海外日本食 成功の分水嶺(54)ミートコンパニオン「和牛サムライ」<下>

外食 連載 2018.06.13 11714号 03面
直営レストラン「和牛サムライ」はこじゃれた森の中にある。写真の人物は福島孝義さん=タイ・バンコクで小堀晋一が5月29日写す

直営レストラン「和牛サムライ」はこじゃれた森の中にある。写真の人物は福島孝義さん=タイ・バンコクで小堀晋一が5月29日写す

 ●飽くなき追求と達成感  タイの和牛市場で4分の1のシェアを誇る食肉卸業、ミートコンパニオン(東京・立川)の海外事業ブランド「和牛サムライ(WAGYU SAMURAI)」。その常駐責任者を務める常務執行役員の福島孝義さんは、幼少からの生粋の“肉職人”だ。  神奈川県生まれ。実家は精肉店を経営。幼いころから父親が自宅で食肉を切るのを見て育った。日々の暮らしは精肉とともにあり、いつしか「自分も将来、食肉に関わる仕事に就くのだろう」

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