海外日本食 成功の分水嶺(67)そば職人 井上和夫さん<上> タイでそばを栽培して18年

連載 外食 2019.01.09 11817号 07面
満開のそば畑の前で井上和夫さんと妻のヌイさん=18年12月、タイ・チェンライで。提供写真

満開のそば畑の前で井上和夫さんと妻のヌイさん=18年12月、タイ・チェンライで。提供写真

 タイの首都バンコクから北に700km。ミャンマーとの国境に近いチェンライ県の山裾に近い畑では、年末年始のこの時期になると白色のかれんなそばの花で満開となる。年によっても異なるが、総面積は最大でも50ラ  イ(8万平方m)ほど。開花は短く数日で咲き終え、播種後60日ほどで収穫期を迎える。ここで取れた玄そばは、注文に応じてそのほとんどが最大の消費地バンコクに出荷されている。  畑を耕し管理しているのは、北海道浜中町出身の井上和夫さん(73)。ここでそばを

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