秋田=後文 手延べ作業改善への取組み
小麦加工 2019.05.28●東北初、15cmのうどん販売 稲庭うどんはかつて高級手延べうどんとして百貨店ギフトで売上げ上位にランクされていた。しかしギフト需要が落ち込み、百貨店主体のメーカーが苦戦、量販店にかじを切ったところが健闘しているといった構図が鮮明になってきている。…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺メーカー=日清食品冷凍 簡便・即食で冷食体験加速
小麦加工 2019.05.28日清食品冷凍は、1食完結型麺類を中心に消費者のライフスタイルに合わせて、簡便・即食の商品展開を図ることで、冷凍食品の喫食体験を加速させていく。その戦略として、同社の主力ブランドからの積極的な情報発信を通じて、消費者の冷凍食品の喫食体験を増やしていく。…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区各社動向・宮城=白石興産 FD温麺や短い温麺新発売
小麦加工 2019.05.28●「蔵王白石太めのそば」も今期投入 白石興産は、売上構成比で乾麺が6割を占め、春雨1割、製粉3割。製粉では中小ユーザーに供給しているが、地元麺類業者や製菓業者の衰退で、販売環境が変わり、影響を受けている。2月期決算では売上げが前年比5%減。関東圏の…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺メーカー=恩地食品 食塩不使用の国産丸うどん
小麦加工 2019.05.28●子育て層に安心感アピール 恩地食品の19年3月期は、減収減益で着地した。前半は好調に推移したが、後半、暖冬の影響でうどんや、鍋関係の関連買いが減少。災害での買いだめの反動などの影響を受けた格好だ。 今夏は、「食塩不使用国産丸うどん」=写真(デザ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺メーカー=名城食品 魅力溢れる13アイテム
小麦加工 2019.05.28名城食品は今春夏向けに、リニューアルと新商品で計13アイテムを投下。開発テーマは「美味しい・簡便性・個食・健康」。注目は、新ブランドのこだわりの中華麺「涼味の匠」。夏は「涼味の匠」、冬は既存の「中華の匠」と食べ分けてほしいとする。 また、愛知県産小…続きを読む