全国麺類特集
●ライフラインとしての価値高まる 喫食機会拡大を本格需要に
麺業界の取り組みは、日本の生活者のライフラインを守る産業としての価値が高まっている。日本の市場で麺業界は、乾麺、生麺、冷凍麺、即席麺など、幅広いカテゴリーで展開されている。業界を取り巻く環境として、2月にコロナウイルスの感染拡大で、麺業界のいずれのカテゴリーの家庭用商品で、需要が急増している。麺業界が提案する商品の保存性、簡便性、価格帯、おいしさなどの特徴がストック需要として最適な商品という認識を得ているためだ。イレギュラーな市場環境でありながら、この状況がいつまで続くか先行きも不透明となっている中で、麺業界は消費者の求める商品の安定供給を最優先に取り組んでいる。
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◆全国麺類特集:麺類総論=安定供給最優先に コロナウイルスで需要急増
小麦加工 2020.05.30●ライフラインとしての価値高まる 喫食機会拡大を本格需要に 麺業界の取り組みは、日本の生活者のライフラインを守る産業としての価値が高まっている。日本の市場で麺業界は、乾麺、生麺、冷凍麺、即席麺など、幅広いカテゴリーで展開されている。業界を取り巻く環…続きを読む
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全国麺類特集:機械麺総論=乾麺類生産量3年ぶり減少 中華麺は引き続き堅調に
小麦加工 2020.05.30◇コロナウイルスの影響で備蓄需要増加 最盛期に向け安定供給図る ●乾麺の需給動向 2019年(1~12月)の乾麺類生産量(原料小麦粉使用量)は、18万6022tで前年比1.0%減と3 年ぶりの減少となった。このうち、機械類が12万6500t(同1…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ麺総論=麺類界のアマビエへ
小麦加工 2020.05.30食品需給研究センターのデータによると手延べそうめんは(2019年1~12月)の生産量は4万8597t。前年比0.6%増と伸長、17年に4年ぶりに4.6%増と増加に転じてから3年にわたり復調傾向が続いている。しかし、少子高齢化による生産者の減少と19年…続きを読む
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全国麺類特集:18年度「調理麺」市場5853億円 即席麺市場に肉薄
小麦加工 2020.05.30粉から製麺してスープ・具材も自社調理したこだわりの日持ちしない調理麺(調理済焼そば、うどん、ざるそば、冷し中華、スパゲティなど)が市場を伸ばしている。18年の調理麺市場は5853億円(日本惣菜協会「2019年版惣菜白書」)で惣菜市場全体の5.7%を占…続きを読む
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全国麺類特集:乾麺に関する消費者アンケートin関東
小麦加工 2020.05.30●アンケート項目と回答結果 本誌では、関東・関西地区に在住の生活者をターゲットに「乾麺に関するアンケート」を実施した。関東地区では4月上旬~下旬に行い、栄養士を中心に73人の回答を得た。以下、アンケート調査の結果をまとめた(複数回答・未回答含む)。…続きを読む
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全国麺類特集:乾麺に関する消費者アンケートin関西
小麦加工 2020.05.30●アンケート項目と回答結果 関西地区は揖保や三輪などそうめんの産地が多くあり、消費も大きいエリアだ。同地区の消費を探る目的で「乾麺に関するアンケート」を実施した。関東地区では4月上旬~下旬に行い、栄養士を中心に一般の消費者47人の回答を得た。以下、…続きを読む
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全国麺類特集:全国スーパー乾麺動向 ストック需要増続く
小麦加工 2020.05.30本誌では、全国のスーパーを対象に「乾麺に関するアンケート調査」を行い、8社の有効回答を得た。19年度の概況と20年度の取り組みについてまとめた。 ●サミット 19年度は、再需要期の天候不順や気温が低く推移したことから、7月単月で大きなマイナスとな…続きを読む
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全国麺類特集:全国主要デパート中元ギフト動向
小麦加工 2020.05.30本誌では、全国の主要デパートを対象に「乾麺ギフト」についてアンケート調査を実施し、5社の有効回答を得た。19年度の状況と20年度の取り組みをまとめた。 ●そごう・西武 全体的な市場の傾向は、中元・歳暮ギフトの需要が下降傾向に比例して、乾麺も年々下…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=日本アクセス 乾麺の再評価に期待
小麦加工 2020.05.30●ストック需要が喫食機会の増加に 麺線の提案を拡大 手延べの価格改定重要に 19年度(19年4月~20年1月)の乾麺市場は、前年比0.7%減で推移している。カテゴリー別では、そうめん・ひやむぎが同5%減、そばが前年並み、うどんが同2%増、中華麺が同…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=下田商事 そうめん産地商品の充実
小麦加工 2020.05.30●高配合そばの増加目指す 下田商事の19年度(1~12月)の乾麺販売実績は、金額ベースで前年比1.2%減と微減で推移した。カテゴリー別では、そうめんが同10%減、ひやむぎが同11%減、そばが同1%増、うどんが同0.8%増。中華麺が同8%増となった。…続きを読む
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全国麺類特集:東京主要問屋=国分グループ本社 「揖保乃糸」価格改定をスムーズ…
小麦加工 2020.05.30●おいしさを正しく訴求し成長図る 国分グループ本社の19年1~12月の乾麺販売実績はほぼ前年並みで着地した。全体的には春先はそうめん・ひやむぎ、そばなどを中心に好調に推移したものの、冷夏で夏場のそうめん・ひやむぎの実績が落ち込み、秋口以降のそうめん…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉メーカー動向=ニップン 主力品を積極的販売へ
小麦加工 2020.05.30●「更科堀井」の拡販図る 日本製粉(ニップン)の20年3月期乾麺販売実績は、前年を下回る売上げで推移した。要因は、需要期の7月の冷夏の影響を受け、全てのカテゴリーで前年を若干下回ったため。8~9月は前年超えとなったが、ボリュームゾーンの7月の落ち込…続きを読む
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全国麺類特集:大手製粉メーカー動向=日清フーズ シーズン対応の商品提案
小麦加工 2020.05.30●「熟成極み」育成を継続 日清フーズの20年3月期乾麺販売実績は、出荷数量ベースで前年実績を上回った。 「熟成極み」シリーズは、19年春に同社独自製法「三層加熱熟成製法」はそのままに、品質向上を図るリニューアルの実施や、産地を変更することで讃岐麺…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=戸田久 冷麺を温かくする食べ方提案
小麦加工 2020.05.30●温めん4品今秋から販促強化 戸田久の2月期決算は売上げで上期は前年をキープしたものの、下期は前年比4%減となった。販売戦略の見直し、鍋焼きうどんをやめたことが影響した。ただ30億円の売上げはキープできた。売上構成比は冷麺50%、ゆで・生麺37%、…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=北舘製麺 不作から一転原料玄そば潤沢
小麦加工 2020.05.30●備蓄は3割増しの生産意欲 昨シーズンは北海道の不作により原料玄そばが高騰し、国産そば粉を使った製品で支持を集めていた北舘製麺は苦境に立たされた。「お客様への重要なお知らせ」といった案内で「国産にこだわり続けてきた当社だが、海外産の玄そばを使います…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=白石興産 食物繊維7倍、10倍のゴボウ入り麺3品発売
小麦加工 2020.05.30●高校生とコラボの白石温麺も 白石興産も急増する乾麺需要への対応に迫られているが、3月20日ごろは一端落ち着いていた。しかしその後再び受注増でフル生産するものの追いつかない状況が続いている。乾麺は乾燥時間がかかり、簡単に増産できない。これまでにない…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=はたけなか製麺 低迷する温麺以外で活路を
小麦加工 2020.05.30●高配合のそばづくりに注力 はたけなか製麺の前期8月決算は売上げが前年比10%減となった。かき入れ時の7月が単月で30%減となった。今期は上期15%増で推移している。相変わらず好調なのが「ぜいたく茶そば」で、取扱店も増加し、茶そばカテゴリーを引っ張…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=城北麺工 そばの山形の代表羽黒そば
小麦加工 2020.05.30●利益重視の取組みで業績回復へ 城北麺工の売上げ構成比はもちが7割、生麺・乾麺で3割。乾麺は備蓄需要が高まり伸びている。3月第1週は前年比50%増をみた。その後いったん落ち着いたが、再度賞味期限の長い乾麺が注目され、フル生産に入っている。ロングセラ…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=松田製粉 もち小麦のもち姫配合でそうめん開発
小麦加工 2020.05.30●もち小麦のもち姫配合でそうめん、ひやむぎ開発、新食感生み出す クラウン印の温麺、ひっぱりうどんで知られる松田製粉は原料小麦にこだわった新商品「もち小麦そうめん」「同ひやむぎ」を3月25日発売した。1995年に旧東北農業試験場が開発したもち小麦「も…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=佐藤製麺 福島で高シェア誇る清鶴麺
小麦加工 2020.05.30●協組の中心メーカーけん引 福島県郡山市に工場がある佐藤製麺は、日清製粉の小麦粉で生産する清鶴麺の協同組合福島県清鶴会中心メーカー。1959年に設立された同会は当初会員は23社だったが、現在8社に減少している。生産するのが白物で清鶴麺4品と同熟成4…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区=玉谷製麺所 月山の麓でユニークな麺づくり
小麦加工 2020.05.30●ほやパスタ、クラゲ夢パスタ登場 季節ごとの野菜や銘柄米のつや姫などを練り込んだ「月山パスタ」、古代米の玄米・黒米と国産小麦でつくった「月山黒米うどん」といったユニークな麺づくり知られるのが山形県西川町の玉谷製麺所。今年1月に「ほやパスタ」を発売し…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区問屋=日本アクセス東北エリア 手延べ麺の需要を喚起
小麦加工 2020.05.30●信州更科十割そば、中華そうめんで手延べ麺の需要を喚起 日本アクセス東北エリアの昨年の同エリアの乾麺市況は、梅雨明けが遅れ7月の数字が極めてよくなかった。8月以降の残暑があったものの、お盆以降、関東に比べ動きが鈍かった。さらに売場の切り替え時期のた…続きを読む
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全国麺類特集:東北地区問屋=山形丸魚 好調な乾麺
小麦加工 2020.05.30●2月前年比76%増、3月同69%増 山形丸魚の全期間麺類は数量、金額とも前年をクリアし、特に金額では前年比22.2%増と大幅な伸びを見た。特によかったのはうどんで、数量同60.9%増、金額同45.5%増だった。そばも数量同15.7%増、金額同29…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=星野物産 3本柱が順調 乾麺・小麦粉に新商品
小麦加工 2020.05.30星野物産が展開する乾麺「信州田舎そば 小諸七兵衛」「上州手振りうどん」「マルボシ中華そば」の3本柱のアイテムが順調に売上げを伸ばしている。今シーズンも販売好調な三つの柱のさらなる販売拡大に取り組むとともに、新商品「中華そうめん」「上州屋十兵衛うどん」…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=ヤマダイ 前期業績3%増着地
小麦加工 2020.05.30●乾麺は前年並み維持 ヤマダイの20年3月期業績は、前年比3%増以上で着地する見込み。上期は前年比でマイナス基調で推移していたが、10月以降下期は11月を除き、昨年を大きく上回る実績となった。要因は10月の台風被害と3月以降のコロナ禍による需要の高…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=山本かじの 主力のさらなる拡大へ
小麦加工 2020.05.30●「国産の十割そば」順調 山本かじのは「元祖十割そば」や「伝統の二八そば」といった高配合そばを中心に展開している。20年も引き続き、高配合そばのおいしさや健康面を訴求していくことで、主力商品のさらなる拡大を図っていく。 「元祖十割そば」と「伝統の…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=玉川食品 乾麺にエンタメ性付与
小麦加工 2020.05.30●巣ごもり生活に癒やし届けたい 東京23区唯一の乾麺メーカーとして玉川食品は、1935年の創業以来、王子の地で実直な麺づくりを続けている。三代目社長の関根康弘氏は、伝統的な乾麺の世界を打破する取り組みに挑戦している。 玉川食品は、19年4月にサン…続きを読む
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全国麺類特集:関東地区=松屋製粉 海外、そば加工品開発など挑戦
小麦加工 2020.05.30◇原料倉庫改め品質競争力向上へ 松屋製粉は、そば粉の業界2位メーカーとしてのポジションを確立している。 ●最近の玄そば事情とそば粉の需給・価格動向 中国産は、米中貿易摩擦の影響で農家が補助金をもらえる作物に切り替えたため、トウモロコシ、高粱(コ…続きを読む
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全国麺類特集:静岡地区=池島フーズ 品質重視の製品づくり推進
小麦加工 2020.05.30●「富士の国抹茶そば」堅調に 池島フーズは、茶そばのトップメーカーとしての地位を確立している。同社の商品開発は、選び抜いた素材を、こだわりの水と製法によって、生産することで、高品質商品を提供している。同社商品の品質は、全国の割烹、料亭、ホテルなどプ…続きを読む
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全国麺類特集:山梨地区=はくばく 光る独自性、需要創出が加速
小麦加工 2020.05.30乾麺を中心に白物、そばの麺製品を多彩に展開する、はくばく。そば湯を楽しむ“コト消費”の提案でユーザー獲得が進む「そば湯まで美味しい蕎麦」、基幹の精麦事業で成長が続く「もち麦」を使った「もち麦めん」、乳幼児向けの「ベビー麺」など、独自性豊かな商品展開で需…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=松代そば善屋 高配合そばが好調推移
小麦加工 2020.05.30松代そば善屋の19年10月期は減収増益だった。今期は「十割そば[無塩]」など高配合そば、新潟5大ラーメン、「ひゃんで」シリーズの3本柱を中心に注力し拡販。数量・金額ともに前年比15%増を目指す。 19年シーズンは、PBや低価格商品の売れ行きが好調、…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=玉垣製麺所 「妻有ざるうどん」30周年
小麦加工 2020.05.30玉垣製麺所の前3月期は売上高・利益ともほぼ横ばいだった。今期は売上高を前年クリア、適正な利益確保を目指す。19年は、国内産原料使用にこだわった妻有(つまり)へぎそば「越後ひとゑ」(200g500円)を新発売し、高単価商品を展開。一方で、原材料・包装資…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=丸榮製粉 好調ラーメンをさらに拡充
小麦加工 2020.05.30丸榮製粉の市販用乾麺部門は今期、地元新潟にこだわったラーメン商品を拡充する。県産原料使用で土産やギフトで好調なラーメン商品に新たに2品を加え、6品体制で強化。白物はゆで時間60秒の付加価値型「プレミアム細いそうめん」を中心に、つゆなどの関連販売やメニ…続きを読む
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全国麺類特集:新潟地区=自然芋そば へぎそば文化を全国へ
小麦加工 2020.05.30自然芋そばの20年2月期は、計画通りギフトのアイテム数を削減したため減収減益だった。今期は、主力品のさらなる拡販や業務用ライスヌードルの好調を維持。市販向け新商品を「秋冬のタイミングで上市し単価アップを図っていく」(古川康一社長)方針で、通期売上高は…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区動向=「信州そば」の再構築へ 乾そば・高配合系に活路
小麦加工 2020.05.30そばの一大ブランド「信州そば」。観光需要も大きい外食はもちろん、麺製品分野でも抜群の認知度で地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺、乾そばの製造量は長野県が全国トップ。市場シェアは40%超を占める。 一方、消費者の“乾…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区=滝沢食品 そば粉高配合系好調
小麦加工 2020.05.30●総合力でユーザー開拓を そば粉高配合系の乾そばが好調な滝沢食品。18年に塩分不使用タイプにリニューアルした「滝沢更科八割そば」は、健康志向に対する訴求力もアップ。「滝沢更科十割そば」と併せて新規ユーザー、リピーターを獲得している。る時期と需要増が…続きを読む
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全国麺類特集:長野地区=おびなた 「八割」「十割」強化進む
小麦加工 2020.05.30●市場・需要変化に問われる対応力 全国有数のそば処、長野市戸隠でそばの製粉、製麺などを手掛ける、おびなた。「乾そばは、そば粉高配合系が鍵。市場では廉価製品との住み分けができつつあり、強化を図っていきたい」(大日方健治専務)。 新型コロナウイルスの…続きを読む
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全国麺類特集:中部地区=なごやきしめん亭 「極」「名古屋名物」販売強化
小麦加工 2020.05.30なごやきしめん亭は主力商品でロングセラーを続ける「極(きわみ)」シリーズと「名古屋名物」シリーズの販売を今年もより一層強化していく。 同社の創業は1877(明治10)年。愛知県名物の「きしめん」をメーン商材とし、“心のかよう商品づくり”をモットーに…続きを読む
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全国麺類特集:中部地区=金トビ志賀 地元産原料生かし地場品の開発推進
小麦加工 2020.05.30金トビ志賀は、ご当地商品で消費を拡大し、食を通じて、地域の魅力を市内外へ発信してきたとして、令和元年度農林水産省食料産業局長賞を食品産業部門で受賞した。受賞背景には、地場企業として、地元産原料の特徴を小麦粉製品に生かしてきたことがある。「国産原料の可…続きを読む
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全国麺類特集:中部地区=尾張製粉 愛知県産小麦100%使用2品を発売
小麦加工 2020.05.3018年3月に希少品種の愛知県産小麦「ゆめあかり」を使用した中華麺が話題となった尾張製粉。今夏向けには、「愛知県産小麦」シリーズ第2弾となる「愛知県産小麦使用手延ひやむぎ」と「同そうめん」を発売。(いずれも300g×10、420円)主原料は「きぬあかり…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺動向=巣ごもり需要でうどん中心に好調
小麦加工 2020.05.30●乾麺の再評価へ 19年の全国の乾麺生産量は前年比1.0%減となったが兵庫県では同約4%増と好調に推移。20年は新型コロナによる「巣ごもり需要」や備蓄指向で上半期の乾麺は好調に推移。夏の商戦に向けて弾みがついている。 高尾政秀兵庫県乾麺協同組合理…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=カネス製麺 茶師監修茶そばなど新製品投入
小麦加工 2020.05.30●農林水産大臣賞受賞茶師監修茶そばなど新製品多数投入 カネス製麺は揖保乃糸と乾麺を生産、販売する大手企業。昨年、再び同社のかじ取りを担うことになった大谷聖新社長。今年を勝負の年と位置付けチャレンジ商品を大量投入する。 2月に環境に優しい高級感ある…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=高尾製粉製麺 既存商品に更なる磨きかける
小麦加工 2020.05.30●高い生産能力でコロナ禍の食の安定供給に貢献 創業110周年を超える高尾製粉製麺。播州の地で、機械製素麺生産のパイオニアだ。「品質こそ生き残れる道」をモットーに、本社工場と第二工場の2生産ラインで乾麺を製造。新型コロナ禍で消費者の巣ごもり需要・備蓄…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=田靡製麺 併売で価格改定乗り切る
小麦加工 2020.05.30●「超粗挽きそば」「出石そば」併売で価格改定乗り切る 創業100年を超える田靡製麺。2段階熟成と低温除湿乾燥方式に特徴があり、麺質を良くするため、製麺ラインの熟成工程に、生地熟成と麺帯熟成の二度の熟成工程を採用。製品ごとに圧延された麺線を、平均20…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=東亜食品工業 グルテンフリー2品発売
小麦加工 2020.05.30●アレルギーの人にも清涼感を 東亜食品工業は播州の乾麺企業の中でもハラール認証取得をはじめ積極的な商品開発や経営を推進するトップランナーの一つ。第36回食品産業優良企業等表彰で、業界初のISO22000認証やFSSC22000取得などで農林大臣賞(…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=マルツネ 「龍神の糸 細中華めん」メニュー提案強…
小麦加工 2020.05.30●「龍神の糸 細うどん(茶粉末入り)」「播州の糸細うどん」が好調 1984年設立のマルツネは機械麺、手延べそうめんを扱う総合メーカー。揖保乃糸のほか、「播州の糸」シリーズのそうめん、ひやむぎ、うどん、そば。「処」シリーズの茶そば、中華麺、うどん、そ…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=イトメン 「播州素麺・極蔵」発売
小麦加工 2020.05.30●機械麺と呼ばないで 「圧延べ切り出し製麺」で訴求 イトメンは播州の乾麺企業の中でも、即席麺から機械乾麺、手延べまで幅広い麺の生産・販売をしている麺の総合企業。 そうめんは改廃を進め、デザインを変更し、屋号を入れるなどブランド構築に向けて抜本的に…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区乾麺=横尾商店 鍋ザルお湯不要の冷やし
小麦加工 2020.05.30●全6種に品揃え増やし勝負 横尾商店は播州地区の乾麺企業の老舗大手。揖保乃糸、ヤマヨブランドの機械麺を扱うだけでなく、播州の乾麺メーカーとして唯一冷凍麺を製造・販売する。 発売3年目の揖保乃糸業界初のレンジアップ商品「レンジで揖保乃糸(鍋いらずザ…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=スズキ麺工 過去最高実績を更新
小麦加工 2020.05.30スズキ麺工は、麺機の総合プラントメーカーとして、また機械麺、手延べ麺など麺類の総合メーカーとして両面展開している。メーカー機能としては、食品部門として一部の特殊製法の麺やOEM、業務用の生産に特化し、機械部門としては麺機の開発や販売、アフターケア、コ…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=かも川手延素麺 「一番のばし・手延半生そうめん…
小麦加工 2020.05.30かも川手延素麺は、備中特産の「かも川」ブランドの手延べ麺、半生麺などを昔ながらの製法にこだわって作り続けており、豊富な品揃えで販売各チャネルに対応している。 同社では、PRと地域活性化を図る目的で、同社の直売所の「かも手大輪水車」で、毎年春と秋に「…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=岡山手延素麺 共同開発「瀬戸内選抜手延うどん」…
小麦加工 2020.05.30岡山手延素麺は、従来の品質重視の姿勢を貫くとともに、時流に沿った魅力ある新商品の開発、高付加価値商品の販売に注力していく。 同社では、2009年から生産性3割アップ、売上総利益3割、製造原価15%ダウンを目指した「3-3-15プラン」に取り組み、社…続きを読む
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全国麺類特集:岡山・愛媛地区=五色そうめん森川 子ども向け「おどうぐばこ」発…
小麦加工 2020.05.30●「ケンカしないそうめん」も新発売 森川の五色そうめんは、松山市の名産品として古くから親しまれている。創業は江戸時代の寛永12(1635)年で380年以上の歴史を持ち、享保年間には、徳川8代将軍吉宗や朝廷に献上されるなど、松山では地元の名産、銘品と…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺動向=新型コロナ影響で保存性に優れた乾麺の見直し…
小麦加工 2020.05.30香川県の乾麺生産量は小麦粉使用量で19年度は1万9500t程度(本誌推計)と思われる。そのうち手延べを除く乾麺は約1万7500t(同)で前年に比べ微増した模様。全国乾麺生産量のトップも、讃岐地区で、乾麺王国の地位に揺るぎはない。微増の原因は新型コロナ…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=石丸製麺 今夏注力の「讃岐ひやむぎ」再興運動実…
小麦加工 2020.05.30石丸製麺は、創業1904年の讃岐地区の最大手の乾麺専業企業。讃岐うどん文化の伝承と、伝播を経営理念に掲げる。営業拠点は東京、大阪、名古屋、仙台にあり、全国の小売店頭カバー率は専業メーカーとしてトップ。近年新第2工場と、見学コース「讃岐うどんミュージア…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=川田製麺 半生商品の販売にも注力
小麦加工 2020.05.30川田製麺は「さぬき麺のかわふじ」のブランドで乾麺、半生、生麺を生産販売。特に超多加水製法でつくる讃岐麺が特徴。また川田明義社長は「JAS」の積極活用を唱える。昨年の全国麺類特集「乾麺の全国1002店舗売れ筋ランキング」で6位に「讃岐うどん450g」、…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=讃州 「讃州麦山」の原料商品が好調
小麦加工 2020.05.30●SM向け定番商品が伸長 1947年創業の讃岐麺の専業メーカー讃州。ブランドは讃州、讃州庵でギフト、単品の半生、乾麺製品を生産、販売する。讃岐地区の中でもギフトと半生製品の構成比が高い。近年はプレミアムギフト市場での多様な商品開発で伸長してきたが、…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=中尾食品 130周年へ既存事業活性化と新規事業
小麦加工 2020.05.30中尾食品グループの中核「中尾食品」は乾麺業界で最大の生産能力を持つ。1892(明治25)年創業の讃岐の老舗企業。87年に中尾文俊氏が社長に就任、「さぬき冷食」をつくり冷凍麺市場に進出。それ以降は冷凍パスタ、冷食、レトルト、惣菜、外食、不動産、農産物の…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=さぬきシセイ 既存ラインの機械化・省力化に注力
小麦加工 2020.05.30さぬきシセイは讃岐地区の大手乾麺専業企業。麺の本場讃岐の地にあって、無添加で小麦本来のおいしさを引き出す製法にこだわる製品づくりが基本。4年ぶりに全商品を2~3%値上げを実施し、利益体質が強化された。今年は新型コロナウイルスによる「巣ごもり需要」もあ…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=讃岐物産 「プレミアム半田手延素麺」今夏2倍に…
小麦加工 2020.05.30讃岐物産は麺の本場讃岐で、トレンドをとらえたきめ細かい対応で成長している麺専業の企業。前期は夏場の天候不順にもかかわらず4%増で着地した。 昨年発売の「本場讃岐 極細切りうどん(半生)」に注力する。昨年は特売商品として大きく伸長し、今年は定番化も目…続きを読む
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全国麺類特集:讃岐地区機械麺=吉太郎 「無塩本場小豆島そうめん」などで中国開…
小麦加工 2020.05.30●「無塩本場小豆島そうめん」「無塩うどん県讃岐うどん」で中国市場開拓目指す 吉太郎(きちたろう)は小豆島で醤油や佃煮、惣菜の最大手、タケサングループの乾麺企業。小豆島で唯一の機械麺の生産をしている。 製品は吉太郎ブランドと、大手企業のOEM生産を…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=兵庫県手延素麺協同組合・井上猛理事長
小麦加工 2020.05.30兵庫県手延素麺協同組合は令和元年度産(3月6日出荷分)から揖保乃糸手延べそうめんなど単品商品すべてを5%値上げした。 人手不足の影響もあり今年の「揖保乃糸」生産数量は当初の目標より3%自然減の105万箱(1箱18kg)、調理麺を含めると107万箱強…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=奈良県三輪素麺工業協同組合・池側義嗣理…
小麦加工 2020.05.3018年の猛暑による販売好調を受け、19年は前年比10%増の11万箱(18kg換算)を生産した奈良県三輪素麺工業協同組合。19年度の販売は天候不順が影を落としたが同組合生産分はほぼ出荷し、20年も減産せず11万箱で夏の商戦に臨む。同組合の池側義嗣理事長…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=小豆島手延素麺協同組合・下本一彦理事長
小麦加工 2020.05.30瀬戸内に浮かぶ小豆島。観光が一番の産業だが、江戸時代から島の農業、漁業の閑散期の冬に手延べそうめんづくりが受け継がれてきた。自然豊かな島に育まれた、質の良い「島の光」が生み出されている。チャレンジと改革を続ける小豆島手延素麺協同組合の下本一彦理事長に…続きを読む
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全国麺類特集:手延べ産地トップに聞く=半田手延べそうめん協同組合・森脇輝明代…
小麦加工 2020.05.30独特の太い麺線が特徴の半田そうめんは、それが他産地と差別化になっている。それゆえ厳しかった市場の中でも前年を上回ってきた。特に大手企業の伸びが全体をけん引してきたが、中小生産者は営業力が不足し、伸び悩む。また、過疎化が進行する地域であり人手不足が深刻…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺動向=5年後、10年後を見越しブランド構…
小麦加工 2020.05.30三輪素麺は1300年の歴史を持つ手延べそうめんの発祥の地だが、消費者の大きな変化の中、販売力、知名度とも伸び悩んでいた。奈良県三輪素麺工業協同組合(池側義嗣理事長、以下組合)の生産能力は2500t程度あるが昨今の年間生産量は1800~2000tと停滞…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪山本 「糸依プレミアム」新投入
小麦加工 2020.05.30●「糸依プレミアム2年熟成」新たなブランドを投入 創業300年を機に、社名を「三輪そうめん山本」から「三輪山本」に変更。「経営そのものをデザインする」というコンセプトのもと、社名、ロゴマークをデザイナーの佐藤可士和氏が手掛けた。「白龍」をシルバーの…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=マル勝高田商店 新本社兼店舗竣工
小麦加工 2020.05.30●「三輪の神糸」一新で勝負 「毎年『変わらないといけない』と言いながら同じことを繰り返してきた。今年初めて、本気で行動に移した」、マル勝高田商店の高田勝一社長は新社屋を披露した際、強調した。新社屋竣工、初の外食事業「てのべたかだや」開店、看板商品「…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪そうめん小西 インスタ映え「みわの…
小麦加工 2020.05.30●ギフトのネット販売で強み 三輪そうめん小西は100年以上にわたり三輪の手延べそうめんを作り続けてきた専業企業。麺の熟成時間を均等に長く取るのが特徴で、高い品質と、職人のこだわりが光るバラエティー豊かな商品群が食通をうならせる。 新型コロナ感染拡…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=池利 「色撫子」好調
小麦加工 2020.05.30●新規顧客開拓へ注力 池利は三輪地区大手の手延べ麺老舗企業。特に三輪組合の商品は「翁蒼龍の糸」で販売、拡大に力を入れ、組合からの購入量は今期も三輪地区業者の中では最大。池田利一社長は販売協議会会長も務め、三輪組合と協力し産官金で振興に貢献する。中元…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=巽製粉 アソート商品が伸長
小麦加工 2020.05.30●次世代にアピール 巽製粉は1877年創業。製粉事業(現在は製造事業から撤退)から始まり、現在は三輪地区で製パン・製麺事業を行う。手延素麺事業部は「麦坐」(むぎくら)ブランドの手延べそうめんを販売。こびきの手作業で、手延べ規格に適合した日産5tの生…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=三輪そうめんよし井 食べ比べがコンセプ…
小麦加工 2020.05.30●夏商戦に2セット投入 三輪そうめんよし井は三輪そうめんの生産、販売を中心に、菓子を含めたギフト販売で幅広い扱いアイテムがある。今夏は「食べ比べ」をコンセプトにしたギフト2品を投入する。「『カミングアウトバラエティ!!秘密のケンミンSHOW』で『神…続きを読む
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全国麺類特集:奈良・三輪地区手延べ麺=坂利製麺所 「新麺ニューメン」深耕
小麦加工 2020.05.30●国産小麦の風味最大限 坂利製麺所は、1984年に東吉野村の過疎対策事業としてそうめんの製造を開始した。 昨年3月に発売した「手延べ即席 新麺ニューメン」。同社が創業以来こだわっている「国産小麦」の風味を最大限に引き出そうとした結果、そうめんでも…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺動向=新しい時代には新しい戦略で
小麦加工 2020.05.30播州地区の19年度産(19年9月~20年8月)の手延べそうめんの生産量は、兵庫県手延素麺協同組合105万箱(1箱18kg・特に言及ない場合は同)、同組合以外に約2万箱あり、合わせて約107万箱と推定される。なお同組合以外に同地区には播州の生産技術を生…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=喜多村 「特級品」「三神」など定番集中
小麦加工 2020.05.30●エージレス包装を拡大 1925(大正14)年創業の喜多村は、揖保乃糸を百貨店のギフトとして初めて販売した。手延べそうめんのギフト市場の先駆者。より高品質のギフトをという要望から、昭和40年代に兵庫県手延素麺協同組合に提案した事が契機となり、揖保乃…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=イトメン 1束500円の“日本一高い素麺”
小麦加工 2020.05.30●「手延べ和麺 小神」ハードル下げ販売 イトメンは、播州で即席麺、乾麺、手延べ麺を製造している唯一の麺の総合メーカー。同地区最大の手延べ麺生産量を誇り、2万箱前後。直販を主体に特徴のある商品群を展開する。 イトメンの手延べ麺の主力商品は「月の輪」…続きを読む
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全国麺類特集:播州地区手延べ麺=菅哉物産 「龍の夢」スープセット発売
小麦加工 2020.05.30●「揖保乃糸中華麺『龍の夢』スープセット」発売 パーソナルギフトのミニ夢双 新たな顧客層を開拓 菅哉物産は揖保乃糸のギフト商品の扱いを中心としている大手企業。揖保乃糸の製麺、単品の加工、販売すべてに携わる企業は同地区でも少ない。三位一体の総合力をベ…続きを読む
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全国麺類特集:淡路島地区手延べ麺動向=生産量7千箱を割り込む
小麦加工 2020.05.30●災害備蓄食として活用も 淡路手延素麺協同組合の昨年度(18年産)のそうめん生産量(御陵糸・淡路糸・おのころ糸の合計)が6500箱(18kg換算)となり、2年連続で7000箱の大台を割り込むことになった。内訳は御陵糸4200箱、淡路糸1500箱、お…続きを読む
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全国麺類特集:小豆島地区手延べ麺動向=手延オリーブ素麺に注力
小麦加工 2020.05.30●島シリーズ伸長 手延オリーブ素麺で差別化 瀬戸内海の小豆島。慶長時代からその自然を生かして「島の光」の手延べそうめんが生産されている。 島全体の手延べそうめんの生産量は12万箱強(18kg換算)と推計される。中心の小豆島手延素麺協同組合の手延べ…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺動向=準大手1社廃業で来年以降生産量減の…
小麦加工 2020.05.30四国三郎の異名を持つ大河・吉野川と四国山脈に挟まれた山間部に半田そうめんの生産地がある。徳島のつるぎ町半田地区で生産されるのが太めの手延べそうめん「半田そうめん」だ。 半田の手延べそうめんは手延べそうめん基準の1.3mm以下に比べ麺線が0.1~0.…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺=北室白扇 ノンフライカップ麺発売
小麦加工 2020.05.30●ノンフライカップ麺「半田手延べそうめん」発売 北室白扇は3月31日、レンジ調理で簡単に食べられるノンフライカップ麺「半田手延べそうめん」を発売した。現在は「貞光ゆうゆう館」(徳島県つるぎ町)など道の駅や観光スポットを中心に販売している。販売量が増…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺=竹田製粉 地元市場を中心に展開
小麦加工 2020.05.30竹田製粉製麺工場は、手延べそうめんが「半田手のべ」、機械麺が「半田素麺」と銘柄を分けて販売している。本社工場と第2工場で合計日産100袋前後の生産能力があると推定される。 販売は食品問屋や米穀系などのチャネル。流通ルートでの販売が約70%。直販約2…続きを読む
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全国麺類特集:徳島・半田地区手延べ麺=たきはら手延製麺 新トップに瀧原美香氏
小麦加工 2020.05.30●生協や東京の進物に販路拡大 たきはら手延製麺は、半田独自の伝統製法を守りそうめん、うどん、そばをマルマン印で製造・販売する。現在、徳島県版HACCP認証(A基準相当)の認証を受けている数少ない企業。2月に同社の代表取締役に瀧原美香氏が就任した。ま…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺動向=企業間格差生まれる 老朽化設備対応も
小麦加工 2020.05.30●そうめん1皿料理推進 日配品との競合進む 九州地区は機械麺、手延べ麺を含め、乾麺の産地であり、古くは浮羽や神埼なども機械麺業者が集積し、手延べそうめんの島原を含め強大なマーケットを形作っていた。 各産地で数多い乾麺業者が存在したのは今は昔、各業…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺=五木食品 乾麺、包装麺から棒状麺など商品化多彩
小麦加工 2020.05.30五木食品は1878年熊本市古桶屋町で製粉、製麺業として「山住屋」からスタートしている。現在、「乾麺の五木」として九州地区では高いシェアを占めている。 九州の小売店頭ではほぼ同社の商品は配荷され、九州の機械麺メーカーの代表として、市場を占有している。…続きを読む
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全国麺類特集:九州地区乾麺=島原手延べそうめん 供給減で需給関係変化
小麦加工 2020.05.30●個包装商品伸びる 産地問屋市場が大きく関与、業者数は減少 昨年は盛夏の時期に全国的に冷夏となったことや西日本地区の相変わらずの豪雨によって、真夏の消費は苦戦した。これは冷夏に限ったことでなく年々、乾麺は消費減に見舞われている。 島原手延べそうめ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺概況=生麺需要の高止まり ストック需要で増加
小麦加工 2020.05.30◇冷凍麺好調維持 業務用が懸念 ●生(チルド)麺概況 19年度(19年4月~20年3月)の家庭用生麺市場は、前年比0.9%増(本誌推定)と、増加で着地した。カテゴリーでは、ラーメンが同4%増、焼そばが同3%増、うどん、そばが前年を下回り、冷し中華…続きを読む
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全国麺類特集:全国スーパー生麺動向 簡便性の高い商品を充実
小麦加工 2020.05.30本誌では全国のスーパーを対象に「生麺に関するアンケート調査」を実施し、5社から有効回答を得た。昨年の動向や今年の取り組みなどをまとめた。 ●サミット 19年度は、4月の値上げ以降、主力商品の「マルちゃん 3食焼そば」の販売数量が落ち込んだ。チラシ…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日本アクセス(冷凍) 売場への立ち寄り機会増加へ
小麦加工 2020.05.30●トレー付の個食商品が人気に 日本アクセスの19年度の家庭用冷凍食品カテゴリーは、前年並みで推移している。その中で、冷凍麺は、同4.6%増と堅調に推移した。昨年の台風などの災害や、今年2月後半からの新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ストック需要…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=シマダヤ 「流水麺」にパスタ投入
小麦加工 2020.05.30●「健美麺」業務用冷凍麺を シマダヤの家庭用チルド麺の販売状況は、「流水麺」が冷夏の影響で盛夏期に苦戦するも、新商品の「稲庭風細うどん」が販売好調だったことでうどんカテゴリーがシェアアップした。秋冬期は残暑、暖冬の影響で伸長した。「鉄板麺」は、「お…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=東洋水産 「マルちゃん焼そば」順調
小麦加工 2020.05.30●社会課題解決型商品提案も 東洋水産の20年3月期チルド麺事業は、成長して着地する見込みだ。チルド事業の主力「マルちゃん焼そば 3人前」が順調に推移する中で、ラーメン類やうどん類の販売増が売上げ拡大につながっているようだ。21年3月期の戦略は、「お…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=東洋水産(冷凍) 「価値」訴求を継続
小麦加工 2020.05.30●家庭用は順調に推移 東洋水産の20年3月期冷凍麺売上げは、業務用がけん引役となり、前年を上回って着地する見込み。産業給食や事業所給食など、従来から同社の強いチャネルで売上げを拡大した。また、カテゴリー別でも、同社が得意とするそばとラーメンがさらに…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=名城食品 構想3年かけた商品
小麦加工 2020.05.30●1食タイプ3種発売 名城食品の今春夏向け注目商品は、構想から3年かけ発売した「つゆをかけてほぐすだけお手軽」(そば、うどん、冷やし中華)シリーズ。いずれも1食タイプで、簡便・個食と時代に適した商品だ。藤原正敏社長は「本物志向の麺質とほぐれによる手…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日清食品チルド 主力中心に安定供給図る
小麦加工 2020.05.30●状況に応じた展開を 日清食品チルドは、新型コロナウイルス感染拡大という有事の事態にメーカーの使命として、消費者の求める商品の安定供給に努めていく考えだ。同社の20年3月期は、前年を上回って着地する見込み。ラーメンがけん引役となって推移したことが要…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=日清食品冷凍 ボリュームゾーンが成長
小麦加工 2020.05.30●商品の供給責任果たす 日清食品冷凍の20年3月期の販売状況は、前年比2桁近い伸長で着地見込みだ。主な要因は、ラーメン、焼そばカテゴリーの中華麺商材と、パスタが同2桁増となったため。同社の中でもボリュームゾーンのカテゴリーが順調に推移したことが成長…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=中尾食品(冷凍) パスタ・玉うどんの設備強化
小麦加工 2020.05.30●パスタ・玉うどんの設備強化で競争力向上 中尾食品グループの冷凍麺(うどん)生産能力は、冷凍麺企業が多い讃岐地区でも大手クラス。グループ全体では約300億円を売上げ、冷凍麺・冷凍食品などが前期10%以上伸び成長をけん引。1892(明治25)年創業で…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=テーブルマーク 前期家庭用・業務用ともに伸長
小麦加工 2020.05.30●「もの造り」「もの創り」こだわり テーブルマークの前期(1~12月)冷凍麺販売実績は、家庭用・業務用ともに前年クリアし、冷凍麺トータルで前年比1桁増となった。特に家庭用ではうどん・ラーメン、業務用ではうどんが堅調に推移した。NB、PB別で見ると、…続きを読む
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全国麺類特集:生麺・冷凍麺=恩地食品 「冷し国産うどん」などかるしお商品注力
小麦加工 2020.05.30恩地食品の20年3月期の売上げは、前年並みで着地した。前々期は収益面で苦戦したが、同期は収益面が改善した。 今年3月に「冷し国産うどん」を発売。めんつゆをかけるだけですぐに食べられる簡単・便利な冷し用うどんだ。「塩」を使わず、原材料は国内産小麦粉だ…続きを読む
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全国麺類特集:日本冷凍めん協会、冷凍麺生産食数調査 4年連続で過去最高を更新
小麦加工 2020.05.30日本冷凍めん協会が毎年実施している冷凍麺年間生産食数調査の結果レポートがこのほど公表された。同協会によると19年(1~12月)の総生産食数18億5223万2000食(前年比2.1%増)と増加し、4年連続の過去最高の更新となった。安定した需要を獲得して…続きを読む
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全国麺類特集:めんつゆ概況=変化する需要構造 コロナ対応と事業継続を追求
小麦加工 2020.05.30つゆは醤油やみりん、鰹節などの天然だしを豊富に使い、和食全般に使える現代の基礎調味料として定着している。市場は成熟・同質化した主力の濃縮タイプの減少を、簡便・時短の鍋つゆがカバー。最近2年で記録的な暖冬が続き、需要構造が変化してきた。温暖、超高齢、少…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=ヤマキ 好調「めんつゆ」を刷新
小麦加工 2020.05.30ヤマキは2月、販売好調な「めんつゆ」を10年ぶりに刷新した。麺に合うだしを追求し、主力の濃縮タイプの品質を差別化した。カテゴリートップの白だしは前3月期、6年連続の2桁成長を果たした。今期はそうめん、パスタといった主食、副菜などのアレンジが広がると汎…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=Mizkan 健康価値に楽しさを
小麦加工 2020.05.30Mizkanは前2月期、鍋つゆ売上げを大幅に伸ばし、トライアル購買を多く得た。濃縮の「追いがつおつゆ」が前年実績並みと健闘し、ストレートといった既存品は冷夏などで苦戦した。今期は全社でおいしさ、健康価値に加え、楽しい経験を提供する。家でもできる「おう…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=にんべん 「ゴールド」の成長継続
小麦加工 2020.05.30にんべんは前3月期、高付加価値の「ゴールド」シリーズの2桁成長を続け、つゆの素群全体でも増収した。冷夏、暖冬で煮炊きなどの調理機会が増えた。汎用性のある高濃縮の主力「つゆの素」や「白だし」が支持された。消費増税、新型コロナの感染防止による内食回帰も追…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=丸美屋食品工業 「涼麺」メニューが進化
小麦加工 2020.05.30丸美屋食品工業は具入りレトルトの「かけうま麺用ソース」を展開し、今年は主力2~3人前で「ごまだれ涼麺(リャンメン)の素」を商品化した。既存品と同じ濃厚ソースながら、さわやかな酸味を利かせ、猛暑でも食が進む。育成する1人前×2回分は販売好調なパスタ風「…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=キッコーマン食品 「具麺」で夏市場けん引
小麦加工 2020.05.30キッコーマン食品は前3月期、主力の「濃いだし本つゆ」の成長を続け、増収して着地したとみられる。濃縮4倍の経済性を多彩なレシピ提案で伝えた。夏の「具麺」シリーズはバラエティーストレートのトップとして消費増をけん引する。今期も「本つゆ」を拡販しながら、新…続きを読む
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全国麺類特集:関東めんつゆ=ヤマサ醤油 「うま!!つゆ」垂直立ち上げ
小麦加工 2020.05.30ヤマサ醤油は珍しい料理専用の「ぱぱっとちゃんと これ!うま!!つゆ」を2月から発売し、配荷順調で好スタートを切っている。TVCMを投下するなどして販促を尽くし、垂直立ち上げする。トップシェアのストレートつゆは人気の「塩レモンつゆ」などさっぱりメニュー…続きを読む
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全国麺類特集:関西めんつゆ=ヒガシマル醤油 減塩・濃厚つゆを“だし”で実現
小麦加工 2020.05.30ヒガシマル醤油は今期、だしの種類や抽出方法で減塩を実現した「宗田鰹節そうめんつゆ(塩分25%カット)」や重ねだしで濃厚な味わいの「つけ麺うどんスープ」を投入した。定番のぶっかけシリーズの400mlPETボトルとポーションとともにバラエティ豊富なつゆを…続きを読む
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全国麺類特集:関西めんつゆ=シマヤ 「周防大島いりこつゆ」発売
小麦加工 2020.05.30●コク深くまろやか シマヤが新製品として3月1日に発売した「周防大島いりこつゆストレート」(400ml、標準小売価格税別320円)は、山口県周防大島産いりこを使っただしをベースに、カツオや昆布のだしなどをバランスよく配合し、コク深いまろやかな味わいに仕…続きを読む
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全国麺類特集:関西めんつゆ=創味食品 「創味のつゆ」をだしまろ酢・シャンタン…
小麦加工 2020.05.30創味食品は今期、19年度の大ヒット商品「創味 だしのきいたまろやかなお酢(だしまろ酢)」で流入した新規ユーザーを看板商品「創味のつゆ」へつなげていく。 1987年発売で同社初の市販用商品「創味のつゆ」はプロの味との評価を受けて料理好きに愛用されたが…続きを読む
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全国麺類特集:関西めんつゆ=日本丸天醤油 つゆ関連手堅く提案
小麦加工 2020.05.30日本丸天醤油は今期、つゆの新商品なしで既存品の定着化を目指す。価格重視の定番ボリューム商品から差別化商品への移行に重点を置く。 つゆ商品はPETや瓶で展開する「そうめんつゆ」「ざるうどんつゆ」などの定番ストレート、上品な味わいの「揖保のつゆ」「天翔…続きを読む
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全国麺類特集:関西めんつゆ=盛田 「さば節だしつゆ」発売 SABARとコラボ…
小麦加工 2020.05.30盛田は春夏新商品として、サバ料理店SABARとコラボした「盛田さば節だしつゆ」を発売した。鯖節ならではの濃厚なコクと甘さを引き立てるため、まろやかな味わいの丸大豆醤油と昔ながらの本返しを合わせて、使い勝手の良い3倍濃縮の万能つゆに仕上げた。 濃厚な…続きを読む
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全国麺類特集:中部めんつゆ=ヤマモリ 主力「PETストレートつゆ」年間定番化…
小麦加工 2020.05.30ヤマモリの19年度つゆの販売概況は、夏場の主力品「PETストレートつゆ」が、7月の全国的な冷夏による販売減の影響が大きく、売上高は前年比4%減。18年度まで販売していた麺用ソース「大人の麺ソース」の終売分を、他商品でカバーできなかったことも影響を受け…続きを読む
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全国麺類特集:中部めんつゆ=寿がきや食品 名店監修「混ぜ麺の素」2品に注目
小麦加工 2020.05.30寿がきや食品は今春、名店が監修した混ぜ麺の素2品を発売。「ゴーゴーカレー監修 カレーまぜめんの素」は、金沢カレーブームの火付け役として知られるゴーゴーカレー監修のもと、特徴の濃厚さがクセになる味わいで、玉ネギや粒状大豆タンパクが入った具材感のある商品…続きを読む
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全国麺類特集:四国めんつゆ=タケサン 多彩な「ぶっかけ」ラインアップ
小麦加工 2020.05.30タケサンの主力商品は、鰹節といりこの豊かな風味をベースに小豆島産の本醸造醤油などを合わせた本格的な讃岐のだし「讃岐ぶっかけうどんだし」(300ml、税別250円)と、これにスダチを加えた「すだち讃岐ぶっかけうどんだし」(300ml、同280円)の2品…続きを読む
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全国麺類特集:四国めんつゆ=マルトモ おいしさと健康をアピール
小麦加工 2020.05.30マルトモは、つゆの市販用商品として「枕崎かつおつゆ500ml」「同1l」「本格かつおだし醤油300ml」「昆布かつおつゆ500ml「万能白だし500ml」「鰹節屋の白だし500ml」のほか、注目のあご煮干しを使用した「焙焼あごだしつゆ500ml」を昨…続きを読む
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全国麺類特集:編集後記
小麦加工 2020.05.30「平成」から「令和」という新元号になって初めての年越しをし、東京2020が開催されるという新しい日本の始まりに期待しないでいられない2020年のスタートだったと思う。個人的には前任者から、この「全国麺類特集」の主担当を引き継ぎ、中身を大幅刷新して新た…続きを読む