全国麺類特集2025

全国麺類特集:長野地区動向=高配合系が競合激化 次の付加価値を模索

麺類 特集 2025.05.31 men2025号 40面
ゴールデンウイークは地元市民や県内外からの観光客でにぎわった滝沢食品直営のそば店「一松(いっしょう)亭」(千曲市)。一番人気は「天ざるそば」(写真)

ゴールデンウイークは地元市民や県内外からの観光客でにぎわった滝沢食品直営のそば店「一松(いっしょう)亭」(千曲市)。一番人気は「天ざるそば」(写真)

信州の土産品としてそば製品の需要は活発(JR松本駅)

信州の土産品としてそば製品の需要は活発(JR松本駅)

 そばの一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品が地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以上のシェアを占めている。
 乾そばで現在、活発な動きを見せているのが、「八割」「十割」などそば粉の配合率が高い製品だ。きっかけとなったのが、2020年から約3年半にわたって世界を混乱させた新型コロナウイルスの感染

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