初々しいが、しっかりした技術で「箸分け」をする新規生産者の前田宏行さん
●生産者組合と販売組合一丸 19歳新生産者が大きな一歩に
「ついに生産者が50軒を切った」と関係者に衝撃が走った。かつては150軒以上いた奈良県三輪素麺工業協同組合員は、少子高齢化などで減少の一途をたどり現在63軒だが、実働49軒となり生産量も9万箱(1箱18kg)の攻防が続く。そんな中、19歳(取材時点)の前田宏行さん(大三輪山)が、新たな生産者となったことは三輪そうめんにとって大きな希望となった。同じ地域の茅原(ちはら)の生産者2軒で2週間ずつ