サステナビリティ特集2024
◆サステナビリティ特集:サステナブル経営 新時代の成長戦略に
イオンは5月30日~6月2日、取引先メーカー約30社の参加を得てサステナブル関連の商品を集合展開する「えらぼう。未来につながる今を」フェアをグループ16社・6200店で実施。約2400種類の関連品を紹介し、消費者の認知向上を図った(写真はイオンモール幕張新都心の特別催事場)
ONDOホールディングス傘下の「株式会社さかなと」は、海のない埼玉県で海水魚のサバの陸上養殖に挑戦中。グループ会社が手掛ける温泉施設の駐車場で、排水を極力出さない閉鎖循環型の陸上養殖施設を運営し、海や水産業に関するイベントも定期的に開催している
白鶴酒造は東京支社(銀座)の屋上にある農園で、2007年から自社開発酒米「白鶴錦」を育てている。収穫した白鶴錦100%で仕込んだ酒は商品化し、毎年数量限定で販売している。近隣の小学生には食育の一環として田植え・稲刈り体験をしてもらうなど、日本酒文化の発信にも努める
キユーピーは食と環境の大切さを伝えることを目的に、小学生を対象にした「SDGs教室」を開催。グループの従業員が講師を務め、対象学年に合わせて授業を行う。環境問題を“自分事”としてとらえてもらい、子どもたち自らが考え、発言する時間も組み込んでいる
●企業価値向上には欠かせない取組み
環境・社会・経済の持続可能性に配慮しながら、事業を継続的に発展させていく「サステナブル経営」が注目されている。企業価値向上には欠かせない取り組みで、新時代における成長戦略に位置付ける企業は少なくない。
サステナビリティ・SDGsへの積極的な関与は、ステークホルダーからの評価が高まることに加え、他企業や地域との連携を生みやすいメリットがある。新技術やアイデアの創出、従業員の満足度・モチベー