全国麺類特集
麺類市場はコロナ禍の生活が3年目を迎え、新しい局面を迎えている。国内の消費動向が変化していきそうな中で、国際的な問題を含んだ原材料の高騰によるものだ。国内の環境に目を向けると、コロナ禍は続いており、東京では新たな感染者が4桁を超えているが、5月上旬の時点で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など、新型コロナウイルス感染拡大に対する政策が出されていない状況だ。感染者が出ているため、コロナ禍前のような生活というわけにはいかないが、少しずつ旅行や外食など、人の動きが出てきている。そのため、これまでは家庭用需要が順調で、業務用が伸び悩んでいたが、業務用の回復が期待される分、家庭用の需要が減少すると予想されている。
ただし、引き続き新規感染者が出ていることやマスク着用の生活、テレワークの継続など、新しい生活様式が浸透してきている。そのため、コロナ禍でも過去2年と比べて違った一年となりそうだ。その要因の一つとなりそうなのが価格改定だ。原材料の高騰に加え、包装資材や物流費、人件費、エネルギーコストなども上昇していることが背景となっている。加工食品の100以上のカテゴリーで値上げが行われているため、食品全体の課題となってきている。麺業界では乾麺、生麺、冷凍麺、即席麺のいずれも価格改定を発表しており、新価格の浸透と需要への影響は今後注視していかなければならない。
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◆全国麺類特集:麺類総論=麺業界は新局面に 原材料などコストアップ続く
麺類 特集 2022.05.31◆新価格の浸透速やかに 販促などで需要喚起図る 麺類市場はコロナ禍の生活が3年目を迎え、新しい局面を迎えている。国内の消費動向が変化していきそうな中で、国際的な問題を含んだ原材料の高騰によるものだ。国内の環境に目を向けると、コロナ禍は続いており、東…続きを読む
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全国麺類特集:機械麺総論=前年減も19年比で増加 中華麺好調続く
麺類 特集 2022.05.31◆さらなる価格改定が懸念 需要喚起策を展開 2021年(1~12月)の乾麺総生産量(原料小麦粉使用量)は、19万0479t(乾麺類13万1719t、手延べそうめん類5万8760t)と、前年比3.1%減(乾麺類が前年比2.9%減、手延べそうめん類が同…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ麺総論=価値見直しにより販売好調 コスト増が重くのしかか…
麺類 特集 2022.05.31「手延べそうめんは世界情勢とつながっている」と兵庫県手延素麺協同組合の井上猛理事長は語った。世界的な新型コロナのパンデミックで、特需とおいしさや保存性の見直しがおこり、今年はウクライナ危機による小麦粉の高騰で厳しい状況を迎えている。良くも悪くも世界的…続きを読む
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全国麺類特集:調理麺 22年は8651億円市場見込む 高品質商品で単価アップ…
麺類 特集 2022.05.31粉から製麺してスープ・具材も自社調理したこだわりのD+3(消費期限=出荷日+3日)で日持ちしない調理麺(調理済み焼そば・うどん・ざるそば・冷し中華・スパゲティなど)市場は、2020年には7998億円(前年比16.2%増)、21年予測8318億円(同4…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=日本アクセス(乾麺) 手延べ産地を積極的に訴求
麺類 特集 2022.05.31●池森氏とのタイアップ継続 日本アクセスは21年度(21年4月~22年3月)の乾麺市場について、前年比6.2%減で着地したと分析する。カテゴリー別では、そうめん・ひやむぎが前年比8.3%減、うどんが同10%減、そばが同2.6%減と全カテゴリーで前年…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=下田商事 手延べそうめん好調 価格改定の浸透図る
麺類 特集 2022.05.31下田商事の21年度(1~12月)の乾麺販売実績は、20年度の大幅増の反動を受けて、前年比で減少した。カテゴリー別では、手延べそうめんが前年比9%増、機械そうめんが同9%減、手延べひやむぎが24%増、機械ひやむぎが同32%減、手延べうどんが同20%減、…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=国分グループ本社 乾麺の販売強化を継続
麺類 特集 2022.05.31●手延べ麺の安定供給を 国分グループ本社の21年1~12月の乾麺販売実績は、市場と同様に前年をやや下回って推移したようだ。20年が新型コロナウイルスの感染予防策による巣ごもり需要などの影響で売上げが急増した反動を受けた結果となった。そのため、コロナ…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉メーカー=日清製粉ウェルナ そばをけん引役に
麺類 特集 2022.05.31●そうめん・ひやむぎと連動販売も 日清製粉ウェルナ22年3月期乾麺販売実績(金額ベース)は、前年比で微減も、一昨年比では増加で着地した。23年3月期の取り組みとしては、コロナ禍前の販売規模を維持していくことをベースに、さらに拡大を目指していく。 …続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉メーカー=ニップン 「讃岐」と「更科堀井」に注力
麺類 特集 2022.05.31●高付加価値品の充実を図る ニップンの22年3月期乾麺販売実績は前年を下回った。需要期での天候不順や、20年3月期の大幅な需要増の反動が影響したため。23年3月期の商品戦略については、引き続き「高原通商店讃岐」シリーズと「総本家更科堀井監修更科そば…続きを読む
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全国麺類特集:北海道地区=菊水 杉野社長復帰で経営基盤強化
麺類 特集 2022.05.31●地域循環型モデルの構築へ 道内製麺大手の菊水は4月1日付で、杉野邦彦前会長が代表取締役社長に復帰した。原材料費高騰や競争激化など厳しさが増す環境の中、創業家出身で10年にわたって社長、会長を務めた杉野氏の経験と経営手腕を生かしていく。 同社は1…続きを読む
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全国麺類特集:北海道地区=西山製麺 市販用市場に注力
麺類 特集 2022.05.31●海外も復調でブーム再燃に期待 西山製麺は長引くコロナ禍、主力の業務店向けラーメン販売が苦戦する中で本州の量販店ルートを中心とした市販用販売強化にかじを切っている。業務用65%、市販用35%だった同社の販売構成比は、市販用急成長でその比率は昨年ほぼ…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区問屋=コープ東北サンネット事業連合 主力4品は量目変更…
麺類 特集 2022.05.31●そば人気、産地・配合で選ぶ楽しみ訴求 コープ東北サンネット事業連合の加工食品部門バイヤーの菅原隆行氏に東北地区の乾麺の動向を聞いた。棚割は下段の主力4品の量目が270gから200gへ変更されたものの販売は好調。また、そば人気も健在で産地、配合で選…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=戸田久 発売40年、蒸練製法の冷麺好調
麺類 特集 2022.05.31●昨年7月稼働、姫神工場が寄与 戸田久の商品別売上げ構成比は、冷麺62%、ゆで・生麺27%、乾麺5%、その他スープ類の仕入れ商品6%。市販用が9割を占めている。2月期決算は前年比0.8%減となった。今期は業務用の復活が期待される。エリアでは関東圏が…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=北舘製麺 首都圏で売上げ伸ばす 国産原料にこだわる
麺類 特集 2022.05.31北舘製麺の2月期決算は売上げ、利益ともに昨年並みで着地した。好調な首都圏が売上げの半分を占め、特に生協パルシステムの「二八そば」は10年を経過し、安定した伸びを見せている。この他留め型では北関東の生協も好調だ。一方、東北の販売は厳しい状況が続く。販売…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=はたけなか製麺 「地そーめん」「地そば」発売
麺類 特集 2022.05.31●品質改善に10年、評価高まる 「品質改善に取り組んで10年、その成果が現れている」とはたけなか製麺の佐藤秀則社長は語る。パッケージデザインの見直し、CFを活用した企業イメージ、商品アピールなど今の時代を見据えたさまざまな手法で市場と向き合っている…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=白石興産 PB、留め型商品の生産増加
麺類 特集 2022.05.31●自社製品開発にも注力 白石興産の前期2月期は上期が前年比2%増で良かったものの、下期に入り落ち込み、乾麺類は同3%減だった。今期に入ってからは好調で、3、4月は2桁の伸びをみている。うどんが4月に入っても伸びており、欠品が起きたほど。値上げだが、…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=松田製粉 世に問う「秋保在来そば」登場
麺類 特集 2022.05.31●固有品種そば粉で差別化 仙台市太白区の秋保町で固有品種「秋保在来」そばが、農事組合法人によって生産されていて、松田製粉はこのそばを商品化した。生麺では、だい久製麺が先行発売している。そばは、同区西部の山形県境近くにある野尻地区で生産される。ここか…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=城北麺工 生産性向上へ商品絞り込み
麺類 特集 2022.05.31●「羽黒そば」箱売り重要さ増す 城北麺工は、売上げの7割をもちが占め、生・ゆで麺、乾麺が3割の構成比。生産性の向上、利益重視の方針でここ数年取り組んでいて、乾麺は特に白物で動きの良くない商品の終売を決めるなど絞り込みを進めていく方針。さらに生・ゆで…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=稲庭うどん小川 成果実るブランディング事業
麺類 特集 2022.05.31●SNS時代に若手巻き込む これからの稲庭うどんのあり方を探っている稲庭うどん小川は、3年前にブランディング事業を立ち上げた。役員以外の工場、事務所社員も参加し、自社、他社の評価など意見を出し合っている。その中で、当初から変わらないパッケージでいい…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=福島県清鶴会 県民のソウルフード清鶴麺
麺類 特集 2022.05.31●2000袋の増産見込む 福島県清鶴会の会員社は現在8社。日清製粉の小麦粉を使用し昨年の生産量は横袋換算で1万5000袋だった。今年は1万7000袋を見込んでいる。一時期そばも作られたがやめた。10年前で2万5000袋、かつて3万袋を超えた時代もあ…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=酒井製麺所 山形の“麺文化”支える
麺類 特集 2022.05.31●「天保そば」など話題に “そば王国・山形”でこんにゃくそばで知られる酒井製麺所は、売上げ構成比が乾麺55%、ゆで・生麺45%。山形市中心にそば屋、ラーメン店、一般食堂など約200軒の得意先を持つ。山形はラーメン店の数でも日本一を誇り、その麺文化を…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=星野物産 主力3品が堅調に推移
麺類 特集 2022.05.31●「中華そうめん」を4本目の柱に 星野物産の乾麺の販売状況は「新・信州田舎そば 小諸七兵衛」「マルボシ中華そば」「上州手振りうどん」の主力3品が安定して売上げを獲得している。コロナ禍が続く中で、喫食経験者がリピートしていることが要因だ。今後も「小諸…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=山本かじの 十割そばに注力 高配合そば人気続く
麺類 特集 2022.05.31「元祖十割そば」や「伝統の二八そば」といった高配合そばを展開する山本かじのの乾麺の販売状況は、堅調に推移している。コロナ禍で20年に大きく売上げを伸ばしたことが21年に影響があったものの、需要は高止まりしているようだ。今シーズンは、あらためて同社の強…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=ヤマダイ 「手緒里めん」安定成長 需要に対応した供給…
麺類 特集 2022.05.31ヤマダイの22年3月期業績は、前年を上回って着地したようだ。同社の中核ブランドのノンフライカップ麺「凄麺」の売上げが順調だったことが全体をけん引した。「凄麺」の中でも「ご当地」シリーズがコロナ禍で移動に制限があったことで需要が高まったようだ。このうち…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=玉川食品 Z世代考案のSDGsな商品
麺類 特集 2022.05.31●7月30日、飛鳥山公園で披露 玉川食品の主力はBtoB。コロナ禍で業務用が大きく落ち込んだ分を、以前から進めていた土産向けや特徴のある商品開発でBtoCの比率を高める戦略のアクセルを強く踏み込んだが、「コロナ禍の収束が見えない中で、まだ道半ば」と…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=松屋製粉 安定供給に注力 そば粉に新製品「きらり星」
麺類 特集 2022.05.31松屋製粉は、そば粉の大手メーカーとして、海外産玄そばが高騰している中で、原料の安定供給に向けた取り組みを推進している。 海外産玄そばの中でも近年は、輸入量の多い中国産玄そばの価格が上昇している。要因は、中国と米国の貿易摩擦の影響が続いていることで、…続きを読む
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全国麺類特集:静岡地区=池島フーズ こだわり具現化した新商品「これはうまいう…
麺類 特集 2022.05.31茶そばのトップメーカーの池島フーズは、同社の技術力、品質と味へのこだわりを具現化した新商品の開発に積極的だ。今春夏に向けても「これはうまいうどん」と「瓦そば」の2品を市場で展開していく。同社は、ホテルやレストランなどの業務用チャネルに強みがある中で、…続きを読む
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全国麺類特集:山梨地区=はくばく 独自の価値訴求で市場開拓
麺類 特集 2022.05.31●そば好調、白物は停滞 はくばくの企業理念は「穀物の感動的価値を創造する」こと。白物やそばの乾麺を中心に展開する麺製品でも、「コト消費」や健康志向などをとらえた独自性豊かなラインアップで、付加価値提案を加速させる。 麺製品の業況は、好調が続くそば…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=松代そば善屋 得意の大容量で差別化
麺類 特集 2022.05.31●通販向け高単価新商品も 松代そば善屋の21年10月期は、前期特需の反動減などが影響し減収だったが物流費抑制で増益を確保した。今期は、TVCM継続やサンプリングの実施などの販促を展開するほか、通販限定の新商品を展開するなどして、売上高10億円の回復…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=自然芋そば 「自慢ののどごし」好調を維持
麺類 特集 2022.05.31自然芋そばの22年2月期は、ギフトを計画通り縮小したことで前年比5%の減収だったが増益となった。今期は、巣ごもり需要は減少する見通しだが、好調な「自慢ののどごし」に注力するなどして、通期の売上高は同3%増を目指す。 前期は、百貨店のギフトをすべて終…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=玉垣製麺所 今年会社設立70年
麺類 特集 2022.05.31●「妻有そば」ブランド力磨く 玉垣製麺所の22年3月期はほぼ前年並みで着地した。一昨年は個人消費増加の一方で土産需要が落ち込んだが、前期も続いた形となった。今年は原料事情や値上げ対応などで前年を維持していく方針だが、今年会社設立70周年を迎えるため…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=丸榮製粉 ラーメンの県外拡大を加速
麺類 特集 2022.05.31丸榮製粉麺類部門の22年5月期は、前年比5%増で着地する見込み。白物は厳しかったもののラーメン類が大幅に増加した。同社では21年度からの3ヵ年中期経営計画で麺類事業の拡大を目指しており、23年5月期は前年比20%増を目指す。 同社は小麦粉製造販売を…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区動向=原料不安、堅調需要に影
麺類 特集 2022.05.31そばの一大ブランド「信州そば」。観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品の分野でも抜群の市場認知度を誇り、地域の食品産業をけん引している。中でも明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップに立ち、市場シェアの40%超…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区=おびなた 「八割」軸に提案強化
麺類 特集 2022.05.31全国有数のそばどころ、長野市戸隠でそばの製粉、製麺などを手掛ける、おびなた。「軸足は『八割』」(大日方健治専務)と、今期もそば粉高配合系製品の提案強化を推進。 高騰するそば原料に加え、資材・包材費や物流費などあらゆるコストの圧迫が強まる中、今春は新…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区=滝沢食品 多彩ラインアップで訴求力アップ
麺類 特集 2022.05.31滝沢食品は「十割」「八割」などのそば粉高配合系から国産そば粉製品、ボリュームゾーン向けなど、多彩なラインアップを強みに訴求力の底上げを目指す。 滝沢秀治社長は、「ここ数年、高配合系は好調が続いているが、特に『十割』が伸長している」とし、「コロナ禍に…続きを読む
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全国麺類特集:中部地区=金トビ志賀 地元原材料で機能性表示食品製造技術で大賞
麺類 特集 2022.05.31金トビ志賀は、地元の愛知県産小麦「きぬあかり」を自社製粉して使用した棒乾麺で初となる機能性表示食品「細切りざるうどん」を2021年2月1日に発売。イソマルトデキストリン(食物繊維)を配合し、食後の血糖値・血中中性脂肪の上昇が気になる人へ上昇をおだやか…続きを読む
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全国麺類特集:中部地区=なごやきしめん亭 ロングセラーの「名古屋名物」
麺類 特集 2022.05.31●「極(きわみ)」シリーズの販売強化 創業145年の歴史を誇るなごやきしめん亭は、愛知県を代表する老舗乾麺メーカーとして「伝統」「品質」「心と味」にこだわり、“心の通う商品づくり”を提供。現在同社では主力商品でロングセラーを続ける「名古屋名物」シリ…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺動向=播州乾麺を世界へ 産地ブランド力高める
麺類 特集 2022.05.31兵庫県乾麺協同組合の新代表理事(理事長)に伊藤充弘氏(イトメン社長)が就任した。任期満了に伴い昨年5月21日開催の通常総会をもって高尾政秀代表理事が退任。同日の通常総会および理事会で伊藤氏が新代表理事に選任された。新理事長は「冬場の乾麺市場の活性化」…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=カネス製麺 健康軸「スーパー大麦細うどん」投入
麺類 特集 2022.05.31●「“THE 3colors”」でカジュアルギフトに切り込み カネス製麺は揖保乃糸と乾麺を生産、販売する大手企業。21年は売上げベースで機械麺前年比約8%増(うち、輸出20%増)と好調。そうめん同8%増、うどん同25%増、ひやむぎ同10%減、そば同…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=高尾製粉製麺 既存商品にさらなる磨き
麺類 特集 2022.05.31●従業員の負担軽減へ人にやさしい工場運営 創業から110年を超える高尾製粉製麺。播州の地で、機械製そうめん生産のパイオニアだ。「品質こそ生き残れる道」をモットーに、本社工場と第2工場の2生産ラインで乾麺を製造。播州トップクラスを誇る2工場体制の高い…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=田靡製麺 高配合「出石そば八割」に注力
麺類 特集 2022.05.31●手延べ食感の「細造白絹乃糸」も 創業100年を超える田靡製麺。技術力の高さに定評がある。 21年は巣ごもり需要の裏年としては健闘し売上げ前年比1.4%減とほぼ前年キープし、19年比では2桁増となった。そばと中華麺、乾麺以外の元祖唐々本舗鍋スープ…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=東亜食品工業 海外向け新商品開発へ
麺類 特集 2022.05.31●グルテンフリー拡販も 東亜食品工業は播州の乾麺企業の中でもハラール認証取得をはじめ、積極的な商品開発や経営を推進するトップランナーの一つ。第36回食品産業優良企業等表彰で、業界初のISO22000認証やFSSC22000取得などで農林大臣賞(経営…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=マルツネ 業務用1kgタイプ好調
麺類 特集 2022.05.31●一般顧客にも広がる 1920年創業のマルツネは機械麺、手延べそうめんを扱う総合メーカー。揖保乃糸のほか、「播州の糸」シリーズのそうめん、ひやむぎ、うどん、そばや「処」シリーズの茶そば、中華麺、うどん、そばなどがある。また、業務用の1kgタイプも好…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=イトメン 高価格帯「蔵熟成」が順調に伸長
麺類 特集 2022.05.31●サラダ用素麺に輸出バージョン イトメンは播州の乾麺企業の中でも、即席麺から機械乾麺、手延べまで幅広い麺の生産・販売をしている麺の総合企業。二八そばを含めた切出し乾麺類は20年度に巣ごもり需要で2桁伸長。21年度は反動で微減したが19年比では2桁増…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=横尾商店 量販向け家庭用商品を発売
麺類 特集 2022.05.31●「レンジで揖保乃糸(五目冷やし素麺)」 横尾商店は播州地区の乾麺企業の老舗大手。揖保乃糸、ヤマヨブランドの機械麺を扱うだけでなく、播州の乾麺メーカーとして唯一冷凍麺を製造・販売する。 21年の手延べは前年並み。そのうち単品は微増・ギフト微減。機…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=かも川手延素麺 定番商品営業を推進
麺類 特集 2022.05.31●直販ルートも重要視 かも川手延素麺は、備中特産の「かも川」ブランドの手延べ麺、半生麺などを昔ながらの製法にこだわって作り続けており、豊富な品揃えであらゆる販売チャネル、消費者ニーズに対応している。 同社ではPRと地域活性化を図る目的で、同社の直…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=スズキ麺工 業界発展へ機械開発に尽力
麺類 特集 2022.05.31●新規プラント建設も スズキ麺工は、麺機の総合プラントメーカーとして、また機械麺、手延べ麺など麺類の総合メーカーとしての両面で事業展開している。メーカー機能としては、食品部門として一部の特殊製法の麺やOEM(相手先ブランドによる生産)、業務用の生産…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=岡山手延素麺 コロナ禍、原料高など対応
麺類 特集 2022.05.31●社内体制を整備・強化 岡山手延素麺は従来の品質重視の姿勢を貫くとともに、時流に沿った魅力ある商品、高付加価値商品などの開発、販売に注力していく。新型コロナウイルス感染症拡大による内食需要増や原材料の高騰、人手不足など、あらゆる課題解決に向けた販売…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=五色そうめん 色麺誕生300年
麺類 特集 2022.05.31●社名変更で新たなスタート 五色そうめんの「五色そうめん」は、松山市で昔から親しまれている名産品だ。同社は、江戸時代の寛永12(1635)年創業と390年近い歴史を持ち、江戸幕府や朝廷への献上品として重宝された。特に今年は、創業家8代目の長門屋市左…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺動向=土産商品回復傾向へ 一部に新工場計画も
麺類 特集 2022.05.31香川県の乾麺生産量は公的な調査が行われなくなって久しいので推測するしかないが、小麦粉使用量で21年度は2万t程度(本誌推計)と特需となった20年より微減した。そのうち手延べを除く乾麺は約1万9000t(同)で前年に比べ2~3%程度減少したようだ。ただ…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=石丸製麺 利益体質が強化
麺類 特集 2022.05.31●「あるある直島うどん」話題に 石丸製麺は創業1904年の讃岐地区最大手の乾麺専業企業。近年新第2工場と見学コース「讃岐うどんミュージアム」が完成。観光バスを含む駐車場も拡大整備された。18年2月にFSSC22000を取得、安全・安心面での強化も図…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=川田製麺 21年も順調成長 日清製粉とワンチー…
麺類 特集 2022.05.31川田製麺は「さぬき麺のかわふじ」のブランドで乾麺、半生、生麺を生産販売。特に超多加水製法でつくる讃岐麺が特徴。また川田明義会長は「JAS」の積極活用を唱える。「乾麺の売れ筋ランキング」では常に上位にランキングする人気と実力。昨年、川田健次郎氏が社長に…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=讃州 SDGs推進で取引拡大へ
麺類 特集 2022.05.31●太陽光発電を利用、フードロス削減も 1947年創業の讃岐麺の専業メーカー讃州。ブランドは讃州、讃州庵でギフト、単品の半生、乾麺製品を生産、販売する。 太陽光発電の利用やフードロス削減などに取り組んでいる。藤川精陽社長は「取引先からSDGsへの取…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=さぬきシセイ FSSC22000の認証を取得
麺類 特集 2022.05.31さぬきシセイは3月30日、FSSC22000の認証を取得した。富田安加里社長は安全・安心な麺作りにこだわりを持ち、機械化と効率化に取り組んできた。巣ごもり需要での乾麺の需要拡大を受け、「消費者の皆さまもどんな工場で作っているかネットで検索したり関心を…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=讃岐物産 「長時間熟成素麺」などの拡販目指す
麺類 特集 2022.05.31讃岐物産は麺の本場讃岐で、トレンドをとらえたきめ細かい対応で成長している麺専業の企業。20年は「巣ごもり需要」で40%増の大幅伸長となった。その裏年の21年は0.5%増と好調をキープした。「当初は前年ダウンすると覚悟していたが昨年12月のラストスパー…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=兵庫県手延素麺協同組合・井上猛理事長
麺類 特集 2022.05.31兵庫県手延素麺協同組合では20年、コロナ禍による乾麺特需が起こり、家庭用単品は過去最高の出荷を記録した。21年は20年の5%値上げの影響と、競合する機械麺やパスタも生産強化するので、厳しくなるとの予想で臨んだ。しかし内食回帰、好天候、オリンピック・パ…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=奈良県三輪素麺工業協同組合・小西幸夫理…
麺類 特集 2022.05.31奈良県三輪素麺工業協同組合の新理事長に昨年9月22日、小西幸夫氏が就任した。池側義嗣前理事長の尽力もあり、今年販売分から約3%の値上げはかなったものの、ウクライナ危機による小麦粉などの高騰を吸収しきれず厳しい状態が続く。新たに三輪組合を率いる小西理事…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=小豆島手延素麺協同組合・伊藤雄二理事長
麺類 特集 2022.05.31小豆島そうめんは3大そうめんに数えられるが、生産量では5番目と後塵を拝する。生産者の廃業や休業に歯止めがかからずプレゼンスの低下が懸念される。しかし「天日干し」という昔ながらの製法が残り、差別化にもつながっており、そうめん専門店を通じて関東圏での認知…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地のメッセージ=半田手延べそうめん協同組合・森脇輝明代…
麺類 特集 2022.05.31半田手延べそうめん協同組合が特許庁に出願していた地域団体商標「半田そうめん」が3月9日、登録を認められた。2007年3月に「半田手延べそうめん」の名称で一度目の出願をしたが「有名性」と「統一性」が不足していることを指摘され拒絶理由通知を受けた。12年…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺動向=一丸で25万箱維持へ
麺類 特集 2022.05.31●生産者組合と販売組合一丸 19歳新生産者が大きな一歩に 「ついに生産者が50軒を切った」と関係者に衝撃が走った。かつては150軒以上いた奈良県三輪素麺工業協同組合員は、少子高齢化などで減少の一途をたどり現在63軒だが、実働49軒となり生産量も9万…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪山本 環境配慮の紙製箱拡大
麺類 特集 2022.05.31●即席にゅうめん製造を内製化 創業300年を機に、社名を「三輪そうめん山本」から「三輪山本」に刷新、社名・ロゴマークをクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が手掛けた。同社の看板商品である極細手延べそうめん「白龍」をシルバーのロゴ、落款をモチーフ…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=マル勝高田商店 「三輪の神糸 彩」発売
麺類 特集 2022.05.31●色鮮やか「三輪の神糸 彩」 マル勝高田商店は三輪の大手手延べ麺専業企業。量販店、大手百貨店を含め三輪地区の専業者では一番幅広いチャネルを持ち、手延べそうめんの自社生産量は同地区でトップクラス。販売チャネルも量販店をメーンにCVSや百貨店にも納入す…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪そうめん小西 第二工場稼働で増産へ
麺類 特集 2022.05.31◇第二工場本格稼働で20~30%の増産目指す 物流・加工センターも ●「みわのにじ」に引き続き注力 三輪そうめん小西は100年以上にわたって三輪の手延べそうめんを作り続けてきた専業企業。昨年10月に第二工場が本格稼働。また、昨年1月からグループと…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=池利 ギフトの多様化に対応
麺類 特集 2022.05.31●自社生産強化へ 池利は三輪地区大手の手延べ麺老舗企業。特に三輪組合の商品は「翁蒼龍の糸」で販売、拡大に力を入れ、組合からの購入量は今期も三輪地区業者の中で最大である。池田利一社長は販売協議会会長も務め産官金で振興に貢献。「組合と販売協議会がともに…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=巽製粉 「三輪素麺三種 Kura Be…
麺類 特集 2022.05.31巽製粉は1877年創業。製粉事業(現在は製造事業から撤退)から始まり、現在は三輪地区で製パン・製麺事業を行う。手延素麺事業部は「麦坐」(むぎくら)ブランドの手延べそうめんを販売。こびきの手作業で、手延べ規格に適合した日産5tの生産能力ラインがある。コ…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪そうめんよし井 そうめん作りに原点…
麺類 特集 2022.05.31◇来期2桁増目指す ●セゾンファクトリーとコラボのSDGsギフト展開 三輪そうめんよし井は三輪そうめんの生産、販売を中心に、菓子を含めたギフト販売で幅広い取り扱いアイテムがある。中元でのそうめんの需要減少を見越して慶弔品や菓子とのコラボへ多角化し…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=坂利製麺所 「新麺ニューメン」育成図る
麺類 特集 2022.05.31●若者向け向けFD商品も展開 坂利製麺所は1984年に奈良県東吉野村の過疎対策事業として、そうめんの製造を開始した。2019年3月に発売した「手延べ即席 新麺ニューメン」は同社が創業以来こだわっている「国産小麦」の風味を最大限に引き出そうとした結果…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺動向=来年の価格改定見据え、若い層のファン増や…
麺類 特集 2022.05.31兵庫県手延素麺協同組合は手延べそうめんの日本一の生産者団体で、業界のリーダー的存在。理事長の井上猛氏は全国乾麺協同組合連合会傘下の日本手延素麺協同組合連合会の理事長も務める。1887年に、現在の兵庫県たつの市を中心とするそうめん生産者が播磨国揖東西両…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=喜多村 使いかけをそのまま保存「MODERN…
麺類 特集 2022.05.311925(大正14)年創業の喜多村は、揖保乃糸を百貨店のギフトとして初めて販売した、手延べそうめんのギフト市場の先駆者。より高品質のギフトをという要望から、昭和40年代に兵庫県手延素麺協同組合に提案した事が契機となり、揖保乃糸の黒帯商品が誕生した。産…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=イトメン 「月の輪」直販比率高まる
麺類 特集 2022.05.31●ひねで販売、高級化を推進 イトメンは播州で即席麺、乾麺、手延べ麺を製造している唯一の麺の総合メーカー。同地区最大の手延べ麺生産量を誇り、2万箱前後。直販を主体に特徴のある商品群を展開する。20年度は2桁増となった。21年度は前年実績には届かなかっ…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=菅哉物産 新規チャネルへ売り込み注力
麺類 特集 2022.05.31●成長へ定番品深掘り 菅哉物産は揖保乃糸のギフト商品の取り扱いを中心としている大手企業。揖保乃糸の製麺、単品の加工、販売すべてに携わる企業は同地区でも少ない。三位一体の総合力をベースに、一味違う商品の企画力に定評がある。また業界に先駆けFSSC22…続きを読む
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全国麺類特集:淡路島地区手延べ麺動向=出荷・調達など組合機能強化へ
麺類 特集 2022.05.31●生産者高齢化の近未来想定 淡路手延素麺協同組合の昨年度(20年度産)のそうめん生産量(御陵糸、淡路糸、おのころ糸の合計)が5278.5箱(18kg換算)となり、2年連続6000箱を割り込んで、ついに5000箱台に突入した。 土産需要が多いそうめ…続きを読む
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全国麺類特集:小豆島地区手延べ麺動向=生産者の減少、歯止めかからず
麺類 特集 2022.05.31●価値をどう伝えるか課題 瀬戸内海の小豆島地区では、慶長時代から自然を生かした手延べそうめん「島の光」が生産されている。島全体の手延べそうめんの生産量は18kg換算で12万箱強と推計される。中心の小豆島手延素麺協同組合の手延べそうめんの生産量は、「…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺動向=「半田そうめん」地域団体商標へ登録
麺類 特集 2022.05.31四国三郎の異名を持つ大河・吉野川と四国山脈に挟まれた山間部に半田そうめんの生産地がある。徳島のつるぎ町半田地区で生産されるのが太めの手延べそうめん「半田そうめん」だ。 半田の手延べそうめんは手延べそうめん基準の1.3mm以下に比べ麺線が0.1~0.…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺=たきはら手延製麺 需要増対応へ20%増…
麺類 特集 2022.05.31●将来の技術継承で増員も たきはら手延製麺は半田独自の伝統製法を守り、そうめん、うどん、そばをマルマン印で製造・販売する。現在、徳島県版HACCP認証(A基準相当)の認証を受けている数少ない企業。販売は21年は巣ごもり需要のあった20年の裏年ながら…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺=竹田製粉製麺工場 「半田手のべ」に注力
麺類 特集 2022.05.31●「ほっこりそば」の販売強化も 竹田製粉製麺工場は、手延べそうめんが「半田手のべ」、機械麺が「半田素麺」と銘柄を分けて販売している。旭印がトレードマークだ。本社工場と第2工場で合計日産100袋前後の生産能力があると推定される。半田食品廃業による供給…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺動向=南島原市「島原手延そうめん」ブランド訴求へ
麺類 特集 2022.05.31南島原市によると、島原手延べそうめんの直近動向は、コロナ禍の巣ごもり需要で袋物中心に、ネット通販、スーパーなどで利用は堅調だという。一方で価格帯が高めなギフト商品は、主要な窓口である百貨店での取扱量減少などで、依然として厳しいのが現状。ギフト主体で商…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺=五木食品 乾麺、包装麺から棒状麺と多彩に商品化
麺類 特集 2022.05.31五木食品は1878年に熊本市古桶屋町で製粉、製麺業として「山住屋」からスタートした。「乾麺の五木」としての評判はひとつのブランドとして九州地区で根付き、高いシェアを占めている。 九州の小売店頭ではほぼ同社の商品は定番配荷されており、九州の機械麺メー…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺概況=需要は高止まり続く 新商品などで活性化へ
麺類 特集 2022.05.31生麺・冷凍麺カテゴリーは、需要の高まりを受けて、市場の活性化を目指している。生麺・冷凍麺とも、コロナ禍による内食需要の高まりを背景に、おいしさ、簡便性などの価値が見直され、20年度(20年4月~21年)に大きく売上げを伸ばした。20年度に喫食経験が増…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日本アクセス(生麺) 4つの活動を推進
麺類 特集 2022.05.31●魅力訴求で需要を底上げ 日本アクセスは、21年度(21年4月~22年3月)のチルド麺市場について、前年比4.4%減と推定。主力のうどん、そば、ラーメンなどをはじめ、全カテゴリーで前年割れとなった。コロナ禍で大きく急増した20年度の裏年だったことが…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日本アクセス(冷凍麺) 伸長カテゴリーの拡大へ
冷凍食品 麺類 特集 2022.05.31●情報発信で需要喚起 日本アクセスの21年度(22年3月期)の家庭用冷凍食品カテゴリーは、前年比2桁増での着地となりそうだ。冷凍麺カテゴリーでも2桁増となっており、順調に成長している。22年度(23年3月期)の方針としては、コロナ禍で増加した需要の…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=シマダヤ “2K”加えSDGs対応 品質向上と付…
麺類 特集 2022.05.31シマダヤの21年度(22年3月)のチルド麺の販売状況は、20年度(21年3月期)にコロナ禍の影響で需要が急増した反動を受けたものの、焼そばカテゴリーが前年を上回るなど、堅調に推移した。22年度(23年3月期)の春夏商品戦略は、引き続き「品質」と「ブラ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=東洋水産(チルド) 新価格の浸透図る
麺類 特集 2022.05.31●「至福の食卓」を第2の柱へ 東洋水産の22年3月期チルド麺事業は、前年度を若干下回って着地すると見込んでいる。ただし、一昨年度比では約2桁増となりそうで、売上げの底上げにはなっているようだ。需要のベースが上がっている中で、今期(23年3月期)の戦…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=東洋水産(冷凍) 業務用回復基調に
麺類 特集 2022.05.31●チャネル開拓目指す 東洋水産の22年3月期の冷凍麺売上げは、前年を上回って着地する見込みだ。冷凍麺事業の主要チャネルの業務用が少しずつ回復していることが要因だ。コロナ禍が続き、業務用チャネルは引き続き厳しい状況にあるものの、新たなチャネルの開拓や…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=名城食品 ブランド力強化で商品価値訴求を図る
麺類 特集 2022.05.31名城食品の前期(2021年12月期)売上げは前年比5.6%減で着地した。マイナス要因として、20年度が2桁増だったことによる反動が挙げられる。 ただし、19年の実績と比較すると売上げは6.5%増となった。そのため、内食需要が高まったコロナ禍前と比べ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日清食品チルド チルド麺、新たなステージへ
麺類 特集 2022.05.31●価格改定を着実に進める 日清食品チルドの22年3月期の販売状況は、チルド麺市場全体が前年割れのところ、前年を上回って着地する見込みだ。好調な売上げが続くラーメンカテゴリーが全体をけん引していることが要因。22年春夏は「チルド麺、新たなステージへ」…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日清食品冷凍 「日清本麺」好調
麺類 特集 2022.05.31●発売1カ月で100万食突破 日清食品冷凍の22年3月期の販売状況は、前年と市場全体を上回って着地しそうだ。ラーメンカテゴリーをけん引役にパスタ、焼そばなど全体的に売上げが好調だった。加えて、新ブランドとして立ち上げた「日清本麺」シリーズが売上げを…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=テーブルマーク ラーメンが2桁増
麺類 特集 2022.05.31●消費者に価値伝え需要喚起を テーブルマークの前期(21年1~12月)の冷凍麺販売実績は、家庭用・業務用ともにやや伸び悩んだ。家庭用は、うどんとそばがマイナスだったものの、ラーメンカテゴリーが2桁で伸長。業務用は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=恩地食品 「焼そばヤング」リニューアル
麺類 特集 2022.05.31恩地食品の22年3月期の売上げは、減収減益となった。恩地宏昌社長は「小麦粉などの原材料の高騰、販売では特売の縮小、売場の減少、天候不順などの鍋需要の低迷があった」と分析したが「価格訴求で短期的な売上げを作るというのは健全ではないので長期的には、これで…続きを読む
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全国麺類特集:日本冷凍めん協会「冷凍麺生産食数調査」 家庭用が業務用上回る
冷凍食品 麺類 特集 2022.05.31●需要は高水準を維持 日本冷凍めん協会が毎年実施している冷凍麺年間食数調査の結果レポートがこのほど公表された。同協会によると21年(1~12月)の総生産食数は、17億8669万8000食(前年比11.1%減)と6年ぶりに前年を下回った。前期まで5年…続きを読む
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全国麺類特集:めんつゆ概況=市場は反動減も堅調 白だし、小分けは特需超え
調味料 麺類 特集 2022.05.31つゆは、醤油やみりんに鰹節などの天然だしを用い、和食全般に使える、現代の基礎調味料として定着している。21年度3月期は20年の2桁成長から反動減に転じたものの、19年比で伸長。コロナ対策の内食増、調理疲れ、自衛を果たす健康的な食生活を支えてきた。コロ…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=Mizkan 鍋提案を強化
調味料 麺類 特集 2022.05.31●春夏こそ「エスニックしゃぶしゃぶ」 Mizkanは「〆まで美味しい エスニックしゃぶしゃぶスープ ベトナムフォー風ストレート」を発売し、春夏に向けた鍋提案を強めている。単体CMを投下し、既存鍋つゆも「サラダ鍋」を紹介する。夏の麺需要には専用の「ま…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=ヤマキ 「割烹白だし」2年ぶりCM
調味料 麺類 特集 2022.05.31●メニューの広がり訴求 ヤマキは22年3月期、カテゴリートップの「割烹白だし」を8年連続で2桁成長させた。内食需要が増えたことで成長が加速。4月から2年ぶりにTVCMを投下し、使用量の増加とトライアル促進を目指す。 「白だし」購買はトライアル、リ…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=にんべん 「ゴールド」大幅伸長 おすすめレシピ提…
調味料 麺類 特集 2022.05.31にんべんは21年度3月期、高付加価値の「ゴールド」シリーズが前年を大きく超えた。特にメーンの「つゆの素ゴールド」500mlは新規ユーザーも開拓し、前年比44%増と大幅伸長。主力の「つゆの素」1Lは20年からの反動があったが、19年比では拡大している。…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=丸美屋食品工業 「明太クリーム」など1人前が人気
調味料 麺類 特集 2022.05.31●「牛すき麺」も好評 丸美屋食品工業は具入りレトルトつゆ「かけうま麺用ソース」を展開し、「ジャージャー麺の素」を中心に好業績を築いている。21年12月期売上げは微増で前年の大幅増を維持。「明太クリーム麺」といった1人前×2回分が支持された。今期は全…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=キッコーマン食品 商品横断で涼麺提案
調味料 麺類 特集 2022.05.31●「具麺」に初CM キッコーマン食品は22年3月期、堅調な売上げで着地したとみられる。「濃いだし本つゆ」「旨みひろがる香り白だし」「具麺」と商品横断で提案した、涼麺プロモーションが好評だった。主力の「本つゆ」は調理提案も浸透して順調。今期は小分けの…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=ヤマサ醤油 「饂飩気分」が好発進
調味料 麺類 特集 2022.05.31●「これ!うま!!つゆ」2桁成長 ヤマサ醤油は21年にヒットした、個食うどん用本格・濃厚つゆを「饂飩(うどん)気分」に刷新し、配荷増の好スタートを切っている。フックにかけられる珍しい穴あき包装で多面展開。おつまみなどのアレンジメニューも提案する。主…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=ヒガシマル醤油 だし感高め“ぶっかけ…
調味料 麺類 特集 2022.05.31●6種のだしでうまみ ヒガシマル醤油は今春、「ぶっかけつゆ」PETシリーズのそうめんつゆとうどんつゆのだし原料を追加し、だし感を高めた。最後まで飲み干したくなるうまみに加え、通常のつゆより塩分25%カットの安心感で、健康・簡便性を訴求する。 「ぶ…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=創味食品 「創味のつゆ」減塩タイプ登…
調味料 麺類 特集 2022.05.31●開発に5年費やす 創味食品は今春、看板商品「創味のつゆ」の塩分を30%カットした「創味のつゆ減塩タイプ」を発売した。塩分はカットしても、厳選した原料から引いた釜炊き一番だしを利かせることで、うまみを損なわない味を徹底的に追求した。高齢化する「創味…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=ヤマモリ 高価格帯「吟御膳」が好調
調味料 麺類 特集 2022.05.31●無砂糖調味料も拡販へ ヤマモリの21年度つゆの売上高は、前年をクリアした。中でも主力のPETタイプストレートつゆが前年の水準を維持した。 特筆すべきは、高価格帯の「吟御膳」シリーズ(そうめん・そば)の好調ぶり。コロナ禍での外食控えにより、こだわ…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=日本丸天醤油 減塩とおいしさ両立
調味料 麺類 特集 2022.05.31●塩分50%カット 日本丸天醤油は今季、塩分に配慮した「減塩だからおいしいつゆ」と爽やかな甘みが特徴の「瀬戸内柑橘めんつゆ」を発売した。圧倒的な減塩とおいしさを両立した健康訴求型と女性受けする風味のつゆ2品で幅広い層への提案を図る。 「減塩だから…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=盛田 「イチミツボシ」提案強化
調味料 麺類 特集 2022.05.31●地域活性化、徳島の魅力発信 盛田はイチミツボシブランドの提案を強化する。めんつゆの新商品を発売しない今季は、徳島県の加賀屋醤油が展開する地域で愛されるブランドの発信と地元活性化を図る。 イチミツボシの「味一」シリーズは発売から40年超の今も地元…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=タケサン ラインアップを大幅拡充
調味料 麺類 特集 2022.05.31タケサンは昨年、新たに「だしから造ったつゆ」シリーズを発売するとともに、既存の「ぶっかけ」シリーズから新商品2品、リニューアル3品を投入し、ラインアップを大幅に拡充した。 「だしから造ったつゆ」は瀬戸内のイワシ煮干しや干しエビを枕崎の鰹枯節と利尻昆…続きを読む
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全国麺類特集:関西・四国・中部めんつゆ=マルトモ おいしさと健康をアピール
調味料 麺類 特集 2022.05.31●多様な消費者ニーズに対応 マルトモは、つゆの市販用商品として「昆布かつおつゆ500ml」「万能白だし500ml」「鰹節屋の白だし500ml」「焙焼あごだしつゆ500ml」などのほか、6種のだしのうまみが楽しめる「焙焼本かつおつゆ500ml」やレン…続きを読む
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全国麺類特集:編集後記
麺類 特集 2022.05.31コロナ禍の生活が3年目となり、新たな環境を迎えている。5月中旬の時点で東京の新規感染者は4桁となっているが、緊急事態宣言などの政策が出ていないため、外食や旅行など人の動きが出てきている。マスク着用、手指消毒は徹底しつつも緊張感は薄れて“コロナ慣れ”の…続きを読む