創刊80周年記念特集第3部
創刊80周年記念特集:調味料の80年=いりぬか 広がる趣味の領域 若年層ユーザー獲得へ
ぬか漬けの現在の形は江戸時代初期
いりぬかとは、生ぬかを煎(い)った製品のこと。ぬか漬けの素として使われ、日本の漬物には欠かせないものだ。精米して出たままの生ぬかは、発酵しやすく保存性が悪いため、煎って「いりぬか」にしてから販売される。
ぬか漬けは、発酵されたぬか床に野菜を漬け込むことで保存性が高まり、さらに効率的に栄養価を摂取できる食べ物である。余った野菜を漬けることで食品ロスが削減できるぬか漬けは、SDGs(持続可能な開発目標)の趣旨にも沿う食品の元祖ともいえる。
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創刊80周年記念特集第3部
総合日本食糧新聞は、昭和17(1942)年に一県一紙、一業界一紙の整備統合が内閣情報局から打ち出され、農林省関係の統制団体として設立された中央食糧協力会の弘報部から業界関係6紙が廃刊統合され、昭和18年1月1日に創刊された […]
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