観光需要が戻る中で土産品の売上げ回復にも期待が高まる(JR松本駅の土産品売場)
旅行客やビジネスマンが帰ってきたJR長野駅ホームの駅そば店
そばを代表するブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品などの分野でも抜群の市場認知度を誇り、地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺、乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、乾麺市場で40%以上のシェアを占めている。
ウィズコロナへのシフトが明確になった今期、業界は外食や土産品需要などの回復に期待を寄せるが、深刻度を増すそば粉価格の高騰やエネルギー費の上昇がその活力