手延べそうめんは神事との関わりが深い。写真は三輸明神大神神社(奈良県桜井市)で行われた「ト定祭(ぼくじょうさい)」
そうめん発祥の地は三輪素麺の産地、奈良県桜井市とされており、唐から伝わった菓子「索餅(さくべい)」に由来するという説が有力だ。
奈良県三輪素麺工業協同組合のホームページによれば「いまから千二百余年を遡る昔のこと。日本最古の神社、三輪山の大神神社で、ご神孫・大田田根子の子孫で八二七年に三輪族の氏上にも任ぜられた狭井久佐の次男穀主朝臣が飢饉と疫病に苦しむ民の救済を祈願したところ、神の啓示を賜りました」とあり、神事との関わりが深い。