創刊80周年記念特集第3部

創刊80周年記念特集:酒類の80年=ビール 多様性訴求を軸に 手間掛けた提案広がる

酒類 2022.06.30 12424号 67面
日本を代表するビールブランド「スーパードライ」は22年に初のフルリニューアルを敢行し新たな歴史を刻む

日本を代表するビールブランド「スーパードライ」は22年に初のフルリニューアルを敢行し新たな歴史を刻む

 明治に始まった日本のビール産業。約150年の歴史のうち直近までの80年を振り返ると大正期に一般人が楽しむ酒類として定着。昭和に数量的な成長を続け、平成にピークを迎える。令和に至り、ビールは規模の追求から質や多様性の訴求へと軸を変える新たな局面に入ったといえる。
 酒類として広く飲まれるようになったビールは昭和14(1939)年に戦前の最高となる生産量を記録した。だが、第2次世界大戦の余波を受け公定価格化されるとともに自由な出荷や販売が困難となり生産量

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