サステナビリティ特集2024

サステナビリティ特集:かね久 低利用魚で水産フライ

小麦加工 2024.06.29 12781号 19面
ノロンボフライ

ノロンボフライ

石巻で水揚げされる深海魚ノロンボ

石巻で水揚げされる深海魚ノロンボ

 ◇わが社の取り組み
 生パン粉の製造・販売、業務用食品卸などの事業を手掛ける仙台市のかね久は昨年4月、深海魚ノロンボを活用した水産フライを商品化した。食べる習慣がなく、加工にも適しなかった低利用魚を有効活用した試みが共感を生み、宮城県内の飲食店を中心に導入が進んでいる。大衆魚の国内漁獲、養殖生産量の落ち込みをカバーする新たな食材としても注目を集めている。
 ノロンボは別名ナガヅカとも呼ばれ、水深200m付近の海域に生息する。石

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    サステナビリティ特集2024

    総合

     環境・社会・経済の持続可能性に配慮しながら、事業を継続的に発展させていく「サステナブル経営」が注目されている。企業価値向上には欠かせない取り組みで、新時代における成長戦略に位置付ける企業は少なくない。(涌井実)

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