全国麺類特集2023
麺類市場は、コロナ禍が収束を迎えようとしている中で新たな局面を迎えている。
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◆全国麺類特集:麺類総論=新たな局面迎える 値上げ浸透と需要喚起両立を
小麦加工 2023.05.30●コストアップ続く 新商品・販促で購買意欲刺激 麺類市場は、コロナ禍が収束を迎えようとしている中で新たな局面を迎えている。2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大してから、世界および日本国内でも生活様式が一変した。不急不要の外出は控え、ソーシャル…続きを読む
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全国麺類特集:機械麺総論=価格改定の影響で減少 高配合けん引し、そば堅調
小麦加工 2023.05.30●プライスライン見極め重要に 全乾麺4年ぶり総会懇親会開催 2022年(1~12月)の乾麺総生産量(原料小麦粉使用量)は、18万2758t(乾麺類12万6751t、手延べそうめん類5万6007t)と、前年比4.1%減(乾麺類が前年比3.8%減、手延…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ麺総論=止まらぬコスト増 各社値上げにかじ 生産者減少も…
小麦加工 2023.05.30この一年も昨年に続き、原料費をはじめとした電力費、運送費など各種コストの上昇から各社の採算は圧迫の一途となった。逆ざや回避のため、製品への価格転嫁を唱え対処に当たったが、先行きはさらなるコスト高が待ち受ける。大枠では「次年度でのさらなる値上げ」を検討…続きを読む
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全国麺類特集:調理麺=市場は堅調に伸長 主食伸び率5年で15%増
小麦加工 2023.05.30粉から製麺してスープ・具材も自社調理したこだわりのD+3(消費期限=出荷日+3日)で日持ちしない調理麺(調理済み焼そば、うどん、ざるそば、冷し中華、スパゲティなど)の市場は、日本惣菜協会の「惣菜白書2022年度」によると2021年度は7975億円(前…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=日本アクセス(乾麺)メニュー軸の提案図る
小麦加工 2023.05.30●乾麺グランプリ4年ぶり開催 新たな食シーンの開拓も 日本アクセスは22年度(22年4月~23年3月)の乾麺市場について、金額ベースで前年比4.6%増で着地したと分析する。カテゴリー別では、そうめん・ひやむぎが前年比9%増、そばが同1.3%増、う…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=下田商事 手延べ麺の販売強化 節約志向にも対応し…
小麦加工 2023.05.30下田商事の22年度(1~12月)の乾麺販売実績(金額ベース)は前年並みで着地した。価格改定の影響もあり、アイテムによって好不調が分かれた結果となったようだ。構成比では、そうめん・ひやむぎが39.2%、機械うどんが16.9%、機械そばが31.1%、中華…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=国分グループ本社 引き続き乾麺を強化カテゴリーに
小麦加工 2023.05.30●手延べの価値提案を 国分グループ本社の22年(1~12月)の乾麺販売実績は、前年を上回って推移した。機械麺を中心に値上げが行われたことで、需要低調気味だったが、夏場の季節要因が追い風となって堅調に推移した。23年については、第11次長期経営計画の…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉メーカー=日清製粉ウェルナ 豊富なラインアップ強みに
小麦加工 2023.05.30●そばの販売強化図る 日清製粉ウェルナの23年3月期の乾麺販売実績(金額ベース)は、前年を上回っての着地となった。値頃感のある商品とそばカテゴリーが伸長したため。24年3月期の方針は、引き続き消費者の生活防衛意識が高いことを想定し、乾麺の豊富なライ…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉メーカー=ニップン 初の手延べそうめん投入
小麦加工 2023.05.30●「讃岐乾めん」シリーズ刷新 ニップンの23年3月期乾麺販売実績(出荷ベース)は、前年を上回っての着地見込みだ。23年度(24年3月期)乾麺の戦略は、店頭でのエンド露出や期間特売導入、コロナ禍の落ち着きにより回復傾向の試食販売などの店頭プロモーショ…続きを読む
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全国麺類特集:北海道地区=藤原製麺 永谷園とグループシナジー 存在感さらに
小麦加工 2023.05.30旭川に本社を構える藤原製麺は、生麺、乾燥麺、ゆで麺、乾麺を製造する道内屈指の麺類総合メーカー。道内外の量販店や土産品ルート、業務店向け販売など幅広いチャネルを持つ。 生ラーメンは「本場北海道旭川ガラ味ラーメン」シリーズを核に、人気店とコラボした「ら…続きを読む
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全国麺類特集:北海道地区=マルナカ 伝統の味守り続けて創業90周年
小麦加工 2023.05.30道内乾麺最大手のマルナカは、3月10日で創業90周年を迎えた。1933年札幌で創業し、2001年に本社・工場を現在の江別市に移転。一貫して“品質第一”の経営理念のもと「乾麺一筋」にこだわりながら歴史と伝統の味を守り続けている。 商品のラインアップで…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区問屋=コープ東北サンネット事業連合 値上げで好不調くっ…
小麦加工 2023.05.30●値頃が難しいそば 価格施策に苦慮 「2回の値上げの影響で乾麺は、伸びたものとそうでなかったものの差が出てしまった」。コープ東北サンネット事業連合加工食品部門の菅原隆行バイヤーは前期をこう振り返る。また単価アップで金額が増加した一方で、数量が伸びず…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=戸田久 冷麺の可能性を追求 関東圏で市場深耕へ注力
小麦加工 2023.05.30戸田久の2月期売上げは前年比11%増で金額、数量とも伸びは同じだった。売上構成比は冷麺63%、ゆで・生麺28%、乾麺4%、スープ類など仕入れ商品5%。好調要因は業務用冷麺。外食機会が増えた関東圏が顕著で、全体の75%を占めるに至っている。昨年10月に…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=北舘製麺 新商品はそばつゆ付き
小麦加工 2023.05.30●「ざる中華」と「国産の旨いそば」 北舘製麺の2月期業績は売上げ、利益とも前期とほぼ同じで着地をみた。昨年春秋の原料値上げでは得意先の理解は得られたが、今年に入ってから売上げが鈍化している。今期「そばつゆで食べるざる中華」(麺80g×2、つゆ46g…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=はたけなか製麺 付加価値品は首都圏好調
小麦加工 2023.05.30●来春に向け白物試作始まる はたけなか製麺の春夏商戦は滑り出し好調で、特に首都圏で手応えを感じている。「ぜいたく茶そば」200gが大手量販の定番に導入され、期待が高まる。さらに伸びが極めて高いのが「ぜいたく手おろし長芋そば」240g。練り込む長芋は…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=城北麺工 ロングセラーの上をいく 羽州二八そば好調
小麦加工 2023.05.30「羽黒そば」で知られる山形市の城北麺工がより上質感を打ち出して発売しているのが、無塩の「羽州山形二八そば」(200g)。値頃感もあってSMで好評だ。 コープ東北サンネット事業連合では、高配合の二八、十割そばのPOSの伸びがよく、この商品は昨年度そば…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=松田製粉 夏商戦へそうめん新商品
小麦加工 2023.05.30●岩手県産もち小麦を配合 松田製粉が昨年発売した、仙台市太白区秋保町で栽培されるそば「秋保在来」を52%配合した商品はそば生産量が限られ、玄そば使用はおよそ3tで昨シーズンを終えた。同社は今年も同程度とみている。差別化できるそばの開発に取り組み、現…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=稲庭うどん小川 半生、生麺で新規需要開拓
小麦加工 2023.05.30●新工場建設を視野に 手延べうどん産地・稲庭の有力メーカー・稲庭うどん小川は、原料価格の値上げに伴い、昨年9月に売れ筋の200g、税抜き500円を同550円とした。売上げは値上げの影響で国内は横ばいだが輸出は好調。海外33ヵ国に輸出され、売上げの1…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=後文 稲庭パスタ、全粒粉そうめん、うどんなど商品づく…
小麦加工 2023.05.30稲庭うどん業界にあって注目される商品を世に送り出してきた後文は、2020年5月に「稲庭手延べパスタ」(180g、税抜き540円)を発売した。しかしコストがかかりすぎることでやめ、ロール製麺で丁寧につくり上げる「稲庭熟成黄金パスタ」(同、同350円)に…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=酒井製麺所 「ご当地麺」シリーズけん引
小麦加工 2023.05.30●夏にかけて新商品投入も 創業90年以上の歴史を持つ山形県山形市の酒井製麺所は、中華麺を中心とした「ご当地麺」シリーズを強化している。「冷しらーめん」や「とり中華」など、県内の多様なラーメン文化を発信する目的で開発した商品は、この10年でラインアッ…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=白石興産 値頃訴求進める そば好き向け品揃え充実
小麦加工 2023.05.30白石興産の2月期決算は8%増となった。昨年春秋2回の値上げを実施し、乾麺は数量で2%増だったが売上げで7%増。売上げ構成比は乾麺5割、ほかは小麦粉、そば粉、春雨、仕入れ商品。コロナ禍以降、家庭内消費と備蓄需要増、原料の不安定な事情が重なり、得意先から…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=福島県清鶴会 清鶴麺を刷新 メニュー提案も
小麦加工 2023.05.30福島県民の“県民食”とも称されている清鶴麺が本格シーズンを迎えている。お土産や離れて暮らす家族などに贈って喜ばれる商品だ。ほとんどが箱で購入していく。県内の会員8社が昭和33(1958)年に協同組合福島県清鶴会を設立、日清製粉の小麦粉を使い、「清鶴麺…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=星野物産 主力3品が順調 塩分1gメニュー提案も
小麦加工 2023.05.30星野物産の乾麺の販売状況は、「新・信州田舎そば 小諸七兵衛」「マルボシ中華そば」「上州手振りうどん」の主力3品が堅調に推移している。22年はコロナ禍でも行動制限が緩和された年だったため、内食需要が減少したものの、高いリピート率で安定して売上げを獲得し…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=ヤマダイ 「手緒里めん」堅調 着実な販売活動を
小麦加工 2023.05.30ヤマダイの23年3月期の乾麺販売状況は、一昨年並みで着地した。贈答用の商品が伸び悩んだものの、通常品が前年超えを達成し、全体として堅調に推移した。アイテム別で見ると、うどん、そば、そうめん、ひやむぎの品目別の動きは見られず、うどんが販売数量6割強を占…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=山本かじの 十割そばの販売強化 国産十割は引き続き順…
小麦加工 2023.05.30「元祖十割そば」や「伝統の二八そば」など高配合そばで人気商品を展開する山本かじのの乾麺の販売状況は、2年連続の値上げを実施したことも影響してやや伸び悩んだ。コロナ禍で内食需要が高まって大きく売上げを伸ばしたことの反動もあったようだ。今シーズンは、引き…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=玉川食品 スピーディーな企画・開発力
小麦加工 2023.05.30●OEM・ODMの受注増 東京23区唯一の乾麺メーカー玉川食品は、1935年の創業以来、王子の地で実直な麺づくりを続けてきた。3代目社長の関根康弘氏は、伝統的な乾麺の世界を打破する取り組みに挑戦し続け、これまでパッケージに浮世絵をデザインした乾麺「…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=松屋製粉 海外産玄そば安定供給へ 新製品「宝風鈴」投…
小麦加工 2023.05.30松屋製粉は、そば粉メーカーとして、顧客ニーズに対応した製品の開発を行う一方で、海外産玄そばの安定供給への取り組みを推進している。 22年度(23年3月期)の売上げはそば粉の値上げもあり増加。出荷量ベースでは微増での着地となったようだ。22年度は、3…続きを読む
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全国麺類特集:静岡地区=池島フーズ 茶そばの新商品を発売
小麦加工 2023.05.30●「これはうまいうどん」の販売強化も 茶そばのトップメーカーの池島フーズは、技術・品質・味の「いけしま」ブランドを具現化した商品展開を行っている。事業については、ホテル・レストランなどに向けた業務用が大きなウエートを占めている中で、市販用向け製品の…続きを読む
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全国麺類特集:山梨地区=はくばく 独自性で市場開拓 コロナ後見据え提案強化
小麦加工 2023.05.30白物やそば、パスタ、中華麺など多彩な乾麺製品を展開する、はくばく。独自性を打ち出した商品設計や付加価値戦略で、需要開拓を進めている。本格的なアフターコロナを前にする今期は、消費と市場の環境変化を見据えたアプローチに取り組む。 乾麺カテゴリーの202…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=松代そば善屋 22年販売好調で増収増益
小麦加工 2023.05.30●価格改定控え楽観せず 松代そば善屋の22年10月期は販売好調で増収増益となった。売上高は前年比12%増で前期の目標だった10億円台に回復。利益も前年比110%増となった。そば・そうめんがけん引したほか、利益面では商品や販路の整理など「選択と集中」…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=自然芋そば 布海苔の確保が鍵 前年維持目指す
小麦加工 2023.05.30自然芋そばの23年2月期は、価格改定した中でも売上高で前年並みに踏みとどまった。一方、原材料・製造コストの高騰もあり前年比68%減の大幅減益となった。今期はへぎそばに欠かせない布海苔の確保が不透明な状況にあり、動向を見極めつつ前年維持を目指す。 前…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=玉垣製麺所 「妻有そば」発売70周年 認知度も向上
小麦加工 2023.05.30玉垣製麺所の23年3月期は、ほぼ前年並みを維持した。「妻有(つまり)そば」を中心に主力商品がけん引した形だ。今期は「妻有そば」が発売70周年の節目を迎える。自社製粉にこだわった同商品は、日本蕎麦保存会主催の「おいしい蕎麦乾麺大賞」で3年連続のグランプ…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=丸榮製粉 県外・海外を拡大 県内でブランド強化目指す
小麦加工 2023.05.30丸榮製粉麺類部門の23年5月期は、前期から約6%減で着地する見込み。年明けからの委託商品の受注減はあったが、自社ブランドは好調で特にラーメン類がけん引した。一方、新しい中期経営計画の初年度となる24年5月期は10~15%増を見込む。好調のラーメンなど…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区動向=乾そば「高配合系」堅調 コスト・物価高に警戒感も
小麦加工 2023.05.30そばを代表するブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品などの分野でも抜群の市場認知度を誇り、地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺、乾そばは長野県が製造量で全国トップ…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区=おびなた 収益確保に全力
小麦加工 2023.05.30「日本3大そば」の一つ、「戸隠そば」。おびなたは、その地元・長野市戸隠でそばの製粉、製麺などを手掛けている。厳しいコスト環境が続く中、今期は収益確保に全力投球する。 「売上げはおおむね、コロナ禍前の水準に戻ったが、物価高で消費者の防衛志向が強まって…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区=滝沢食品 豊富な品揃え需要開拓
小麦加工 2023.05.30「十割」「八割」などのそば粉高配合系が堅調な滝沢食品。滝沢秀治社長は「一時の勢いは鈍ったが、コロナ禍で進んだ内食化は、より本格的な乾そばを家庭で楽しむきっかけになった」と振り返り、「今期も高配合系を中心に、豊富なラインアップで需要開拓に取り組む」考え…続きを読む
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全国麺類特集:中部地区=なごやきしめん亭 名古屋名物シリーズがメーン
小麦加工 2023.05.30●売上げ拡大を狙う 創業146年の歴史を誇るなごやきしめん亭は、愛知県を代表する老舗乾麺メーカーとして「伝統」「品質」「心と味」にこだわり“心のかよう商品づくり”を提供。現在同社では主力商品でロングセラーを続ける「名古屋名物」シリーズと「ゆで麺」シ…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=カネス製麺 全粒粉そうめん取組み加速
小麦加工 2023.05.30●揖保乃糸ギフトに紙箱追加 カネス製麺の2023年3月期業績は前年比8%ほどの増収となり、利益も安定した数値を計上した。機械麺を昨年9月に、揖保乃糸を今年の1月に価格改定し、収益の改善を図っている。改定幅は機械麺が平均で6~10%ほどで、揖保乃糸は…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=高尾製粉製麺「茶そば」に英語表記
小麦加工 2023.05.30●外国人需要つかみ取る 高尾製粉製麺の2022年9月期の業績は増収となった。新規販売先の獲得やそばの販売増などが寄与した。 今後の見通しについては「あらゆる食料品の価格が上昇する中、乾麺の割安感が評価され、販売数量が伸びる」(高尾亮太朗代表取締役…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=田靡製麺 国産米粉使用した「播龍中華麺」を新発売
小麦加工 2023.05.30●新食感シリーズも順調 田靡製麺は2月21日、国産米粉使用の「播龍中華麺」の販売を開始。コメ加工メーカーとのタイアップ品で、「もっちりしっとりとした食感となっている。コメの風味を存分に味わうことが可能」(田靡貴正社長)という。滑り出しは好調で、年間…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=東亜食品工業 食物繊維たっぷり新商品
小麦加工 2023.05.30●海外に播州ブランド浸透を 東亜食品工業の2022年12月期業績は、前年ほどの売上げは確保できなかったが、7~8%ほどの価格改定を行いコストひっ迫に厳然と対応した。また、直近も前年に続きさらに7~8%の追加値上げを図った。井上位一郎社長は「当社は伝…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=マルツネ 30代新社長が新商品販売開始
小麦加工 2023.05.30●輸出へ再び注力の構え マルツネは3月1日に瀬川昌平氏が新社長に就任し、「末永く、麺のように細く長く商売を続けていけたら」と抱負を口にする。業界を問わず珍しい30代の新社長の活躍に注目が集まる中、就任と同時に「龍神の糸」シリーズの新商品の販売を開始…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=イトメン 「二八そば」の包装軽量化
小麦加工 2023.05.30●サラダ用そうめん刷新 イトメンは播州の乾麺企業の中でも、即席麺から機械乾麺、手延べまで幅広い麺の生産・販売をしている麺の総合企業。2023年3月期は増収となり、出荷量も前年並みとなった。振り返ると、二八そばを含めた切り出し乾麺類は20年度に巣ごも…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=横尾商店「冷凍手延べそうめん揖保乃糸(2食入)」…
小麦加工 2023.05.30●冷凍そうめんの位置付け確たるものに 横尾商店は播州地区の乾麺企業の老舗大手。揖保乃糸、ヤマヨブランドの機械麺の製造・販売だけでなく、乾麺メーカーとして全国でも数少ない冷凍麺の製造・販売もしている。2022年9月期の販売量について、手延べは前年並み…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=かも川手延素麺 手延べ麺のおいしさPR
小麦加工 2023.05.30●半生タイプが好評 かも川手延素麺は、備中特産の「かも川」ブランドの手延べ麺、半生麺などを昔ながらの製法にこだわって作り続けており、豊富な商品ラインアップであらゆる販売チャネル、消費者ニーズに対応している。また、手延べ製法のうどんを全国の人に知って…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=スズキ麺工 創業100周年 業界の維持発展へ尽…
小麦加工 2023.05.30スズキ麺工は、麺機の総合プラントメーカーとして、また機械麺、手延べ麺など麺類の総合メーカーとしての両面で事業展開している。メーカー機能としては、一部の特殊製法の麺やOEM、業務用の生産に特化しており、機械部門では麺機の開発や販売、アフターケア、コンサ…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=岡山手延素麺 コスト高対応に注力
小麦加工 2023.05.30●社内体制を整備・強化へ 岡山手延素麺は従来の品質重視の姿勢を貫くとともに、時流に沿った魅力ある商品、高付加価値商品などの開発、販売に注力している。新型コロナウイルス感染拡大による内食需要増や原材料高騰、人手不足など、課題が山積する中、同社では昨秋…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=五色そうめん 業務用と土産物ルート回復
小麦加工 2023.05.30●輸出が活発化 子ども向け商品も好評 五色そうめんの「五色そうめん」は、松山市で昔から親しまれている名産品だ。同社は、江戸時代の寛永12(1635)年創業と390年近い歴史を持ち、江戸幕府や朝廷への献上品として重宝された。 同社の手延べそうめんは…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=石丸製麺 「讃岐もち麦うどん」販売
小麦加工 2023.05.30●「健康」テーマにPB注力へ 石丸製麺はPB商品(全粒粉)への取り組みを加速させている。この2月には沖縄大手のスーパーマーケットチェーンであるサンエーへのPB商品(全粒粉)の出荷を開始した。石丸芳樹社長は「サンエーさんに当社商品の価値を認めていただ…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=川田製麺 日清製粉とワンチームまい進
小麦加工 2023.05.30●良品づくりの新たな取組み不可欠 川田製麺は今夏、内麦(国産麦)を100%使用したこだわりの新商品を発売する予定だ。風味の豊かさが特徴で、パッケージデザインなど詳細は検討段階(3月16日時点)。川田明義会長は「讃岐の製法でより良いものを作っていく。…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=讃州 業績に復調の兆し コロナ禍から脱却へ
小麦加工 2023.05.30讃州の2023年8月期の上期業績は多少の改善を見た。下期も同程度の推移を見込む。藤川精陽社長は「この3年はコロナ禍でそれほどいい状態ではなかった。得意先がダメージを受けたこともあり、業績に影を落とした。ただ、今後は徐々に良くなっていくだろう、期待して…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=さぬきシセイ 手打ちのような「こだわり」商品模…
小麦加工 2023.05.30●今秋に事務所建て替え更新 さぬきシセイの2023年8月期業績は増収減益を見込む。また、出荷量は増加を見込むものの、生産能力の上限に迫っていることから劇的な増加線は描きづらい。 課題は人手不足だが、「増産に2交代制勤務を採用したくとも難しい。乾燥…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=讃岐物産「うどん県のうどん」の販売好調キープ
小麦加工 2023.05.30●大袋タイプ採用広がる 讃岐物産の2022年12月期の売上高は前年比15%増となった。22年9月にほぼ全商品で10%前後の値上げを行い、収益改善に努めた。振り返ると、20年度は「巣ごもり需要」で前年比40%増の大幅伸長となり、その裏年の21年も1%…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=兵庫県手延素麺協同組合・井上猛理事長
小麦加工 2023.05.30兵庫県手延素麺協同組合は昨年11月と今年3月に各商品の価格改定を行った。2021年度(2021年9月~2022年8月)は20年度同様の好決算となったが、22年度の出荷量は価格改定の影響もあって前年比減となる見込みだ。各種コストの高騰は収益に重くのしか…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=喜多村 引き合い戻り底上げへ
小麦加工 2023.05.30●三神人気は依然高く 喜多村はギフトを主力としており、単品の比率は全体の5%ほどという。2022年9月期の業績は増収で、経常利益は横ばい程度。「昨年のギフトは始まりの時期から暑く、空梅雨で雨も少なかった。そういった点が売上げにつながったのだろう」(…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=イトメン 手延べの良さをPRし顧客離れ防ぐ
小麦加工 2023.05.30●オールシーズンでの商戦肝要 イトメンは播州で即席麺、乾麺、手延べ麺を製造している唯一の麺の総合メーカー。同地区最大の手延べ麺生産量を誇り、直販を主体に特徴のある商品群を展開している。2023年3月期は前年比増収となり、出荷量も前年並みを維持。 …続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=菅哉物産 「温故知新」の精神で新たな付加価値…
小麦加工 2023.05.30菅哉物産は揖保乃糸のギフト商品の取り扱いを中心としている大手企業。揖保乃糸の製麺、単品の加工、販売すべてに携わる企業は同地区でも少ない。三位一体の総合力をベースに、一味違う商品の企画力に定評がある。また業界に先駆けFSSC22000を認証取得するなど…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=奈良県三輪素麺工業協同組合・小西幸夫理…
小麦加工 2023.05.30奈良県三輪素麺工業協同組合の小西幸夫理事長は、伝統的な「三輪素麺」の存続に「競争はもちろん大事だが、各社で協力できるところは協力しよう。三輪を盛り上げ、後世まで『三輪そうめん』を残すためにも」とあらためて協調することの大切さに触れ、「地産地消」路線の…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪山本 紙箱への完全移行完了
小麦加工 2023.05.30●品質向上に新セクション 三輪山本はこの2月から新たに製造部製造品質保証のセクションを立ち上げた。これまでは総務部品質管理のセクションにおいて外部監査的に品質のグレード向上を図っていたが、工程などを「内部的」に観察することでさらなる品質の向上を狙う…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=マル勝高田商店 認知度向上へ一部のギフ…
小麦加工 2023.05.30●通年商売の重要性言及 マル勝高田商店の2023年2月期の売上高は前年を上回り、出荷量も増加した。一昨年は天候不順のため需要が想定ほどの規模とならなかったが、昨年は天候も良く出荷が増加した。 今期は3月1日から商品の価格改定を実施。足元の各種コス…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=池利 ギフトの多様化に対応
小麦加工 2023.05.30●自社生産の強化へ 池利は今年で173年目を迎える三輪地区大手の手延べ麺老舗企業で、三輪組合からの購入と自社工場で生産したそうめんを販売している。池田利一同社会長は奈良県三輪素麺販売協議会会長であり、製販とも業界の発展に努めている。また、GIマーク…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪そうめん小西 第二工場フル稼働で自…
小麦加工 2023.05.30●「みわのにじ」への注目度さらに向上 三輪そうめん小西は100年以上にわたり三輪の手延べそうめんを作り続けてきた専業企業。2023年12月期の見通しは増収増益を想定する。原料価格など各種コストの上昇に合わせ価格改定を行うことで利益の確保に努めていく…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=巽製粉 国産原料オンリーの新商品
小麦加工 2023.05.30●付加価値構築に創意工夫 巽製粉は1877年創業。製粉事業(現在は製造事業から撤退)から始まり、現在は三輪地区で製パン・製麺事業を手掛ける。従来からギフトに強みを持っており、箱内のそうめんを個包装の小分けにするなど、「貰い手のニーズ」をくみ取ってい…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=よし井 そうめん製造に再注力
小麦加工 2023.05.30●ギフトでは「冷凍どら焼き」新発売を よし井の2022年9月期の業績は売上げが前年比若干の減少となった。コロナ禍で備蓄食としてのそうめん需要や緊急支援物資向けの需要が増加したものの、全体としては人との交流を控える風潮の中で落ち込んだ。足元も「名入れ…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=坂利製麺所 「新麺ニューメン」育成図る
小麦加工 2023.05.30●若者向けFD商品も展開 坂利製麺所は1984年に奈良県東吉野村の過疎対策事業として、そうめんの製造を開始した。19年3月に発売した「手延べ即席 新麺ニューメン」は同社が創業以来こだわっている「国産小麦」の風味を最大限に引き出そうとした結果、そうめ…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=淡路手延素麺協同組合・金山守良理事長
小麦加工 2023.05.30淡路手延素麺協同組合・金山守良理事長の取り組みで、淡路そうめんのPRは着実に進んでいる。広告看板の設置やラッピングバスの運行、ふるさと納税返礼品(南あわじ市)への出品などで、認知度向上を狙う。背景には生産者の高齢化が進み年々減少する生産量への危惧があ…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=小豆島手延素麺協同組合・伊藤雄二理事長
小麦加工 2023.05.30高名な観光地の一つ小豆島。自然豊かで風光明媚な土地に育まれた「島の光」は依然人気が高い。小豆島手延素麺協同組合の伊藤雄二理事長はさらなる良品の開発にまい進し、香川県産小麦「さぬきの夢」と同「はるみづき」をブレンドした新商品を開発中だ。同時にアフターコ…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=半田手延べそうめん協同組合・森脇輝明代…
小麦加工 2023.05.30半田手延べそうめん協同組合が集計する今年度の生産量は例年並みの40万箱。価格改定も前年度分の市場浸透を見守るべく据え置いた。現在は半田そうめんのPRに注力する。知名度を今以上のものとし、「半田ブランド」の地盤強化を図る。そういった意味では昨年に登録し…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺=たきはら手延製麺 原料配分を調整 国産…
小麦加工 2023.05.30●販路拡大を模索 道の駅やネットなどへ たきはら手延製麺は2023年、原料の小麦粉に手を加えた。これまでは外麦(外国麦)を配合していたが、今年から新たに内麦(国産麦)をブレンド。食感や風味など、より良い商品に仕上がるという。「小麦粉の配分を変えたの…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺動向=南島原市「島原手延そうめん」 多方面で認知度…
小麦加工 2023.05.30南島原市によると、「島原手延そうめん」の直近1年の動向を振り返ると、コロナ禍の巣ごもり需要がなくなり、商品の動きが通常に戻ったとしている。ギフト関連についても、コロナ禍前ほどではないが回復傾向にあるという。 組合や商社など関連組織が多く、商品も多様…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺=五木食品 「乾麺の五木」として九州でブランド根付…
小麦加工 2023.05.30五木食品の「子守りマーク」と「五木」のトレードマークは文字とセットで作られ、長く消費者に親しまれている。同社の歴史の始まりは「山住屋」。この名前で、1878年に熊本市古桶屋町で製粉、製麺業としてスタートした。「乾麺の五木」としての評判は一つのブランド…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺概況=新商品や販促提案を強化 新たな消費者ニーズに…
小麦加工 2023.05.30生麺・冷凍麺市場は、アフターコロナにおける消費者ニーズの変化に対応していき、各カテゴリーの活性化を図っている。生麺・冷凍麺は、コロナ禍の内食需要の高まりを追い風とし、おいしさ、簡便性などの価値が見直され、新規需要の獲得、リピーターの増加などで拡大して…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日本アクセス(生麺) 4つの活動で拡販図る
小麦加工 2023.05.30●素材麺が増加傾向に 日本アクセスの22年度(22年4月~23年3月)のチルド麺の販売実績は、数量では前年を割ったものの、金額では前年をクリア。原料高騰による値上げが続き、チルド麺市場が横ばいで推移している中、市況以上の着地となった。今期(24年3…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日本アクセス(冷凍麺) 独自の活動で需要喚起へ
小麦加工 2023.05.30●着実に売れ筋商品を販売 日本アクセスの22年度(23年3月期)の家庭用冷凍食品カテゴリーは、前年比3.1%増で着地。冷凍麺カテゴリーでは、同5.2%増で推移しており、全体をけん引している。23年度(24年3月期)の方針は、引き続き同社主催のキャン…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=シマダヤ 主力の国産原料化推進
小麦加工 2023.05.30●「流水麺」品質向上を訴求 シマダヤの22年度(23年3月期)の家庭用チルド麺の販売状況は、市場並みで着地したようだ。コロナ禍での内食需要が高まった20~21年の反動もあり、市場環境もやや伸び悩んでいる中で、「流水麺」や「もみ打ち」生冷し中華シリー…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=東洋水産(チルド) 「至福の食卓」好調続く
小麦加工 2023.05.30●「アジアのごちそう」展開 シリーズで新需要創造へ 東洋水産の23年3月期チルド麺事業は、売上げの増加が見込まれている。チルド麺市場が前年を若干下回ると予想されているため、市場環境が厳しい中でも底堅く成長している。今期も先行きが不透明な市場環境の中…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=東洋水産(冷凍) 業務用回復基調に
小麦加工 2023.05.30●麺とスープのトータル提案 東洋水産の23年3月期の冷凍麺販売状況は、前年を大きく上回って着地する見込みだ。行動制限緩和により、人流が活発となり、冷凍麺事業のボリュームゾーンである業務用が回復してきているためだ。ラーメン、焼そば、うどん、そばといっ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=名城食品 有名店コラボ商品けん引
小麦加工 2023.05.30●今夏は涼味商品群に注力 名城食品の前期(22年12月期)は、昨年3月に実施した価格改定を受け、売上げは前年比5.2%増、数量は同1.3%減で着地した。値上げに伴い、一時は販売点数が落ち込んだものの、7月から回復。さらにコロナ禍を機に定着した内食習…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日清食品チルド 「日清Spa王」喫茶店シリーズ好…
小麦加工 2023.05.30●需要喚起への取組み強化 日清食品チルドの23年3月期の販売状況は、チルド麺市場と同水準で着地する見込みだ。「麺の達人」や「日清焼うどん」「チルドカップ 日清のどん兵衛」などが販売好調だった。一方、これまでけん引役となっていたラーメンカテゴリーは大…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日清食品冷凍 ラーメン横丁の提案継続
小麦加工 2023.05.30●まぜ麺強化へアイテム追加 日清食品冷凍の23年3月期の冷凍麺販売状況は、伸長する市場を上回って着地する見込みだ。パスタや和風麺が好調に推移したため。これまでけん引してきたラーメンカテゴリーは前年の大幅増の反動もあり、市場の成長よりは勢いが鈍化した…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=テーブルマーク 夏のうどん需要を喚起
小麦加工 2023.05.30●「お皿がいらない」品揃え拡充 テーブルマークの前期(22年1~12月)の冷凍麺販売実績は、2桁増で伸長した。家庭用がコロナ禍の内食需要の影響で引き続き増加した中で、業務用も行動制限の緩和などによって回復してきたためだ。23年は、順調に売上げを伸ば…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=ニチレイフーズ 「冷やし中華」を磨き上げ
小麦加工 2023.05.30●ごまだれ追加で選ぶ楽しみ ニチレイフーズの家庭用冷凍麺の販売状況は、パーソナルユース需要に対応した「冷やし中華」「極太つけ麺」「カレーうどん」を中心とした新商品の個食麺類が順調に推移して、同社の冷凍食品全体の拡大に寄与しているようだ。 「冷やし…続きを読む
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全国麺類特集:日本冷凍めん協会「冷凍麺生産食数調査」 家庭用けん引役に
小麦加工 2023.05.30●再び20億食突破 引き続き成長に期待 日本冷凍めん協会が毎年実施している冷凍麺年間生産食数調査の結果レポートがこのほど公表された。同協会によると22年(1~12月)の総生産食数は、20億0416万5000食(前年比12.2%増)と2年ぶりに前年を…続きを読む
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全国麺類特集:めんつゆ概況=夏のそうめん提案に勢い
小麦加工 2023.05.30つゆは、醤油、みりんに鰹節などの天然だしを用い、和食全般に使える現代の基礎調味料として定着している。22年度は20年度の2桁成長からの反動減を続けたものの、19年度比では伸長。濃縮つゆの中容量、小分けストレートといった現代の小世帯に合った商材が支持さ…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=Mizkan そうめん革命!推進 新たな汎用つゆ…
小麦加工 2023.05.30Mizkanは今期のプロモーションを「そうめん革命!」と題し、「クリーミーとんこつかけそうめん」といった簡単レシピを定着させる。新たな汎用(はんよう)・バラエティーつゆの「大好きだし。麺と鍋。」を新発売し、主力の「追いがつおつゆ2倍」は5年ぶりにリニ…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=ヤマキ めんつゆ500ml、2桁成長 万能と簡便…
小麦加工 2023.05.30ヤマキの22年度つゆ実績は前年比8%増で推移している。主力の「めんつゆ500ml」は同8%増、「めんつゆ1000ml」は同10%増、「お塩ひかえめめんつゆ500ml」は健康意識の高まりが定着して同10%増を超える。つゆは和食全般に使える現代の基礎調味…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=にんべん つゆの素ゴールド20周年 SNS・TV…
小麦加工 2023.05.30にんべんの「つゆの素ゴールド」が今年、発売から20周年を迎える。3月15日から始めた「Twitter オープンキャンペーン」をはじめYoutube、CM、TVドラマ、特設サイトを用意するなど、販促策を広げている。 「つゆの素ゴールド」は、近年の売上…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=エバラ食品工業 「プチッとうどん」今期も伸長継続
小麦加工 2023.05.30エバラ食品工業は「プチッとうどん 明太子うどん」「プチッとうどんプラス だし入りとろろうどん」を発売した。「プチッとうどん」は20年からコロナ禍も重なり大きく成長。個食つゆの売場の棚が確立され、今期も伸長が継続している。食べ方提案として、異なるフレー…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=ヤマサ醤油 「饂飩気分」に夏向き海鮮レモン
小麦加工 2023.05.30ヤマサ醤油は小分けつゆの「饂飩(うどん)気分」を紙パッケージに改良し、夏向きの「海鮮レモンまぜ麺」を新発売した。焼き博多めんたいこを使った「明太子まぜ麺」を中心に、魅力的なメニューを展開する。 成長著しい「これ!うま!!つゆ」は、万能性を高めてリニ…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=キッコーマン食品 「具麺」は順調な配荷
小麦加工 2023.05.30●涼麺プロモも充実 キッコーマン食品は夏の涼麺プロモーションを充実して成長する。商戦の立ち上がりに「濃いだし本つゆ」を使った「肉だしおかずつけそば」を紹介する。小分け「具麺」でも提案する、一皿完結の「まんぷくまぜ麺」の実用につなげる。 「具麺」は…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=創味食品 「創味のつゆ減塩タイプ」ト…
小麦加工 2023.05.30創味食品の看板商品「創味のつゆ」のおいしさをそのままに、塩分を30%カットした「減塩タイプ」が好調に推移している。塩分を控えたいとの潜在意識をつかみ、減塩つゆカテゴリーで22年度はトップクラスの売上げを確保した。 同社初の減塩商品「創味のつゆ減塩タ…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=ヒガシマル醤油 ぶっかけPETに爽や…
小麦加工 2023.05.30ヒガシマル醤油はつゆごと飲み干せる麺つゆ「ぶっかけつゆ」PETシリーズに今春、「柚子とすだちのぶっかけめんつゆ」を加えた。「暑い夏にさっぱりと麺類を食べたい」「もっと爽やかな味わいで食べたい」とのニーズに応える、柑橘果汁の味わいが特徴だ。 同品は四…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=ヤマモリ 健康系が重点商品
小麦加工 2023.05.30●新たに「釜玉」専用調味料を ヤマモリの22年度つゆの売上高は前年並みで着地した。主力のストレートつゆは夏場の出荷が好調だった結果、「名代」「そのまま」ともに前年比3%増、「吟御膳」シリーズは同15%増と大幅に伸長した。 濃縮つゆは、価格訴求型商…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=日本丸天醤油 さっぱりすっきり「梅そ…
小麦加工 2023.05.30日本丸天醤油は芳醇でフルーティーな香りの紀州南高梅が引き立つ「梅そうめんつゆ」を今春発売した。だしのうまみが直球で伝わるストレートつゆに、南高梅の程よい酸味を利かせ、食欲の落ちる蒸し暑い夏に最適と提案する。 「梅そうめんつゆ」は梅果汁、梅酢、梅酒を…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=寿がきや食品 堅調な厳選素材商品
小麦加工 2023.05.30●人気店監修は健闘 寿がきや食品の前期(23年3月期)つゆカテゴリーは、コロナ特需が一巡したことを受けて、苦戦し、前年割れの結果となった。半面、富山湾産の白エビと能登地方の名産「能登珠洲塩」など、厳選した素材を使った「北陸の逸品素材そうめんつゆ36…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=タケサン 「ぶっかけ」シリーズ、用途…
小麦加工 2023.05.30タケサンの主力商品は、鰹節といりこの豊かな風味をベースに小豆島産の本醸造醤油などを合わせた本格的な讃岐のだし「讃岐ぶっかけうどんだし」(300ml、税込み286円)と、これにスダチを加えた「すだち讃岐ぶっかけうどんだし」(300ml、同320円)の2…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=マルトモ 「鰹節屋のだし醤油」強化
小麦加工 2023.05.30マルトモは、つゆの市販用商品として「昆布かつおつゆ500ml」「万能白だし500ml」「鰹節屋の白だし500ml」「焙焼あごだしつゆ500ml」などのほか、6種のだしのうまみが楽しめる「焙焼本かつおつゆ500ml」や「鰹節屋のだし醤油500ml」など…続きを読む
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全国麺類特集:編集後記
小麦加工 2023.05.302020年から始まった新型コロナウイルス感染拡大だが、2023年になってようやく収束感が出てきた。5月8日、新型コロナウイルス感染症の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行された。これに伴い、マスク着用など、生活様式も徐々にコロナ禍…続きを読む