海外日本食 成功の分水嶺
海外日本食 成功の分水嶺(85)しゃかりきナナ店<上>

荒東英貴さんが独立を目指す日本式居酒屋「しゃかりきナナ店」=タイ・バンコクで小堀晋一が9月19日写す
●海外だからできた「独立」 巨漢120kg。「ひでちゃん」の愛称で親しまれる日本式居酒屋「しゃかりきナナ店」(バンコク・ナナ)の店長、荒東英貴さん(31)は今、人生で最も上り調子にいるのかもしれない。タイの首都バンコクとミャンマー・ヤンゴン、マレーシア・クアラルンプールなどで約30店舗を展開する居酒屋チェーン「しゃかりき432゛(しみず)グループ」のオーナー清水友彦さんから今年3月、晴れて「独立」を言い渡されたのだ。「お前、そろそろ自分でやらにゃああかん」 事実上ののれ
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海外日本食 成功の分水嶺
外食●海外だからできた「独立」 巨漢120kg。「ひでちゃん」の愛称で親しまれる日本式居酒屋「しゃかりきナナ店」(バンコク・ナナ)の店長、荒東英貴さん(31)は今、人生で最も上り調子にいるのかもしれない。タイの首都バンコ […]
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海外日本食 成功の分水嶺(88)米福&エイオス(タイ王国)〈下〉
総合 2019.11.22●農家、国の発展のために タイ最北端チェンライ県などで、日本米のあきたこまちの生産を行っている日タイ合弁の農業生産会社「米福&エイオス(タイ王国)」のゼネラル・マネジャーを務めるソンポンさん(32)は、中部サラブリー県の農家の長男。今年61歳を迎えた父…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(87)米福&エイオス(タイ王国)〈上〉
総合 2019.11.20●タイでおいしい日本米を 一面に青々と広がる稲穂の海。順調に生育すれば、稲刈りまであと2ヵ月と少し--。ここはタイ最北端チェンライ県にある水田。植えられているのは、日本で品種改良され誕生したおなじみの日本米ブランド「あきたこまち」だ。 田んぼを管理する…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(86)しゃかりきナナ店〈下〉
外食 2019.10.23●諦めた格闘技も再挑戦 日本での絶望的な職場環境から、タイで「独立」を果たそうとしている日本式居酒屋「しゃかりきナナ店」の店長、荒東英貴さん(31)。「ひでちゃん」の愛称で親しまれる巨漢120kgの若者だが、とにかくフットワークが軽い。しゃかりきグ…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(85)しゃかりきナナ店<上>
外食 2019.10.18●海外だからできた「独立」 巨漢120kg。「ひでちゃん」の愛称で親しまれる日本式居酒屋「しゃかりきナナ店」(バンコク・ナナ)の店長、荒東英貴さん(31)は今、人生で最も上り調子にいるのかもしれない。タイの首都バンコクとミャンマー・ヤンゴン、マレー…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(84)おにぎり販売「カフェ21」〈下〉
外食 2019.09.13●頑張る日本企業を応援 日本発祥のソウルフード「おにぎり」を2014年、タイのバンコクで初めて本格販売したのが日系の人材紹介業「パーソネルコンサルタント・マンパワー・タイランド」(小田原靖社長)。販売店舗の「カフェ21」はオフィスビルの人通りの多い場所…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(83)おにぎり販売「カフェ21」〈上〉
外食 2019.09.09●おにぎり伝えた日系企業 ふっくら艶やかな日本米に、ちょうど良い塩加減。アクセントの効いた新鮮な具材に、パリパリ海苔の醸し出す潮の香りが一段と食欲をそそる。これぞ日本発祥のソウルフード、おふくろの味「おにぎり」。どこでも食べられる手軽さが、また人気の秘…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(82)在バンコク日本料理店「花屋」〈下〉
外食 2019.08.19●家業継ぐ3代目の責務 タイの首都バンコクで戦前から営業する日本料理店「花屋」。その3代目の綿貫賀夫さん(43)はタイ生まれのタイ育ち。幼いころは日本で暮らしたことはなかった。将来を考え、両親が日本の高校に通わせようと考えたのはバンコク日本人学校2年の…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(81)在バンコク日本料理店「花屋」〈上〉
外食 2019.08.16●タイで最古、開業1939年 タイの首都バンコクにある旧市街地バーンラック。ここに戦前から営業する日本料理店「花屋」がある。1939年9月の開業は、世界史の年表をひもといてみると欧州で第2次世界大戦が勃発した年。アジアでは旧日本軍が日中戦争を戦っていた…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(80)黒ニンニク製造販売ペロン・ヤスさん〈下〉
外食 2019.07.12●タイに魅せられ移住決意 滋養強壮効果のあるニンニクを加熱熟成させて出来上がる「黒ニンニク」の生産を、このほどタイで始めた日本人俳優の「ペロン・ヤス」こと宮内靖彦さん。タイとの付き合いはもう20年以上になる。大阪・岸和田生まれ。高校を卒業後、大阪の吉本…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(79)黒ニンニク製造販売ペロン・ヤスさん〈上〉
外食 2019.07.10●タイで日本の健康食品を 見た目は、中華料理などに使用される「ニンニク」そのもの。でも、皮をむいて中から出てくるのは真っ黒に変色したドライフルーツのプルーンのような塊。試しに口に入れてみるとしっとりとした感覚に、まるで果物のような甘み。完全無添加、病気…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(78)たこ焼き・お好み焼き・焼そば「祭」<下>
外食 2019.06.05●プロ増えてきた催事現場 タイの百貨店などで開催される催事で、大阪名物のたこ焼きやお好み焼き、焼そばを提供しているチーム「祭」。主宰する山内敏明さんはこの道35年の大ベテラン。その原点は、高校3年生の時に出合った「大阪築城博覧会」の出店ブースにあった。…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(77)たこ焼き・お好み焼き・焼そば「祭」<上>
外食 2019.06.03●日本ブランドだから来る 日本の縁日かと見間違うかのような華やかな店づくりに桜の造花。おのおのの店先には、「いらっしゃいませ」や「毎度おおきに」といった日本語の案内。それだけを見れば、ここが外国であることをすっかり忘れさせてしまいそう。そんな日本の「祭…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(76)「豚骨火山らーめん」<下> 多業態展開でリス…
外食 2019.05.15もうもうと湯気を上げる「豚骨火山らーめん」を看板メニューに、タイ進出を果たした外食事業の「サンパーク」(大阪)。その現地法人「サンパークバンコク」の1号店が単月黒字化を達成したのは、開店わずか10ヵ月のこと。入念な市場調査とタイ人顧客を意識した徹底した…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(75)「豚骨火山らーめん」<上> パフォーマンスで…
外食 2019.05.13火山に見立てた真っ赤な食器の中でラーメンが白い湯気を立て沸騰する、そんな一風変わった日系のラーメン店がタイの首都バンコクで人気を集めている。日本でもあまり見慣れない光景に、新しもの好きのタイ人客が食べるのも忘れ、スマートフォン(多機能携帯電話)片手に撮…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(74)「仙台ラーメンもっこり」<下>「ありがとう」…
外食 2019.04.08タイ・バンコクで「仙台ラーメンもっこり」を営む木村敦弘さんは、山形盆地の南端、山形県上山市の出身。400年続く地主の息子で、大学卒業後は郷里に戻って地元企業に就職。将来を模索する日々を送っていた。 ある日、地元商工会のセミナーに出席した時のこと。そ…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(73)「仙台ラーメンもっこり」<上> 日本に働き手…
外食 2019.04.05タイの首都バンコクでラーメン店「仙台ラーメンもっこり」を営む木村敦弘さん(56)は、今年でタイ出店14年目。日本の郷里に近い東北・岩手県などでもラーメン店を展開しており、タイに拠点を置きながらも日本とを行き来する。今年3月にも日本に一時帰国し、北東北…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(72)ジャパニーズビストロ「ポコ・ア・ポコ」
外食 2019.03.11●お前の好きな通りにやれ バンコクのエカマイでジャパニーズビストロ「ポコ・ア・ポコ」を昨年末にオープンさせた深澤晋一さん(41)は、千葉県出身の洋食シェフ。17歳で料理の道に入り、千葉や東京などで修行を積んだ。街ではダイニングバーやリビングバーなど…続きを読む
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海外日本食 成功の分水嶺(71)ジャパニーズビストロ「ポコ・ア・ポコ」 少し…
外食 2019.03.08日本人が多く住むバンコク・スクンビット通りのソイエカマイ。通りを10分ほど入ったところに昨年暮れ、オープンしたばかりのジャパニーズビストロ「ポコ・ア・ポコ」はある。イタリア語で「少しずつ」が店名の由来。オーナーでシェフの深澤晋一さん(41)は、20年…続きを読む