北海道森町オニウシ公園の日本冷凍食品事業発祥100周年記念碑(右は大櫛顕也日本冷凍食品協会会長)
●新たな発展ステージに
コロナ禍で巣ごもり需要が高まったことで、冷凍食品の価値が見直され市場拡大が続いている。感染拡大が始まった2020年は、くしくも日本の冷食誕生からちょうど100年目に当たり、これを機に冷食は新たな発展ステージに入った。1920年、北海道森町に建設された冷蔵庫で水産物を凍結することから始まった冷食は、今や主流は調理冷食に移り、家庭の食卓に欠かせないものとなっている。
北海道森町の冷蔵庫は、山口県出身の実