海外日本食 成功の分水嶺(20)ジャパニーズレストラン「竹亭」<下> 大切なのは人と人

外食 連載 2017.01.13 11467号 02面
「従業員には伸び伸びと笑顔で接客してほしい」と話す橋本修一さん(後列中央)=タイ・バンコクで小堀晋一が16年12月18日写す

「従業員には伸び伸びと笑顔で接客してほしい」と話す橋本修一さん(後列中央)=タイ・バンコクで小堀晋一が16年12月18日写す

 タイ・バンコクにあるジャパニーズレストラン「竹亭」のオーナー橋本修一さんがオフィス街のシーロム地区に店を出したころ、付近に競合店はまだほとんどなかった。銀行の本店などが建ち並ぶ一帯は欧米出身者も多く、日本食を知る外国人も少なくない。こうした客を取り込もうと提供を始めたのが、フュージョン系寿司ロールなどの創作・新作料理だった。  「出店当初は、豚カツに炒め物といった普通の和定食屋」。客の要望に合わせるうちにメニューも拡大。今では100種類以上に及ぶ。そ

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