全国麺類特集2024

全国麺類特集:長野地区動向=そば粉高配合に活路を 廉価製品との二極化も

麺類 特集 2024.05.30 men2024号 40面
「日本三大そば」の一つ「戸隠そば」。俵状に小分けした「ぼっち盛り」も特徴

「日本三大そば」の一つ「戸隠そば」。俵状に小分けした「ぼっち盛り」も特徴

「コロナ明け」で観光需要が回復し、土産品のそば製品も売上げを戻している(JR松本駅構内の販売店)

「コロナ明け」で観光需要が回復し、土産品のそば製品も売上げを戻している(JR松本駅構内の販売店)

値上げの波はサラリーマンの味方「駅そば」にも。JR長野駅の構内、周辺の店舗では昨年春以降、それぞれ20~40円程度値段を上げている

値上げの波はサラリーマンの味方「駅そば」にも。JR長野駅の構内、周辺の店舗では昨年春以降、それぞれ20~40円程度値段を上げている

 そばを代表する一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以上のシェアを占めている。
 2020年からの、いわゆる「コロナ禍」で、乾そば需要は新たなステージへの可能性を見せた。それが「八割」「十割」など、そば粉の配合率が高い製品の好調だ。原材料費や製造コストの高騰

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